ワークインライフ
基本的な考え方
NTT東日本グループは、「家族や友人、趣味、休みなどと同じように仕事も自分の人生の中の1つとして捉える」という考え方の下、ワークインライフを実現していく観点から、「リモートワーク」を基本に働く時間や場所の自由度を高める取り組みを推進しています。
ワークインライフ実現への取り組み
社員の自律的な働き方とワークインライフの実現に向けて、制度・意識・環境の3つの観点で取り組みを行ってきました。
取り組みの進展
リモートスタンダード利用によるライフスタイルに合わせた働き方の選択
NTT東日本グループではこれまで、時短勤務や分断勤務、スーパーフレックス制度等、社員が自律的に働く時間を選択できる制度を整備してきましたが、2022年7月、居住地を国内なら原則自由とする「リモートスタンダード」を導入し、より自身のライフスタイルに合わせた働き方が選択可能になりました。導入後は、リモートワーク実施率、育児・介護休職取得社員のフルタイム復職率が大幅に伸びています。
引き続き、リモートワークを基本としつつ、出社による「直接対面」と「リモート」のそれぞれの良さを組み合わせた働き方「ハイブリッドワーク」を推進し、人事異動による単身赴任の積極解消に取り組むとともに、社員のWell-Being推進および組織としての生産性や創造性の向上をめざします。
リモートスタンダード概要
リモートワーク実施率・フルタイムでの復職率の推移
2020年度 (リモートスタンダード導入前) |
2022年度 (リモートスタンダード導入後) |
2023年度 (リモートスタンダード導入後) |
|
---|---|---|---|
リモートワーク実施率※1 | 47% | 72% | 71% |
フルタイムでの復職率※2 | 34% | 61% | 54% |
- ※1オフィスワーカーのみ
- ※2育児休職・介護休職取得社員のうち、フルタイムで復職した割合
次世代育成支援・女性活躍の行動計画
NTT東日本は、次世代育成支援対策推進法・女性活躍推進法に基づき、2023年4月1日〜2026年3月31日の行動計画を策定し、実践しています。
めざす方向性
性別や年齢、人種、国籍、障がいの有無、性的指向、性自認を問わず、また一人ひとりが抱える様々な制約の有無に関わらず、多様な人材が活躍できる職場づくりをめざし、ワークライフマネジメントの実現がイノベーションの創出や生産性の向上につながることへの理解を深め、効率的で柔軟な働き方を推進していく
目標
- 社員のキャリアステージにあわせた育成・キャリアアップ支援 女性活躍
- 2025年度末までに女性管理者比率15%以上をめざす
- 新卒採用女性比率30%以上めざす
- 女性学生向け説明会、イベント等の実施
- 育児休職復帰者研修や女性キャリア研修などライフイベントや、各人のキャリアアップのタイミングにあわせた研修・施策の実施
- ワークライフマネジメントの推進に向けた取り組みの実施 次世代育成 女性活躍
- 年間時間外労働650時間超え社員ゼロ⇒36協定
- テレワーク推進
- 育児・介護との両立をする社員に対する職場理解の推進 次世代育成 女性活躍
- 男性社員の育休、ライフプラン休暇(育児)の取得率100%
- 産休前三者面談の実施による社員本人の仕事と育児の両立への意識啓発と職場上長を巻き込んだ職場理解の醸成
- 男性社員向けの育児休職に関する座談会等の実施
- 多様な人材が活躍できる職場作り・意識醸成 次世代育成 女性活躍
- eラーニングや研修を活用した、社員の制度利用に関する知識の向上と利用促進
- 社内ホームページ内の充実、コミュニケーションハンドブック等ツールの活用
紙使用量
NTTグループは、新たな経営スタイル変革の一環として、2025年度までにグループ全体の紙使用を原則ゼロ化することをめざしています。
NTT東日本グループでも、2025年度紙使用原則ゼロ化のためのKPIを設定し、目標達成に向けた各種取り組み(リモートワークを基本とする働き方の推進、業務のDX化 等)に取り組んでいます。
紙使用量と削減率の推移(NTT東日本グループ)
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|---|
紙使用量※(事務用紙) | 380t (対前年削減率▲22%) |
260t (対前年削減率▲32%) |
85t (対前年削減率▲67%) |
- ※お客様要望に基づく紙利用・官公庁への提出書類・電報・電話帳、請求書を除く
自律的な働き方の推進
制度改革・意識醸成や環境整備の取り組みをとおし、NTT東日本グループでは自律的な働き方を実践する社員が増えています。
全社員へ実施したアンケートでは、「自律的な働き方を選択できているか」という設問に対し、63%の社員が肯定的な回答をしています。
全社員アンケート結果(NTT東日本グループ)
2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|
「自律的な働き方※ができている」と回答した社員割合 | 53% | 63% |
- ※自律的な働き方:自律的にリモートまたは出社を選択できる、フレックスを活用できる