社会貢献活動
基本的な考え方
NTT東日本グループでは、「地域循環型の共創」というパーパスの実現に向けて、地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業をめざし、社員一人ひとりが継続的かつ発展的に社会貢献活動に取り組んでいます。
具体的には、既存で取り組んでいる活動を発展させ拡大するほか、社会課題を起因としたテーマをもとに新たな取り組みを創出するなど、”量”と”質”の両面から推進しています。
推進体制
NTT東日本グループでは、独自のプラットフォーム等を活用して誰もが参加しやすい環境を整備し組織の垣根を越えて事業部・支店、グループ会社が連携を図りながら、それぞれの地域特性やニーズにあわせた社会貢献活動を展開しています。
また、年に1度、優れた社会貢献活動に対して称える表彰制度を設けることによって、価値向上に努めています。
社会貢献に関する全社的プログラム
NTT東日本では、高齢者やお身体の不自由な方々と、安心・安全で便利な暮らしをつなぐ福祉機器を提供しています。
また、一人暮らしの高齢者やお身体の不自由な方々向けに、ファクスを通じた便利なサービスや、番号案内サービス、外出先でのコミュニケーションのサポート、点字サービス等のさまざまな福祉サービスの提供をとおして、安心安全で、便利な社会づくりに貢献しています。
電話お願い手帳Web版/アプリ版のご紹介
「電話お願い手帳」(以下、本手帳)は、耳や言葉の不自由な方が、外出先で電話連絡等を行う必要が生じた際に、用件や連絡先等を書いて近くの方にご協力をお願いするためのコミュニケーションツールです。
1983年に千葉県の流山電報電話局(当時)に寄せられたお客さまのご要望をヒントに発行して以来、毎年内容を充実させながら継続して約6,000部を発行し、2020年で39年目となりました。本手帳には、電話に関するお問い合わせ、ご注文をファクスで承る「NTTふれあいファクス」の案内や、災害・緊急時に役立つ「災害用伝言ダイヤル(171)」「災害用伝言板(web171)」の情報等も掲載しています。
2016年12月には、インターネットに接続できる携帯端末等(スマートフォン、フィーチャーフォン等)の普及が進んでいることを踏まえ、利用者の利便性向上を目的として、「電話お願い手帳Web版/アプリ版」の提供を開始しています。緊急時の利用を想定し、災害時等で通信が途絶えた際にも利用可能な仕様となっており、GPS機能を利用し、地図情報の表示を用いた円滑な情報伝達ができます。
今後も、耳や言葉の不自由な方にとって、より使いやすいコミュニケーションツールとなるよう取り組んでいきます。
NTTファクス115のご紹介
「NTTファクス115」は、耳や言葉の不自由な方など、電話で電報サービスがご利用できない方々を対象とした、電報のお申し込みをファクスからお受けするサービスです。
電報の申し込みファクス番号:0120-789379(全国共通)
- ※NTT東日本エリア(新潟県、長野県、山梨県以東の17都道県)
午前8時∼午後7時(年中無休) - ※NTT西日本エリア(富山県、岐阜県、静岡県以西の30府県)
午前9時∼午後5時(年中無休)
料金:メッセージ料金と電報台紙の種類により、所定の料金が必要です。
- ※午後2時までに受付が完了した電報は、当日配達※いたします。
※一部対象外があります。 - ※通信料は無料ですが、コンビニエンスストアなどに設置されているファクスをご利用の場合は、ファクス使用料が必要な場合があります。
- ※番号をお確かめのうえ、お間違えのないようお願いいたします。
●電報サービスは、インターネットホームページ「D-MAIL」でもご利用いただけます。
※インターネットの通信料、接続料はお客様のご負担になります
NTTふれあいファクスのご紹介
NTTふれあいファクスは、電話の移転、ご注文、故障等のご相談をはじめ、サービスのお問い合わせ等、NTT東日本へのご相談をファクスでお受けするサービスです。
受付ファクス番号:0120-700-133
- ※東日本エリアのみとなります。
料金:通話料、手数料は無料です。
- ※通話料、手数料は無料ですが、コンビニエンスストア等に設置されているファクスをご利用の場合は、ファクス使用料が必要な場合があります。
- ※番号をお確かめのうえ、お間違えのないようお願いいたします。
地域における社会貢献活動
NTT東日本グループでは、社員ひとりひとりが地域社会の一員として、環境活動をはじめ新たな地域の価値創造に向け、積極的に社会への貢献活動を実施しています。
「福島ひまわり里親プロジェクト」への参画
「福島ひまわり里親プロジェクト」とは、NPO法人チームふくしまが2011年から展開している東日本大震災復興支援活動で、現在全国で50万名が参加しています。NTT東日本が「里親」としてひまわりの種を購入し、職場・自宅等でひまわりを栽培し、種を収穫、チームふくしまへ送付する取り組みを行っています。収集した種はおもに福島各地で「復興のシンボル」としてひまわりを栽培するのに活用していただいている他、バイオエネルギーを抽出し、福島交通のバスの運行に使用していただく等しています。
NTT東日本グループは、復興支援という観点と、社員が自宅で行う環境活動という観点の2つの目的で参加しています。NTT東日本グループの中で最初にこのプロジェクトに参加をしたのは神奈川事業部です。NTT東日本の全社的な取り組みとして、神奈川事業部の取り組みを、環境担当者が集まる社内会議でベストプラクティスとして取り上げ、展開することで始まりました。
2023年度は6,700名を超える社員が自宅でひまわりを栽培し、約235kgの種をチームふくしまへ贈呈しました。また、社内ウエブサイトには社員が自分で育てた「ひまわりのフォトギャラリー」を掲載し、写真を共有することで参加者同士の活動を奨励しています。
オレンジひまわりプロジェクト
大宮アルディージャ(エヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社)は、「スポーツを通じて夢と感動をわかち合える、より良い地域社会の実現に貢献します。」という理念のもと、2021年度より選手やファン・サポーターが参加して種まき、水やり、収穫等「福島ひまわり里親プロジェクト」の活動を実施しています。
2023年からは、「オレンジひまわりプロジェクト」と題して、NTT東日本と大宮アルディージャの共同プロジェクトとして、ホームゲームのスタジアムにてひまわりの種を来場者に配布し、それを育ててもらい、秋に改めて収穫した種をスタジアムに持って来てもらうという、オリジナル企画のイベントも行っています。
地域のスポーツチーム、自治体、地元企業と連携した活動
NTT東日本グループは、地域の自治体、学校、企業、NPO、住民の皆さまと連携して社会貢献活動に取り組んでいます。
一例として、2023年10月に、「カーボンニュートラルの社会に向けて脱炭素につながる取り組みを推進していく」ことを目的に大宮アルディージャと地元のパートナー企業、自治体と一緒に、「デコ活 AtoZ キックオフデー」と銘打ち、ファン・サポーター向けに環境に対する日常的な行動変容を促すイベントを行いました。
一企業だけでは成し遂げられないテーマを自治体、企業、地域住民と連携した活動にすることにより、社会の課題解決につながることと確信して、継続的に活動を実施します。
SDGs課外授業
NTT東日本グループは、持続可能な社会を次世代へつなげていくための活動の一環として、地域の学校での課外授業を実施しています。2023年度は、東京都内の小学校へ訪問し、「SDGsとは」「私たちができること」「NTT東日本のSDGs達成にむけた取り組み」といったテーマで課外授業を実施しました。また、NTT中央研修センタ内の「e-City Labo」へ千葉県千葉市内の中学生約200名に来場いただき、サステナブルな社会の実現にむけたNTT東日本グループの取り組みに関する講義や、ICTを用いた地域課題の解決についてのワークショップを開催しました。
シンボルスポーツ社員の取り組み
NTT東日本グループは、企業スポーツ活動をとおして社会への貢献をめざしています。
野球部は、都市対抗野球大会本戦において、2017年の優勝を含め、この10年間で黒獅子旗(優勝)1回、白獅子旗(準優勝)2回、黄獅子旗(ベスト4)2回、バドミントン部は、日本リーグ2014(現S/Jリーグ)において男女とも無敗で悲願のアベック優勝を果たすとともに、その他大会においても常に上位の成績を収めています。
また、漕艇部は2016年〜2022年の全日本選手権大会男子エイト種目において前人未到の7連覇を成し遂げ国内のボート界でトップの地位を築いているほか、パラ陸上の桑早生(たかくわ さき)選手は国内外の主要大会でも常に好成績を収めています。
こうした輝かしい活躍により、2021年に行われた東京2020オリンピック・パラリンピックでは日本代表として3名の選手を輩出することができ、スポーツファンの皆さまと感動を共有し合えるチームへと成長し続けています。
企業スポーツチームとして、「チームを支え応援いただく方々への感謝の気持ちを常に忘れず、真摯に競技と向き合い、相互尊敬に基づくスポーツにおけるフェアプレーの精神を深めつつ、競技力の向上と心身の健全な成長に全力を尽くす」ことを掲げ、「NTT東日本シンボルスポーツ倫理規範」を制定いたしました。
スポーツを通じた社会・地域貢献活動の一環として、「青少年の健全な育成」・「スポーツ振興」を目的に、例年、チームごとにスポーツ教室を開催しています。2023年度においても東日本各地を訪問し、小中学生から大人まで数多くの幅広いプレーヤーの皆さまと触れ合い、技術指導等実施いたしました。
NTT東日本グループは、これまで築き上げてきた地域の皆さまとのつながりを糧に、良き企業市民として積極的に地域に根ざしたさまざまな社会貢献活動を行っていくことで、地域社会との絆をつなぎ、信頼される企業であり続けます。