NTT東日本 Recruiting 2022

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Interview -人を知る

ビジネス環境でのニーズと最新インターネット技術をつなげて社会に貢献するネットワークサービスをうみだせ

ワタシInterview

Katsutaka SATO 佐藤 克賢

ネットワークエンジニア

先端テクノロジー部
ネットワーク技術部門 先端ネットワーク担当
2020年度入社・理工学研究科修了

ワタシHistory

  • 学生時代

    電子工学を専攻し、波長合分波器の設計や光ファイバ長距離伝送に伴う非線形光学効果を研究していました。

  • 就職活動

    学生時代に学んだ通信分野の知識を活かして社会に貢献できる仕事がしたいと考え、通信事業会社を中心に検討していました。

  • 入社〜2年目

    入社後の1年半は、山梨エリアの通信拠点各所でルーター、スイッチ、伝送装置、電話交換機など通信設備の開通業務や故障修理業務に従事しました。その後は、通信拠点の設備を遠隔で設定する部署に異動し、現地のメンバーと連携しながら全国規模の工事をより安全かつ確実に実施できるよう力を注ぎました。遠隔でのコミュニケーションにおいて、山梨で習得した現場スキルの重要性を今でも強く実感しています。

  • 3年目〜現在

    先端テクノロジー部で開発業務に従事し、現在は「Interconnected WAN(インターコネクテッドワン)」という法人向けの高速・大容量・高信頼な通信サービスの基盤となるネットワークの開発を担当しています。具体的には、より高速・大容量なオプションの追加やVPN機能の追加などを実現するためにどのような設定や装置が必要かを検討・検証することが主な役割です。また開発業務と並行して、インターネット技術の国際標準を策定しているIETFが主催する会合や各国の通信キャリアやメーカーが集うコングレス(国際会議)に参加することで、最新技術の動向調査を行い、日々の開発業務へのフィードバックや担当内への技術展開を心掛けています。

  • 将来の夢

    NTTを代表するネットワークエンジニアとして新しいネットワークづくりをリードしていくことが目標です。そのためにも今後は、ネットワークに加えてそれに隣接する分野であるサーバー、セキュリティ、AIなどの技術について広く学んだり、社外エンジニアとのコネクションを強化して情報交換をしながら、技術力をさらに伸ばしていきたいと考えています。

ワタシQuestion

  1. 01

    NTT東日本を選んだ理由

    AIやクラウドなどの技術発展に伴って通信ネットワークの重要性が増していく中で、大学時代に学んだ通信分野の知識を活かして社会に貢献できる仕事がしたいと考えていました。NTT東日本を選んだのは、東日本全域にサービスを展開しており、世の中に広く影響を与えられる会社だと感じたからです。また大学で実施されたNTT東日本の説明会で先輩社員の方からお話を聞いた際にプライドを持って仕事をされていることが伝わってきて、働く方の雰囲気や人柄に魅力を感じたことも決め手となりました。

  2. 02

    入社した頃の第一印象は?

    私が入社した2020年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、例年のように1カ月間の集合研修が実施できませんでした。そのためすぐに最初の配属先である山梨県で業務が始まることになり、当初は不安な気持ちもありました。しかし先輩方が、配属先での業務内容や役割分担をわかりやすくまとめた手作りの資料などを大急ぎで用意し、手厚く研修をしてくださったことが印象に残っています。先輩方も大変な状況だったと思いますが、柔軟で丁寧に対応してくださり、あたたかい会社だなと感じました。

  3. 03

    仲間との成功体験

    入社2年目に山梨県で勤務していた際に、通信設備があるビルの漏水検知システムを作ったことが印象に残っています。初めて作るシステムでしたが、先輩にも助けていただきながらゼロからプログラミングをしたり現地で配線したりしてなんとか作り上げることができました。システムを作るにあたり、さまざまなビルを下見したことで装置の設置方法などが学べたことも印象的で、今の業務にも活きています。無事にシステムがうまく動いているのが確認できたときには、自分の手で自分の思い通りのものが作れたことに喜びを感じました。

  4. 04

    成長を感じたのはどんなとき?

    先日、ネットワーク技術の最新動向を知るためにパリで開催されたコングレスに参加し、海外のエンジニアと英語でディスカッションする機会がありました。そこで各国の通信キャリアに関する先進的な取り組みを聞いて、自社のネットワークにも取り入れたいユースケースを収集することができたときには、英語力と技術力が向上したことを実感しました。特に英語は、部門全体でも力を入れて取り組んでおり、私もここ1年ほど毎日30分の英会話を日々続けてきたので、その成果を感じられて嬉しく思いました。

  5. 05

    NTT東日本でしか経験できないと思うこと

    国内外のネットワークエンジニアと話をしていても、NTT東日本ほどの規模でネットワークを持っている会社はほとんど聞いたことがありません。東日本17県域に広くネットワークを提供している当社だからこそ、ネットワークシステムの検討などを大規模で実施することができます。規模が大きいからこそ取り扱える装置などもあり、エンジニアにとってこのような環境で経験が積めることはとても貴重だと思います。

  6. 06

    NTT東日本が世の中に対してできること

    ネットワーク、クラウド、AIといった幅広い分野の技術を扱い、東日本全域にサービスを提供している点はNTT東日本の大きな強みです。そのため膨大な通信インフラを持ちながらさまざまな技術を活用して世の中にあらゆる影響を与え、社会に貢献できると考えています。私が開発を担当するInterconnected WANでも、クラウド利用やDX推進が加速する昨今のビジネス環境で重要な高速・大容量の通信サービスを、法人のお客さまに提供しています。現在も、変化する社会の中でお客さまの多様なニーズに応え続けるために、日々開発を続けています。

  7. 07

    今の仕事でやりがいを感じる瞬間

    社内にはお客さまのニーズや市場動向調査を行って新たなサービスを企画する部署や、通信トラヒック量に応じたネットワーク設備の大容量化などを企画する部署があります。私の部署ではそれらの企画を実現するために必要なネットワーク技術を見極め、適切な装置の選定や設定内容の設計、検証を通じた適用性確認を行っています。最もやりがいを感じるのは、自身が考えて提案した技術方式や設計が商用ネットワークに適用されたときです。年次が浅い社員の提案であっても理にかなっていれば採用してもらえるところは、当社の魅力の一つでもあると思います。

  8. 08

    困難を乗り越え成長できたエピソードは?

    ある案件において、納期ギリギリのタイミングで要件が追加されたことがありました。短期間で仕上げなければならない上に追加された要件の難易度も高かったのですが、インターネット技術の標準仕様をまとめたドキュメントであるRFCを読んで通信の流れを調査しつつ、通信機器メーカーの方々の協力も得て早急に実現方式の検討を進めました。そして、仮想的にルーターを動かしてネットワークを模擬することができるシミュレーターで環境構築し、実現性の評価まで完遂することができました。この一件で、限られた時間の中でやり切る力と開発に関する技術力を向上させることができたと感じています。

  9. 09

    普段から工夫している働き方

    通信技術は目まぐるしく発展しているので、日々の開発業務と並行しながら情報収集をしたり技術力向上のために学んだりすることは欠かせません。例えば、ネットワークシミュレーターを動かしてプロトコルを学んだり、最新技術の動向をキャッチアップしています。インプットした内容はすぐ業務に活かせるものばかりではありませんが、ネットワーク部門の中でも積極的に情報共有しようという機運があり、定期的に部門内で発表する機会があります。そのため資料にまとめるなどして共有できるよう蓄積していくことも意識しています。

  10. 10

    今後の目標は?

    ネットワークに関する技術力をさらに伸ばしていきたいと考えています。Interconnected WANで使われている技術にはかなり詳しくなったと自負していますが、それ以外のサービスで使われている技術はまだまだ知らないこともあるので、これから学んでいきたいです。いつかNTT東日本で新しいネットワークを作ることになった際に、蓄積した技術力を生かしてネットワークづくりを主導できるよう、今後も力を尽くしていきます。

最先端の技術と自社のネットワークをつなげて世界に冠たるネットワークをうみだせ

ワタシWork

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ネットワークの開発業務を行いながら、
最新技術を学び続ける

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法人のお客さまに向けたサービスの基盤のネットワークとなるInterconnected WANに関する開発を担当しています。ネットワークの技術開発を進める際には、サービス企画・設備企画・構築・運用といった社内のさまざまな関係組織や社外の通信機器メーカーの方々と連携しながら、技術方式の検討・機器選定・設定内容の設計・検証をしています。納期に間に合わせるための進捗管理や、想定外の事象が起きた場合の対処実施など大変な場面もありますが、それらを乗り越えて商用ネットワークに開発成果が適用された時の達成感は何ものにも代えがたいものがあります。技術革新が激しい分野でもあるため、通信プロトコルの標準仕様を議論する会合や社外の展示会に参加して最新技術の動向調査を行ったり、社外エンジニアとコミュニケーションを取って国内外の事例を開拓したりもしています。技術の力で10年先のネットワーク基盤を生み出していくことを目指していきたいと考えています。

ワタシPrivate

ラーメン屋巡りや旅行でリフレッシュしています

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近所にラーメン屋が多く、土日の夜はよくラーメンを食べに行きます。また旅行も好きで、先日は久しぶりに山梨県に行き、昇仙峡を巡ってきました。入社1年目で配属されるまで縁もゆかりもなかった山梨県ですが、1年半住んでみてとても良い場所だと思うようになりました。

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※掲載内容は取材当時のものです