NTT東日本 Career Recruiting

Interview 人を知る

05 地域住民の思いと
高度なICT技術をつなげて、
新たなスマートシティを
うみだせ。

05

高見 誠弥 Seiya TAKAMI

ITスペシャリスト

ビジネスイノベーション本部
ソリューションアーキテクト部
イノベーショングループ第二担当

2022年入社

これまでの経歴

大学卒業後、大手メーカー傘下のSIerで約8年間、業務システムなどの開発に従事。プロジェクトマネージャーとして自治体向けの大規模業務システムの運用・改修、一般社団法人向けの資産管理システムの開発、産業流通系・金融系企業のDXを支援するSaaSシステムのプロダクトマネージャーなどを担当。さまざまな業界との取り組みを通して、幅広いIT技術とマネジメント経験を培う。2022年、NTT東日本に入社。

現在の主な業務

スマートシティに関わる都市OSなど公共系分野を中心とするソリューションモデル創出のチーフとして、技術調査、検証、評価、ビジネスモデルの検討を一貫して行う。現在、駅周辺と街の再開発に伴う、エキマチ一体型の新たなスマートシティモデルの実装に取り組んでいるほか、プロジェクトマネージャーとして金融系企業との協業による中小企業DX支援プラットフォームの開発と運用を推進している。

Question

  1. 01

    NTT東日本を選んだきっかけ・決め手

    前職で私は8年以上にわたり、システムエンジニア、プロジェクトマネージャーとして、さまざまな企業や自治体のお客さまのシステム開発に携わりました。ITの力でお客さまの問題解決に貢献することにやりがいを感じていましたが、経験を培っていくなかで、今度は自分の手でゼロから社会に貢献するビジネスの仕組みを作りたいという思いが強くなり、事業会社への転職を考えました。NTT東日本は、従来の通信事業に加えて農業や睡眠のICTなどあらゆる分野で新しい事業を展開しており、ここなら自分が描いてきた「新しい当たり前をつくる」が実現できると思い、入社を決めました。幅広く事業を展開しながらも、「地域課題の解決」という軸足をしっかり持ち、誰のためのサービスなのかという明確なビジョンを描きつつ事業に取り組んでいる点にも強く共感しました。また自身に子どもができ、ワークライフバランスを見直したいという思いもあり、テレワークでフレックスに働けるというのも大きな魅力でした。

  2. 02

    入社前後で変わったこと・気がついたこと

    入社前までは、NTT東日本は多くの公共性の高い事業を手がける大企業なので変化を好まないという印象がありました。しかし実際には全く逆で、入社当初から自分が挑戦したいことを重視していただき、中小企業さま向けのDX支援プラットフォームの開発を任されることに。前職では決められた要件のなかでシステム開発をすることがほとんどでしたが、NTT東日本では、どんな課題があり、それに対してどんなものを作るのか自分たちで考えます。まさにゼロから仕事を生み出せることに、今までにないやりがいや達成感を感じています。また、私の所属するチームでは、今、駅周辺と街の再開発に合わせて、都市や人流などのデータを活用し、平時と非常時の適切な誘導により都市の安全性や利便性を高める企画を行っており、滞在需要創出や混雑緩和に資するための施策に取り組んでいます。まだ世の中にないものからビジネスを新たに作る面白さを日々感じています。

  3. 03

    NTT東日本で活きている前職のスキル・経験

    ゼロから新しい事業を生み出すためには、お客さまやステークホルダーとしっかり信頼関係を築くことが不可欠です。私は長年SIerのプロジェクトマネージャーとして、グループ会社や外部企業、自治体のお客さまとシステム開発に取り組んできました。そこで培ってきたプロジェクトマネジメントやコミュニケーションなどのスキルは、とても役立っていると思います。お客さまとの対話で、常に心がけていることが二つあります。一つは、相手の目線に立つこと。相手が何のためにどんな情報を求めているのかを考えることで、自ずとこちらのアウトプットの質が上がり、信頼関係の土台ができます。もう一つは、相手に自分から先に「ギブ」することです。例えば、お客さまが何かに困っている場合、図示して問題を可視化したり、原因と考えられることを因数分解したりすることで、相手の反応や意見がまた新たなインプットとして得られます。このような工夫の積み重ねによって、アウトプットとインプットの良い循環が生まれるのです。

  4. 04

    現在の業務でやりがいや成長を感じた点

    何よりも社会的インパクトの大きな事業に携われることが魅力です。さらに、そこに自分が培ってきた経験やスキルを生かせたときにやりがいを強く感じます。先述の中小企業支援プラットフォーム事業に参加した際も、人手が足りず、すでに開発されたシステムの品質チェックが追い付かないなど、スケジュールやリレーションに大きな問題を抱えていました。そこで私はお客さまと話し合い、問題の把握と可視化から着手。ゴールを見据えて一つずつ優先度を協議してクリアにしていった結果、無事リリースとその後の安定した運用にこぎ着けることができました。またその仕事を評価していただき、マーケティング戦略や次期システムの提案を含めた、中長期的なビジネスプランの策定も担うことに。現在、社内のマーケターや営業職を巻き込んだ検討グループをつくり取り組んでいる最中ですが、システム開発の枠を超えて新たな領域に挑戦できていることからも自身の成長を感じます。

  5. 05

    NTT東日本で働く上での面白さやメリット

    NTT東日本は今、通信事業に代わる新しい事業を確立するためにダイナミックな変化の過渡期におり、変化に向けて多分野のスペシャリストがそれぞれのミッションに日々挑戦をしています。私が所属する部署にも、データ利活用や無線通信など多様な領域のスペシャリストが集まっていて、常に相談し合える環境です。組織や立場を超えてお互いに助け合いながら新しい事業に挑戦できるのが当社の魅力だと思います。またキャリアアップを目指す人のための支援制度も充実しており、私も長期的な視点で価値創造できるリーダーになることを目指し、NTT East Collegeという次世代経営リーダーの育成プログラムに参加しています。経営的視点を伸ばすために社長を含む経営者の話を聞いたり、経営戦略やアカウンティングを習得したり、本務とは別の新規事業を検討したりする機会をいただき、確実に自分のスキルアップにつながっていると実感しています。

  6. 06

    今後の展望・目標

    私たちが取り組んでいるスマートシティに関する案件は、課題の検討から始まり、解決のために必要な関連技術の調査や検証などを経て、サービス検討を行いますが、持続可能な新たな価値創出はまだこれからの段階です。そのため、まずはスマートシティとしてのサービスを社会実装していくことが今の私の目標です。ゼロから地域の課題に向き合い、地域に寄り添った多様なサービスを展開してきたNTT東日本だからこそ、新しい街づくりに取り組む意義は大きいものだと感じています。スマートシティに関しては、データ連携基盤を導入した先の具体的な将来像を描けていない自治体さまもまだ多いため、そうした自治体さまや地域住民、地域企業の方と一緒に課題を探求するところから街づくりに関わっていくことが必要だと感じています。そのために自らが地域の中に入っていき、新たなビジネス開発につなげていくことを目指しています。

My Work

My Worksの写真

現地の文化と歴史とのふれあいを通して、地域課題を発見する

NTT東日本は、人口減少や高齢化が深刻な地方で持続可能な新規事業の創出に取り組んでいます。現在、私が関わっているのが、岩手県釜石市です。震災から10年以上が経ち、ハード面での復興は進んできたのですが、より多くの人を惹きつけて、街を活性化させるといったソフト面での復興はこれからという段階です。そこで、私たちが現地に入り、地域の人ともに持続可能な復興とはなにかを考える取り組みを行っています。こうした取り組みを進める上で大切だと思うのが、地域の文化や課題をより深く理解すること。現地に足を運んで、自治体や住民の方に話を聞き、生の声を聞くことを心掛けています。今後、地域資源を活かして、街の関係人口を増やす仕組みを作り、活性化につなげることを目指しています。