NTT東日本 Career Recruiting

Interview 人を知る

06 再生可能エネルギーと地域への伴走力をつなげて、 新たなエネルギー循環モデルをうみだせ。

06

吉田 龍平 Ryuhei YOSHIDA

インフラエンジニア

NTT-ME 社会インフラデザイン部
まちづくり推進部門 まちづくりデザイン担当

2023年入社

これまでの経歴

大学卒業後メガバンクに入行し、国内の支店にて日本国内の中小企業やベンチャー企業向けの営業のほか、ヨーロッパの支店にて日系企業への営業を担当。その後、メーカー系金融業に転職し、海外企業やインフラ、再生可能エネルギー関連の大規模プロジェクトへのファイナンス業務に従事する。業務の傍ら、ビジネスに必要な知識・能力をより一層高めるため経営大学院に就学し、MBAを取得。2023年にNTT東日本に入社し、現在はNTT-MEへ出向して業務を行う。

現在の主な業務

2023年にNTT-ME内に設立された「社会インフラデザイン部」に所属し、地方創生を軸に、電力を地産地消するための仕組みづくりに取り組む。現在は、東北地方の自治体との「雪国対応型太陽光発電」や北海道の自治体との「地熱発電」などの、再生可能エネルギーに関するプロジェクトを担当。主に、資金やコスト面の検討、プロジェクト管理を中心に携わっている。

Question

  1. 01

    NTT東日本を選んだきっかけ・決め手

    入社前は10年ほど金融業界に身を置き、融資業務をはじめとして蓄電池・海底ケーブルなど、人々の生活を支えるインフラ関連事業へのファイナンスに関わってきました。とてもやりがいを感じた一方で、「ビジネスパーソンとして視野を広げ成長するためにも、金融業界から一歩踏み出し、社会への新たな価値創造を実現したい」と考えるようになりました。そんな思いで就業中に入学した経営大学院では、「地方創生とイノベーション」をテーマに修士論文を執筆しています。この経験から、エネルギービジネスと地方創生を掛け合わせた新規事業に興味がわき、自ら主体となってプロジェクトを推進していきたいと考えたのです。NTT東日本には、通信分野の事業を軸にしながらも新規事業に積極的に取り組んでいくチャレンジングな姿勢があります。また、技術系の人材が中心となっているエネルギー関連の職場にあっても、私のような事務系の人材を受け入れてくれ、包容力の大きさも感じました。

  2. 02

    入社前後で変わったこと・気がついたこと

    入社前はどちらかというと保守的な社風なのではないかと思っていたのですが、入社後、会社に対するイメージは大きく変わりました。NTT東日本は、新しいことを柔軟に受容するカルチャーのある組織です。非常にオープンに議論できる風土があり、ディスカッションも活発。事業性(収益性)のみならず、社会的意義を全員で追求しつつ、スピード感を持って事業が進められていることにも驚きました。メンバー同士の意見が分かれることはありますが、齟齬のあるポイントを話し合って全員で解決。プロジェクトが進むにつれて、意思決定のスピードが増している印象があります。社会インフラデザイン部は新設されたばかりの部署ということもあり、さまざまなバックグラウンドを持つ新メンバーが続々と加わっています。新しい知見や考え方を吸収する機会が多く、毎日がとても刺激的です。

  3. 03

    NTT東日本で活きている前職のスキル・経験

    金融機関で身に付けたファイナンス領域のスキルが大いに役立っています。ファイナンス、中でも融資については、融資先の資金状況や事業の収支計画、信用情報、事業計画など、さまざまな数字や情報を多角的に見て進めていく必要があります。まちづくりについても同様で、収支計画や事業計画をしっかり策定しなければなりません。また、短期的に計画を遂行できればよいわけではなく、長期的に考え、最終的には地域の人たちによって地域経済が回るようにしなければならないため、より緻密で細やかな資金計画や寄り添いが必要です。以前は融資先を分析する側、現在はファイナンスを手段として事業を成立させる側と立ち位置は変わりましたが、ベースとなる知識は同じだと思っています。ほかに、前職で培った人脈も、現在の業務に大いに活きています。まちづくりを進める上で、金融関連のステークホルダーは欠かせない存在です。金融業界に身を置いていたからこそ、銀行、リース会社、保険会社など、さまざまなステークホルダーとプロジェクトをつなぐことができていると実感しています。

  4. 04

    現在の業務でやりがいや成長を感じた点

    まちづくりという社会を変革できるプロジェクトに関われることにやりがいを感じています。例えば、東北地方の自治体と進めている「雪国対応型太陽光発電」プロジェクトでは、プロポーザル(公募)に応募するための資料をメンバーとディスカッションしながら作成するところから始めました。その際に私は、どのようなデータを入れたらより説得力を持たせることができるかを考え、アイデアを企画書に盛り込みました。ファイナンスの知見が実務につながったことが実感でき、NTT-MEの受託が決定したときは大きな達成感を味わいました。まだまだプロジェクトは途中段階です。本当の意味での成功実感を味わうのはプロジェクトを完遂させてからとなるのだと思いますが、地域の将来に直結する事業に関われていること自体がこの上ない喜びです。

  5. 05

    NTT東日本で働く上での面白さやメリット

    NTTグループで働く魅力は、日本のあらゆる地域と密に関わりながら、社会全体を変えていけること。自社所有の通信用鉄塔ビルや営業所が日本各地にあり、これらを足掛かりに、あらゆる地域につながっていくことが可能です。また、グループ内で共同発案して新規事業を創出することや、外部のインフラ事業者と設備やリソース、ノウハウなどを共有して事業開発ができるのも大きなメリットです。例えば、スマートエネルギー事業を展開するNTTアノードエナジーは、東京電力と合同会社を設立し、新規の蓄電所事業に取り組んでいます。
    事業内容のほか、働き方も先進的です。これまでもリモートワーク制度がありましたが、さらに拡充して現在は日本全国どこからでもリモートワークで働ける体制になっています。また、男女問わず産休・育休を取得する社員が当たり前にいて、誰にとっても働きやすい環境だと思います。

  6. 06

    今後の展望・目標

    再生可能エネルギーを日本全国に普及させたいと思っています。そのためにまず、現在取り組んでいる東北地方の自治体での「雪国対応型太陽光発電」プロジェクトを完遂させることが第一目標です。豪雪地帯で太陽光発電に成功している自治体があまりないなか、どのような方法で成功モデルを確立するかがポイントになります。また、中期・長期の目標として、太陽光発電のみならず多様な再生可能エネルギーのプロジェクトに携わることや、この課題先進国日本での取り組みを世界に広げていくことにチャレンジしたいと思います。NTTグループは、海外や日本の隅々にまでに拠点があるのと同時に、全世界に900社以上、30万人以上というグローバル規模でICTサービスをはじめさまざまなソリューションを提供しています。この会社だからこそ、挑戦できる目標だと感じています。

My Work

My Worksの写真

社会的意義と収益性を兼ね備えた、
持続可能なビジネスのあり方を模索

私が手がけている「再生可能エネルギー」の事業は、大きな社会的意義があります。しかし同時に、事業性(収益性)も追求しなければ、継続的かつ安定的なサービスは提供できません。例えば雪国における太陽光発電にかかるコストは、まだまだ高額です。しかし、そのまま高額でサービス提供してしまうと普及を促進することができず、事業は先細りになってしまいます。また、社会情勢によっても、収益構造は簡単にひっくり返ります。こういった状況を踏まえて、どのような仕組みで収益性を担保していけばよいのか。自分の答えはまだ出ていませんが、これまでの経験を活かせる挑戦しがいのあるテーマだと思っています。