環境エネルギービジョン
2020年5月にNTTグループで策定した「環境エネルギービジョン」に基づき、環境負荷ゼロに向け、温室効果ガス排出の主要因である電力のグリーン化を進めています。2021年9月に「新たな環境エネルギービジョン」を公表し、2030年度には温室効果ガス排出量の80%削減(2013年度比)、2040年度にはNTTグループ全体でのカーボンニュートラルを目標とします。これらの目標の達成に向け、NTT東日本では自社の使用電力のグリーン化を進めています。2020年度のグリーン電力使用量は0.76億kWhで、使用電力の4%をグリーン化しました。2021年度は、さらに拡大し、使用電力の18%相当をグリーン化する見込みです。さらに、プラスチックの利用削減・循環利用の推進等、循環型社会の実現に向けた取り組みも進めます。
環境エネルギービジョンの進捗状況
自社使用電力のグリーン化比率
2020年度:0.76億kWh(使用電力の4%)
2021年度:見込)3.54億kWh(使用電力の18%)
環境目標2030と実績
2017年度よりNTT東日本グループでは「環境目標2030」として、4つの行動目標を掲げて取り組んでいます。それは、2030年におけるCO2の削減貢献量を自社排出量の10倍にすること、気候変動への適応に取り組むこと、廃棄物の最終処分率1%以下を継続すること、そして生態系保全活動に積極的に取り組むことです。主要行動目標は、NTT東日本グループ全体を対象としており、実績の収集・管理についてもNTT東日本グループ全体を把握して、一体となった改善に取り組んでいます。
環境目標2030
低炭素化している未来 | 私たちは、社会のCO2削減貢献量を自社排出量の10倍以上にします。 |
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私たちは、気候変動への“適応”に幅広く取り組みます。 | |
資源が循環している未来 | 私たちは、廃棄物の最終処分率1%以下を継続します。 |
自然と共生している未来 | 私たちは、生態系保全活動に積極的に取り組みます。 |
「環境目標2030」では、「社会のCO2削減貢献量を自社排出量の10倍以上にする」としています。図に示されているように2020年度の自社のCO2排出量は昨年と同等規模の約94万t※でした。一方2020年度の「フレッツ光」等による社会のCO2削減量は約743万tで昨年より増加させることができました。両社の比は約7.9倍で、目標に着実に近づいています。最終処分率については、撤去した通信設備において高いリサイクル率を維持し、オフィスにおける廃棄物のリサイクルを推進しました。全廃棄物における最終処分率は0.98%となりました。
- ※他事業社分を含む