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Project Story -仕事を知る

Project Story #04

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会推進プロジェクト

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会。NTTグループは、大会公式のスポンサーとして、この夢の舞台を大成功に導くために奮闘しています。
2015年7月、法人のお客さま向けビジネスを主管する組織と、通信ネットワークの構築・運用をミッションとする組織の両方に「2020推進プロジェクトチーム」が発足。2年後の2017年7月には、全社一丸となりスピード感のある業務遂行を実現するために、組織を一本化し、社長直結の組織として「東京オリンピック・パラリンピック推進室」を立ち上げました。通信分野においては豊富な経験を有するメンバーが集う組織ですが、「オリンピック・パラリンピックでの通信サービス」を提供するのは全員初めて。「大会で求められる通信サービスとは何か?」「スポンサー間で協力すべきことは?」など試行錯誤を日々繰り返し、今後の日本の通信サービスのあり方を見据えながら、一丸となって突き進んでいます。

Project Image

東京2020

東京2020

  • ・ 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催。
通信サービス

通信サービス

  • ・ NTTグループが、その通信サービスを提供することに。

夢の舞台の大成功

Project Member

  • 武藤 健司さんの写真

    Kenji MUTO武藤 健司

    NTT東日本 東京オリンピック ・パラリンピック推進室 プロジェクトコーディネーション部門

  • 北村 淳さんの写真

    Jun KITAMURA北村 淳

    NTT東日本 東京オリンピック ・パラリンピック推進室 企画総務部門

  • 金澤 祐雄さんの写真

    Hiroo KANAZAWA金澤 祐雄

    NTT東日本 東京オリンピック ・パラリンピック推進室 ネットワーク部門

  • 南 隼人さんの写真

    Hayato MINAMI南 隼人

    NTT東日本 東京オリンピック ・パラリンピック推進室 ネットワーク部門

Project Interview

ゴールドパートナーとして、大会成功のカギを握る通信サービスをうみだす。

─はじめに、NTT東日本内でどのようなプロジェクトチームが発足されたのかを教えてください。

武藤 : 2013年7月、アルゼンチンの首都・ブエノスアイレスで行われたIOC(国際オリンピック委員会)総会で、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が決定しました。これを受けて2015年1月、NTTがパートナー契約を締結し、国内最高水準のスポンサーシッププログラムである「ゴールドパートナー」の第1号に決定しました(スポンサーシップのカテゴリーは「通信サービス」)。そして同年7月、NTT東日本はふたつの2020推進プロジェクトチームを発足。約30名からなる営業推進プロジェクトチームと、約10名からなるネットワーク推進プロジェクトチームです。それから2年が経ち、大会本番まで残り3年のタイミングとなる2017年7月に組織を統合し、営業・ネットワークの双方のチームが一体となった「東京オリンピック・パラリンピック推進室」が約60名の組織として立ち上がりました。

北村 : プロジェクトチームのミッションは明確で、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で求められるサービスを企画し、それを実現する高品質な通信ネットワークを提供すること」です。これらのミッションを遂行することで、大会の成功に貢献することがプロジェクトチームに課せられた使命です。

─大会を成功させるためのキーポイントはなんでしょうか?

武藤 : ロンドン2012オリンピック・パラリンピック競技大会のセバスチャン・コー組織委員会会長が「オリンピック・パラリンピックを成功させるため、重要なポイントが3つある」と言っています。1つめは「ボランティア」。外国から多くの競技者、お客さまを迎える上で訓練されたボランティアの存在は大会運営に不可欠な要素です。2つめは「交通」。選手がストレスなく速やかに競技場へと移動できる環境が整ってこそ、大会は円滑に進行します。そして3つめが「通信サービス」です。ひとびとの記憶に残るのは映像や画像です。世界中に配信される映像をはじめ、大会運営に欠かせない各種システムを支える通信サービスの品質が、「大会成功のカギを握っている」と言っても過言ではありません。そして、この通信サービスを東京2020大会で一手に担うのが、NTTグループなのです。

─プロジェクトチームとしては、まず何から着手したのですか?

武藤 : わたしたちが最初に理解しなくてはいけなかったのが、「オリンピック・パラリンピックで提供される通信サービスとはどのようなものか」ということ。4年ごとに開催されるオリンピック・パラリンピック競技大会では、「ナレッジ・トランスファー」と呼ばれる、大会運営の各種ナレッジを継承する営みが伝統的に行われています。2016年12月に、IOC主催でナレッジ・トランスファーが行われ、リオから東京へナレッジのバトンが渡されたのですが、実際の"学び"はそれ以前からはじまっていました。

金澤 : わたしは、通信サービスのナレッジを吸収するためにリオ2016オリンピック・パラリンピック競技大会に行きました。率直に、「想像以上のスピードと変化が求められる」と感じましたね。大会期間中は、天候や競技の進行状況によって急遽対応しなくてはならないことが当然のように発生します。「どんなに急で難しい依頼であっても必ず完遂すること」は、大会にかかわる通信サービス企業が果たさなくてはいけないミッションなのです。大会本番に向けては何度もリハーサルを重ね、柔軟な体制を準備することにより、円滑に通信サービスを提供することができました。また、痛感したのが、お客さまが求めているものに対して、コストも含めてシンプルに最適解を提示することの重要性でした。

─大会では、具体的にどのような通信サービスが求められるのでしょうか?

武藤 : オリンピック・パラリンピック競技大会では、17日間で300種目を超える競技が開催されます。そのために200カ国以上から15,000人を超える選手が集結し、競う姿を20,000人超の記者やカメラマン、220社に及ぶ放送事業者が世界に向けて中継します。いまさら言うまでもなく、世界最大のグローバルなスポーツイベントなのです。その大会を支える通信サービスには、限界まで高めた可用性が求められており、非常に高い注目を集めています。

南 : 急速なICTの進化により、これまで以上に利便性と同時に安全性が求められます。大会成功に不可欠な要件と既存の通信設備やセキュリティ技術、ノウハウを融合させて、最適なネットワークを構築していくことで、安心・安全・快適な大会運営に貢献する必要があります。また、大会期間中はオーダーメイドかつ短納期での通信サービスの提供が求められるなど、ネットワークの構築の仕方から考え方を変えていかなければならないと思います。わたしたちがこの会社で「常識」と思っていることではなく、新しいやり方を実践する。非常にチャレンジングであり、新たな発想が求められています。

金澤 : オリンピック・パラリンピック競技大会は、全世界でおよそ40億人の人が視聴するといわれています。非常に注目度が高いイベントであり、従来以上の高品質な通信サービスであることはもちろん、決して途切れることがない完璧な通信が求められています。それを実現するためには、想定されるあらゆるリスクを洗い出し、リスクを回避するネットワーク構成の検討と運用体制の整備が欠かせません。国内最大規模の通信インフラ事業者として、長年にわたって蓄積した知見やノウハウを活かす、またとないプロジェクトと言えるでしょう。

南 : さらに、ネットワークの使われ方も大きく変わってきています。リオ2016大会では、ほとんどの人がスマートフォンを持ってインターネットやSNSを利用し、より大容量かつ大量のアップロードにも対応できるネットワークが求められました。2020にはIoTが普及し、さまざまなモノを簡単につなぐことができるネットワークが求められると考えています。

金澤 : もうひとつ忘れてはいけないのが、セキュリティ対策です。世界中から注目されるイベントだからこそ通信設備へのテロ対策も必要です。

"おもてなし"を具現化したサービスをうみだし、日本そのものを盛り上げていく。

─大会までのスケジュールはどうなっていますか?

金澤 : リオ2016オリンピック・パラリンピック競技大会の経験を踏まえて、具体的な通信サービスの企画、ネットワーク構築の検討を進めています。今後、ネットワーク構築の着手に向けて、「通信サービスで何を提供するか」「そのためにはどのようなネットワークが必要か」を詳細に検討しています。

武藤 : メンバー全員が、初めてのオリンピック・パラリンピック競技大会への参画です。通信サービスに関するインフラ・ノウハウは有しているものの、いままでの常識やビジネスの進め方は通用しないかもしれない。そうした中、わたしたちが最も重要視しているのが、実際の開催時の運用です。開催期間中は何が起こるか分かりません。それをどうマネジメントしていくか。文字通り、チャレンジングな試みであり、仕事のやり方もマインドも変えていく必要があると思っています。通信サービスのゴールドパートナーとしてNTTグループすべてで取り組む最大規模のプロジェクトであるため、各社の文化を超えた一体感の醸成が求められています。

─NTT東日本が提供するサービスの全体像などは見えているのでしょうか?

武藤 : 私もリオ2016オリンピック・パラリンピック競技大会を視察しましたが、そこで感じたのは、現地の通信キャリアの関係者が持っていた、あふれる熱意と自信です。「安心・安全、そして高品質・高信頼性の通信サービス、大容量のネットワーク」が当然視されるオリンピック・パラリンピック競技大会。ここでしっかり"おもてなし"を具現化した、グローバルに通用するユーザーフレンドリーなサービスを提供したいと考えています。

─スポンサー企業として大会に関わり、新たに見えてきたものは?

北村 : 大会にはさまざまな業種の企業が、それぞれの役割を担い、関わっています。NTT東日本同様、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた専任のチームを立ち上げている企業もあります。みなさんと話して感じるのは、「この大会をきっかけに、日本を盛り上げたい」と真剣に考えている方が多いことですね。NTT東日本も日本全国のみなさまに支えられてきた企業だと思っています。大会そのものの成功に寄与することはもちろん、それとあわせて「スポンサー」という役割を担う企業同士が日本を盛り上げるような営みを実行していければと考えています。

─このプロジェクトがうみだす価値や意義について聞かせください

北村 : 個人的には、ここからさらに盛り上がるであろう「スポーツに関するビジネス」が、大会後も継続していくことへの期待があります。もちろん、ビジネスマンとしてはそこにチャンスを見出したい気持ちもありますが、それ以上に「スポーツを通じた新しい生き方」みたいなものが創られると面白い国になるのではないかと思っています。大会本番以外にも、キャンプ地や競技会場などで、いままで目にしなかった競技を目にする機会も増えるのではないでしょうか。そういうことが積み重なると、そこで何かがカタチになってくることが期待できると思っています。そのときに、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を通して培っていくであろう、NTT東日本に蓄積されるノウハウなどが活かせればいいですね。

武藤 : 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への参画が意味するものを端的に表現すれば、「わたしたちにとっても転換であり変革」なのだと思います。そもそもオリンピック・パラリンピック競技大会に関係者として参画できるのは、人生に一度しかない機会。この機会をどう捉えるか。これからが正念場となりますが、仕事のやり方や働き方、通信ビジネスの考え方、さらには自身も含めた社員の意識等々、大きな変革の契機だと思っています。過去から見たとき、「あの東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が、NTT東日本の歴史の中でもマイルストーンのひとつだった」と言われるような、大きな転換・変革を記す取り組みにしたいと思っています。

東京2020とNTT東日本の通信サービスをつなげて、夢の舞台の大成功をうみだせ。

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Project Story 一覧
  • ※NTT東日本は、東京2020オリンピック・パラリンピックゴールド通信サービスパートナーです。
  • ※NTTグループとは、NTT、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモを指します。
  • ※掲載内容は取材当時のものです