Interview -人を知る
地方のお客さまと先端技術をつなげて、地域活性化につながるソリューションをうみだせ。
ワタシInterview
Tomomi UEDA 上田 朋美
システムエンジニア
ビジネスイノベーション本部 ソリューションアーキテクト部
先端技術グループ第二担当
2019年度入社・農学生命科学研究科修了


ワタシHistory
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学生時代
学生時代は生命科学を専攻し、微生物が環境に及ぼす影響について研究を行っていました。アメリカで開催された国際学会での研究発表も経験しました。
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就職活動
社会への影響力の大きさや、入社後に活躍できる領域の広さを重視して就職活動を進めていました。その中でもNTT東日本に興味を持ったのは、生活を支える通信インフラ事業を軸に、地域活性化に向けたさまざまな事業を展開していたからです。働きやすい環境や制度が整っている点や、説明会やOBOG訪問でお会いした社員の皆さんの人柄も魅力的でした。
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入社〜2年目
岩手支店にSEとして配属され、教育分野のお客さまに向けて、ネットワークやシステムの提案、設計・構築、運用業務を経験しました。ちょうどGIGAスクール構想※がスタートする頃で、数万人規模の教職員や生徒の皆さまが利用するネットワーク環境の整備を担当し、責任感とともに大きなやりがいを感じました。
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3年目〜現在
本社のビジネスイノベーション本部にて、セキュリティやクラウドをテーマに、お客さまが抱える課題解決のためのソリューションを企画し、リリース後の拡販活動にも取り組んでいます。現場の営業担当からお客さまの課題やニーズを聞き、ソリューションに落とし込むこともあれば、自分たちで新しい技術や市場動向をキャッチアップし、提案につなげることもあります。
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将来の夢
地域の発展に貢献できる人材になりたいと考えています。そのためにもまずはSEとして幅広く業務を経験し、AIをはじめとする最先端技術のスキルなども身に付け、技術的な観点からお客さまの課題解決に向けた提案をしていきたいです。
※2019年に開始された、全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する文部科学省の取り組み
ワタシQuestion
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01
NTT東日本を選んだ理由
私自身が地方出身ということもあり、地域活性化に興味を持っていました。NTT東日本に入社を決めたのは、教育や自治体など、さまざまな業界と通信をかけ合わせて、地域のお客さまの課題解決に取り組んでいる点に魅力を感じたからです。NTT東日本といえば、通信のインフラ事業を行っているイメージが強くありましたが、説明会に足を運ぶ中で、通信基盤を活かした新たな事業展開に取り組んでいることを知りました。説明会では、「今が変革のタイミングだ」「変わっていかなければならない」という言葉を何度も耳にし、安定した事業がありながらも、変化や挑戦を恐れない社風なのだと意外に思ったことを覚えています。先輩社員の皆さんは優しく、穏やかな雰囲気の方が多かったのですが、一方で新しいことを自ら提案し、挑戦していることを楽しそうにお話してくださったのが印象的でとてもワクワクしました。私もこの会社で、地域を盛り上げる新しいことに挑戦してみたいと思い、入社を決めました。
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02
入社した頃の第一印象は?
岩手支店に配属された直後から、県内にある80校ほどの県立学校を管轄する教育委員会と一緒に、各学校の古くなったルーターやスイッチを更改したり、GIGAスクール構想の実現に向けてWi-Fi環境を整えるなど、ネットワーク基盤を整備する案件に関わることになりました。1年目から数億円規模の案件に参画させていただき、事業規模の大きさを改めて実感しました。先輩社員のサポートを受けながらではありますが、一部プロジェクトのマネージャーを任せてもらえるなど、若手でも裁量を持って多くの業務を担当できることにも驚きました。大学時代は生命科学を学んでいたこともあり、ITの知識がほぼない状態で入社したため不安もありましたが、研修制度やサポート体制が充実していて、安心して業務に臨むことができました。
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03
仲間との成功体験
1年目の頃、システムを導入した学校の教職員の皆さま数百名に向けた利用説明会を行う機会があり、説明内容の検討から資料の作成、お客さまへの説明までを、1つ上の先輩とともに担当しました。教職員の皆さまはITの専門家ではないため、なるべく詳しく説明したいと思いつつ、あまり専門的な話になりすぎないよう、限られた時間の中で何を伝えるべきか、先輩と日々議論しながら準備を進めました。教職員の皆さまに寄り添った説明にしたいと思ったときに、私たちSEの視点と教職員の皆さまの視点はまったく違うと感じたため、社内でもSEほど技術に触れていない営業の同期にも協力を仰ぐことに。システムを提案した私たちにとっては当たり前のことでも、営業の同期に聞いてもらうと、「そもそもこの言葉の意味は?」「この順番で説明されても伝わらないかもしれない」など、自分たちにはない疑問や気づきをたくさんもらうことができ、そうした意見も取り入れながら、資料をブラッシュアップしていきました。そして迎えた当日、ご参加いただいた方からは、「わかりやすかった」「わからなかったことが解決した」と声をかけていただき、とてもうれしかったことを覚えています。
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04
成長を感じたのはどんなとき?
岩手支店に配属後2年目で、案件のプロジェクトマネージャーを任せていただけたときです。お客さまである教育委員会が管轄する各学校のWi-Fi環境を整備するプロジェクトで、スケジュール管理や関連会社とのやり取り、お客さまへの進捗共有や要件のすり合わせなど、案件全体のマネジメントを担当しました。純粋に技術面でのスキルが足りず、案件の動かし方がわからないというのもありましたが、一番苦労したのはコミュニケーションでした。お客さまの中で意見が食い違っているときにどの意見を採用すればいいのか、お客さまの要望を関連会社の方にどう伝えればいいのかなど、自分が窓口だからこそ直面した初めての悩みがたくさんありました。配属直後からトレーナーとして仕事をサポートしてくれた先輩の現場での立ち振る舞いやコミュニケーションの取り方を見て学んだり、わからないことは積極的に質問しながら、なんとか無事にプロジェクトを完遂することができたときは成長を感じられましたし、お客さまから「ちゃんと動いているよ」という声を聞けたときは、すべての苦労が報われました!
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05
NTT東日本でしか経験できないと思うこと
当社は東日本エリアの17都道県各地に計29ヶ所の拠点があり、さらに各拠点に営業や企画など、さまざまな業務を得意とする人がいます。自治体や地域の企業との関わりも深く、課題を聞くところから解決策の提案まで、地域に寄り添った関わり方ができるところが、NTT東日本の大きな特色だと思っています。私自身も岩手支店にいたときは、県内各地の学校に実際に足を運び、直接お客さまの声を聞きながらネットワーク環境の改善に寄与するという貴重な経験を積むことができました。また地域のお祭りやイベントへの参加を通して地域の方との交流を深められたことも、通信技術で地元に根付いた事業を展開してきたNTT東日本だからこその経験だと感じました。
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06
NTT東日本が世の中に対してできること
会社として新しい事業をどんどん推進しているところではありますが、根本にあるのは通信事業です。これからも安定した通信サービスを守り続けることが、世の中に対して私たちが果たしていくべき使命の一つなのだと思っています。その上で、通信事業にとどまらない、地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業として、地域の皆さまの課題解決や、より良い未来につながるような提案をしていくことも私たちの役割だと思っています。2020年には社内で地方創生推進部が発足し、ICTを活用したスマート農業の推進や自治体業務のDXの支援など、新たな取り組みも始まっています。私も技術力を磨き、地域活性化につながるような新たな提案を行っていきたいです。
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07
今の仕事でやりがいを感じる瞬間
私たちが手掛けているのは、お客さまの課題を解決するソリューションを技術的な視点を持って企画・提案する業務です。自分たちで一からプログラムを書くことはあまりありませんが、ソリューションの開発を進める中では要件通りに動作するかなど、技術的な検証を行う場面もあります。高度なITの知識が求められるため、わからないことがあれば上司や先輩に確認することはもちろん、社内外の研修に参加したり、必要な資格取得に向けて勉強するなど、自分でも知識をキャッチアップしていく必要があり、苦労することもあります。ですが、企画や開発に携わったソリューションが無事にリリースされ、会社のホームページに掲載されるなど、仕事の成果が目に見える形で感じられたときには大きなやりがいを感じます。お客さまや営業担当から感謝の言葉をかけられると素直にうれしいですし、日々のモチベーションにもなっています。
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08
心に残る先輩からの教え
これまでにお世話になった先輩方は皆、私が行う作業内容だけでなく、その後の工程や最終的な目的も合わせて伝えてくださっていました。そこで、ただ目の前の作業をこなすのではなく、最終的にどうなるのかまで、広い視野を持って業務に取り組むことの大切さを学びました。今は私にも後輩ができましたが、仕事をお願いするときは、作業を任せるだけにならないよう、まずは目的を伝え、そのために何をしたらいいのかは後輩自身に考えてもらうことを意識して、サポートするようにしています。
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09
普段から工夫している働き方
在宅勤務やフレックスタイム制度、分断勤務などの制度を活用し、メリハリをつけて働くようにしています。現在の部署は在宅勤務が中心ですが、必要に応じて出社し、対面でのコミュニケーションを取るなど、予定に合わせて柔軟にスケジュールを組めるので、とても働きやすいです。今の部署に異動したばかりの頃は、在宅勤務時のコミュニケーションに戸惑いもありましたが、「何でも聞いてね」と言ってくださる先輩ばかりでとても安心しました。週に1回はチーム全員が出社して顔を合わせる機会があり、在宅勤務時でもコミュニケーションツールなどを通して気軽に話しかけやすい雰囲気があります。
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10
今後の目標は?
「こういう困りごとがあったら、上田さんに聞けば大丈夫」と社内外から頼ってもらえるように、SEとしての得意分野を確立したいと思っています。そのためにも、まずは現在の部署で担当しているセキュリティやクラウドを中心に知識やスキルを向上させたいです。その上で、身に付けた専門性を活かしたサービスの開発に挑戦し、NTT東日本のさらなる事業領域拡大と地域活性化に貢献できる人材として成長していきたいです。


ワタシWork

セキュリティソリューションを企画・提案する部署で、お客さまに新しい価値を提供すべく、日々模索中

先端のセキュリティ技術を活用したソリューションの企画からプロモーションまでを担当しています。知識や技術力の向上はもちろん、市場動向や技術的なトレンドへの感度も求められるため、展示会に足を運び、最新のネットワークセキュリティ製品の情報を取りに行くなど勉強の日々ですが、上司や同僚のサポートを受けながら、お客さまに新たな価値を提供すべく奮闘しています。社内のプロモーション専門部隊と連携し、外部のお客さま向けに製品やセキュリティに関するセミナーを行う機会もあり、セミナーの企画や講師を務めることもあります。お客さまから、「セキュリティ対策が万全になり、安心して業務を進められるようになった」といった声をいただけることが、何よりもうれしい瞬間です。

ワタシPrivate
仕事前のジョギングで気分をリフレッシュ。フルマラソン大会にも出場!


大学時代に友人に誘われてランニングを始めたことがきっかけで、今では全国各地のマラソン大会に参加するように。北は北海道から南は九州まで、これまで15回のフルマラソンを完走しました! 同期との交流も盛んで、岩手支店にいた頃は毎週末のように遊びに出かけていました。
Another Interview
※掲載内容は取材当時のものです