おもてなしとAI翻訳をつなげて、
未来の観光大国をうみだせ。

おもてなし

おもてなし
課 題
言葉の壁に困っている
翻訳コストを抑えたい

AI翻訳

AI翻訳
解 決
観光に特化したデータを学習
顧客ごとの固有の言い回しを学習

未来の観光大国

未来の観光大国

Project Story #02

AI翻訳プロジェクト

訪日外国人にとって「多言語表示がないこと」は、非常に不便なもの。一方、観光地やお店などでも、Webサイトやメニューづくりで「手軽に使える翻訳サービスがない」のが悩みでした。
AI翻訳エンジンを開発したNTT東日本は、凸版印刷株式会社とともに、「人+AI」による「言語インフラの創出」に挑んでいます。

Project Member

野阪 知新

野阪 知新

凸版印刷株式会社
情報コミュニケーション事業本部
ソーシャルイノベーションセンター
情報インフラ本部
コンテンツ企画部
技術検討・設計を担当。インバウンド支援ビジネスの経験を活かし、地域や現場に合ったサービスをめざしたい。
西形 友三郎

西形 友三郎

凸版印刷株式会社
情報コミュニケーション事業本部
ソーシャルイノベーションセンター
情報インフラ本部
コンテンツ企画部
翻訳の品質を一定のものにするため、翻訳者との交渉を担当。前例がないサービスだからこそ、やりがいがある。
池田 貴生

池田 貴生

NTT東日本 ビジネス開発本部
第三部門 オフィスサービス担当



サービスの詳細な仕様検討や社内外の調整を担当。パートナー企業を巻き込んだサービス開発は、新たな挑戦!
山本 美希子

山本 美希子

NTT東日本 ビジネス開発本部
第三部門 オフィスサービス担当



パートナーシップ交渉からサービスリリースまで統括。訪日外国人が見るもの、すべてに「ジャパリンガル」を!

「人+AI」のハイブリットで、翻訳の世界にイノベーションを起こす!

今回のプロジェクトがスタートした経緯について教えてください。

山本

日本が世界に誇れるおもてなしをめざす中で、「NTT東日本のICTを使って、近年高まりをみせるインバウンド需要をとらえたビジネスができないか」と模索していました。当時、国際会議や美術館・博物館でのICT活用事例があり、文化観光に強みをもつAI(人口知能)翻訳エンジン「ひかりクラウドcototoba」を開発していたこともあり、これを使ってともに言語インフラの創出に挑んでくれる会社を探していたんです。そんなとき、凸版印刷さんがインバウンドビジネスに強い意気込みを抱いていると分かり、cototobaを提案しに行きました。

野阪

当社は、インバウンド需要を捉えた観光コンテンツを制作していました。その中で観光施設や店舗から求められていたのが、コストと納期を抑えた翻訳サービスでした。当社は、プロによるオーダーメイド型の翻訳を行っていましたが、“手軽な翻訳”には着手していませんでした。

西形

わたしたちも、機械翻訳を利用してWeb上で気軽に翻訳依頼ができる仕組みを検討していたんです。しかし、世の中に普及している機械翻訳では性能が不十分でした。そんな中、開発途中だった翻訳エンジンcototobaを試してみたところ、地名や特産物、歴史上の人物に対する言葉が次々にヒット。「これはインバウンドに強みを発揮できそうだ!」と期待感が高まり、ぜひ協業しましょうという話になりました。

山本

今回のプロジェクトは、「AI翻訳エンジンによって、どこまでイノベーションが起こせるか」を挑戦する、またとない機会でもありました。凸版印刷さんにはこれまで培った翻訳ノウハウと翻訳者が、そしてNTT東日本には、観光スポット紹介や周遊ルート案内、施設内インフォメーションなど観光分野に強いAI翻訳エンジンがありました。こうしてお互いのリソースを活かして、「人+AI」のハイブリットで実現する、低価格・短納期・高品質な言語インフラの創出プロジェクトに取りかかりました。

プロジェクトがスタートして、最初の課題はどんなところでしたか?

池田

「翻訳のクオリティ(品質)を保ちつつ、いかに低価格で勝負できるか」です。これまでの翻訳サービスは費用が高いのがネックで、資本のある大手企業しか、多言語翻訳を実現できていないという実態があったので、いかに価格を抑えるかが最初の課題でした。

西形

当社がこれまでやってきた翻訳は、品質を追求した、いわば“流暢な日本語”。でも、今回のプロジェクトではたくさんの人に使ってもらうことが使命。品質の目標を「情報伝達性を重視した“伝わる日本語”」に設定すれば、価格も抑えられるという結論に至りました。

池田

NTT東日本では、cototobaの優位性をどこに発揮させるか、また強化させていくかも課題でした。翻訳エンジンはほかにもあり、世界中で開発競争が行われています。単純に精度を上げるのは当たり前として、このプロジェクトならではの意義が必要でした。そこでcototobaは、翻訳者が校正した結果をAIに再び学習させることで、文化や観光分野の翻訳に強みを持たせることに徹底的に注力しました。