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Project Story -仕事を知る

Project Story #03

教育の分野から国を支える!

教育ICTプロジェクト

※ICT(Information and Communication Technology):情報通信技術の略で通信技術を使って人とインターネット、人と人が繋がる技術のこと

現在、日本の教育現場において、授業にタブレットや電子黒板などを活用する「教育のICT化」が進んでいます。その事業を牽引しているのがNTT東日本。授業にAIなどの最新技術を導入し、児童・生徒一人ひとりに合わせた教育を実現しています。そんな日本の将来を、教育分野から支えるNTT東日本の取り組みをご紹介します。

Project Image

農業イメージ

ICT教育を目指す学校

  • ・ 教育水準をあげるためにICT化を検討
先進テクノロジーのイメージ

最先端技術

  • ・ タブレットや電子黒板、Wi-Fiアクセスポイントなどの導入
  • ・ AIを活用した英語スピーキング学習の提供

最高の教育環境

  • ・ 児童・生徒一人ひとりに合わせた教育・指導
  • ・ 新しいテクノロジーに対応する人材の育成

Project Member

  • 白井 慶子さんの写真

    Keiko SHIRAI白井 慶子

    東京北支店 第二ビジネスイノベーション部 第一バリュークリエイトグループ

    お客さま窓口として、プロジェクト全体を牽引。お客さまと一緒に夢を描き、板橋区全案件のトータルマネージメントを実施している。学校にも積極的に足を運び、本当に使えるICT環境を提案している。

  • 藤原 正登さんの写真

    Masato FUJIWARA藤原 正登

    ビジネスイノベーション本部 テクニカルソリューション部 第二プロジェクト エンジニアグループ

    システムエンジニアとして教室ICT化にかかわる案件を技術面からサポート。また、プロジェクト管理者としてプロダクトの目利きから企業や学校との調整、進捗管理等各方面でプロジェクトに貢献。

  • 根井 慶次さんの写真

    Keiji NEI根井 慶次

    ビジネスイノベーション本部 テクニカルソリューション部 第二プロジェクト エンジニアグループ

    システムエンジニアとして教室ICT化にかかわる案件を技術面からサポート。また、プロジェクト管理者として板橋区のみならずICT教育を推進するために東日本エリアの様々な企業や学校を駆け回る。

Project Interview

教育という未来のインフラをICTの力で作っていく

「タブレットを持つと教室の空気がガラッと変わるんです」

─教育ICTプロジェクトがスタートした背景について教えてください。

白井 : 今、私たちは板橋区と一緒に「教育のICT化」に取り組んでいますが、導入前、板橋区は東京都23区の中でも遅れをとっている背景がありました。そこで、板橋区は2015年に『教育ICT化推進計画』を立て、「教育の板橋」をつくるためにICT環境の強化に着手しました。「ICTの導入・活用によって教育を変える!」という板橋区の熱い思いを実現すべくスタートしたことがプロジェクトの発端です。

藤原 : 今回のプロジェクトは未知の領域でしたが、NTT東日本にはこれまでに培った技術やシステム導入の構築実績、保守運用体制があったので、板橋区の教育ICT化に貢献できるのではないかと考え、企画提案を行い、採用していただきました。

─プロジェクトを進めていく中でどんな課題がありましたか?

白井 : システムやICT機器を利用するのは学校の先生方ですが、電子黒板やタブレットを入れても、これまでの授業をいきなり変えるというのは難しいものがあります。そこで、まずはどのように授業が組み立てられているのか、仕組みを理解し、「ICTの使用が楽しみになる雰囲気づくり」を行う必要がありました。

藤原 : SEの目線では、「電子黒板にこんな仕掛けがあればワクワクしてもらえるのでは?」と仮説を立て、ボタン押せばすぐに起動できたり、スライドレール式で左右に動かせる装置をご提案しました。

根井 : 学校に足を運んで先生方からヒアリングを重ねてシステムを追加したり、壊れたときはすぐケアできるようフローを整備したりと、「導入して終わり」ではなく、むしろ「導入してからが本番」ということを意識していましたね。

インタビュー中の写真
─電子黒板やタブレット、Wi-Fiのアクセスポイント等、実際の授業においてどのような使われ方がされているのでしょうか?

藤原 : 主に電子黒板は先生が、タブレットは児童・生徒が触れて授業をしていますが、例えば書写の授業だと、先生が書いたものが電子黒板に投影できたり、児童・生徒はタブレット上に自分で書いたものとお手本の画像を重ねて、どう直すべきかが可視化されるといったように改善点を意識しながら上達できるものがあります。

─最近力を入れているソリューションはどのようなものがありますか?

白井 : 最近は英語教育ですね。日本人は特に話す、スピーキングの学習量不足が指摘されていることに着目し、生徒の持つタブレットにスピーキング学習アプリを導入し、NTTの研究所と一緒にトライアルを行いました。発話を中心としたデジタルドリルを解いていく中で、AIが音声を認識し、その発音がどれくらい正しいのかを判断してくれます。研究所が開発したAIは日本語英語といわれるような片言でも、しっかりとAIが発音を理解し、間違った発音を赤字で表記してくれたり、適正な評価をしてくれます。

根井 : このアプリを活用した英語の発音練習は、日本人ならではの英語の発音を理解出来るので、生徒のモチベーションを維持しながらスピーキングの学習量を増やせるメリットがあります。時々見学に行くと、楽しく練習していますよね。また、先生方も生徒の発音情報や認識結果から、生徒の定着度を踏まえつつ学習指導方法を検討・評価できるようになりました。この教育環境はNTT東日本だからこそ創れたものだと考えています。

インタビュー中の写真
─教育ICTプロジェクトが進んでいくと世の中はどう変わっていきますか?

白井 : ICT教育が当たり前になることで、教育のあり方自体が変わっていくと実感しています。ICTの活用が進むと、これまでの先生が一方的に教えるといった教育から、児童・生徒一人ひとりに合わせたものに変わっていきます。それぞれのレベルに合わせて進められたり、得意分野を伸ばす教育になってくると考えています。

藤原 : 実際にヒアリングしていく中でも、学校の先生から、「タブレットを持ち出すと教室の空気がガラッと変わって、授業を楽しむようになっている」と聞いています。ワクワクしながら授業に臨んでくれることは私たちのやりがいにも繋がっています。今後もこのプロジェクトが日本全国に広まっていくことで日本の教育が変わると確信しているので、「通信と教育」という面から日本を支えていきたいです。

根井 : 児童・生徒だけでなく先生からも「3Dプリンタを使って地理の授業をしたい」といった様々な要望があり、教育現場は着実に変わってきているなと実感しています。そのほか外国と遠隔で一つの授業を進めたり、VRを使って教室の中にいながら普段なかなかいけないような歴史的建造物や大自然を見にいく体験ができるようになったり、教育のあり方が変わっていくのに対して、私達もそうした授業を実現できるように、お客さまの一歩先を行く提案をしたいと考えています。

白井 : ICT機器とともに学習した子ども達が社会に出ていくことで、さらに新しい技術が生まれ、世界で活躍する人材が出てくるのではないかなと考えています。私たちは通信だけでなく教育という未来のインフラを作っているという気持ちで今後もこのプロジェクトに関わっていきたいです。

教育とICT・AIをつなげて、最高の教育環境をうみだせ。

Side Story

電子黒板

電子黒板

学習教材や動画などのデータを投影し、その上から電子ペンで書き込みやパソコン操作ができるようになっている。

システムの手順検証

システムの手順検証

授業が効率的にできているか、トラブルで使用できないシステムになっていないかを随時検証。現在では板橋区内全ての小中学校にタブレットや電子黒板が導入されている。

AIを活用した英語教育

AIを活用した英語教育

英文を読むとAIが認識・理解し、的確にフィードバック。瞬時に発音の評価をしてくれるので、生徒一人ひとりに合わせたスピーキング学習が可能に。

Another Story

Project Story 一覧
  • ※掲載内容は取材当時のものです

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