NTT東日本 Career Recruiting

Interview 人を知る

11 文化芸術とICTをつなげて、
誰も体験したことのない
未知の文化芸術体験を
うみだせ。

11

桃原 萌子 Moeko TOUBARU

マーケティング

経営企画部 営業戦略推進室

2021年入社

これまでの経歴

大学院時代は経営工学を専攻。卒業後は印刷会社の研究所にて画像処理やデータマイニングの研究開発に携わったのち、新規事業部門にて農業や食品衛生、医療などの分野でICTを活用した事業開発を担当。12年勤めたうち、最後の4年はアニメやマンガ・ゲームなどのコンテンツを活用したイベント・物販・XR事業の立ち上げと運用に携わった。2021年、NTT東日本に入社。

現在の主な業務

株式会社NTT ArtTechnologyと連携し、文化芸術領域における事業開発に携わる。NTTグループが提唱するIOWN構想の柱であるオールフォトニクス・ネットワーク関連技術(以下、「IOWN APN関連技術」)をコンサートに適用した「Innovation × Imagination 距離をこえて響きあう 未来の音楽会」「第179回 NTT東日本 N響コンサート」の企画・実施などを担当。また、青森・東京・ベトナムでのオンラインねぶた教室を企画・実施し、海外への日本文化発信にも携わる。直近では、2023年2月開催の東京-大阪-神奈川-千葉をつなぎ「Innovation × Imagination 距離をこえて響きあう 未来の音楽会 Ⅱ」を担当している。

Question

  1. 01

    NTT東日本を選んだきっかけ・決め手

    前職では研究職を経て、新規事業を推進する部署にいましたが、さらなる新天地を目指し転職を決断しました。転職の軸として意識していたのは、「目指す理想と理想に向けた現実的な手段とのバランスが取れている」、「事業を拡大させる資本力がある」、「地域に顧客基盤を持っている」、「業務領域が面白そう」の4つ。NTT東日本は、そのすべての条件とマッチしていて、かつ、前職の事業開発の経験を活かしながら自分のやりたいことに思いきり挑戦できる環境だと思いました。なにより新たに文化芸術に携われると考えたときに、無邪気に「面白そう!」と思えたのが大きいですね。また、子育て中でもあるのでリモートでも働ける環境であるということも決め手の一つでした。

  2. 02

    入社前後で変わったこと・気がついたこと

    入社前に、NTT東日本の文化芸術分野における子会社、株式会社NTT ArtTechnologyを立ち上げたことを知り、「文化芸術分野に特化するために会社を立ち上げるなんて、なんて思い切りが良い会社なんだ」と興味津々に。通信事業がメインの会社だと思っていましたが、調べてみると、非回線事業を拡大するために、この数年でさまざまな子会社を立ち上げていることを知り、チャレンジングな企業姿勢を好ましく思いました。この入社前に感じたNTT東日本の良さは入社しても変わらず、大企業だからと「守り」に入らず、社員のトライする姿勢を応援する社風があります。新規事業を立ち上げる際も、上層部の意思決定が遅いと感じることや他部門からの横やりが入るといった、大企業のデメリットとして挙げられがちなことは一切なく、スムーズに進められています。また、同じ部署の仲間とは日頃からチャットで頻繁にコミュニケーションを取り、イベント現場で顔を合わせることも多いため、入社後すぐに打ち解けることができました。子育てしながら働いている方も非常に多いので、子どもが風邪を引くなどの急なトラブルがあったときも相談しやすく、周りの方が当たり前のようにフォローしてくださるところは非常にありがたいと感じています。

  3. 03

    NTT東日本で活きている前職のスキル・経験

    前職では、マンガやアニメ・ゲームなどポップカルチャー領域の事業開発を担っており、今、任されている文化芸術は、今までに携わったことがない領域。試行錯誤しながらなんとかやっているというのが正直なところです。そんな中で関係各所との調整力は前職の経験が活きていると思います。私の仕事はイベントに関わるものが多く、一見とてもきらびやかで目立つのですが、実は社内調整など傍からは見えない部分がとても大切。会社として初めての挑戦になることが多いものですから、いかに関係各所に理解してもらうかが重要です。時間や手間を惜しまずに、丁寧に説明してイメージを共有することが事業をスムーズに進めるカギとなります。このあたりの勘所のよさは前職での失敗や成功体験から得たものだと思っています。

  4. 04

    現在の業務でやりがいや成長を感じた点

    文化芸術領域における事業開発をしている中で、現在はイベントの企画をメインに業務を進めています。ですので、やはりイベントが成功し、周りから「よくやった」と褒められたり、イベント自体がニュースになったりすると素直に嬉しいし達成感を感じます。最近携わったのはNHK交響楽団のコンサートです。楽団にご協力いただき、IOWN APN関連技術による他会場とのリアルタイム・リモート演奏を実現しました。この企画に関わるほとんどの人が、体験したことのない企画でしたので、納得して協力してもらうのに苦労しましたが、おかげさまで大きなトラブルもなく大成功となりました。

  5. 05

    NTT東日本で働く上での面白さやメリット

    NTT ArtTechnologyのミッションは、ICTを活用し地域の価値ある文化芸術を発信することで、地域活性化・経済循環に貢献するというものですが、NTT東日本だからこそ挑戦できる取り組みだと思っています。NTT東日本は、国内の各地域に支店があり、自治体や地元企業とのつながりが強いため、イベントの幅を広げやすいです。2022年12月に青森と東京、ベトナムをオンラインでつなぎ、青森のねぶた祭りのねぶたの技法を用いてミニライトを制作するイベント「オンラインねぶた制作教室」を開催しました。イベントでは、ねぶた制作に加え、青森の地元中学校生徒によるお囃子の演奏や、ベトナムのランタン祭紹介、参加者による民族衣装アオザイのお披露目により、日越文化交流の場にもなりました。このイベントの経験を活かして、全国のお祭り文化を世界に発信できるような仕組みを作っていきたいなと思っています。

  6. 06

    今後の展望・目標

    現在は、いかに世間の注目を集めるような面白いイベントを形にするかに力を注いでいますが、いずれはイベント実施の技術を事業化して収益を上げることが目標です。持続するといっても、同じことを同じように続けるのではなく、回を追うごとにクオリティを上げられるような仕組みづくりも大切ですね。私は周りから「そんなことできるの?」と言われるようなことを企画して、周りを巻き込んでまだ誰も体験していない夢を実現していきたいと考えています。その過程も含め、大変だったけど成果がでる、そして多くの人に喜んでもらうことに嬉しさを感じています。文化芸術領域は奥が深いですからまだまだ面白いことに挑戦できそうですが、文化芸術だけでなくあらゆるジャンルを軽々と飛び越えられるようなフレキシブルさも大事にしたいと思います。

My Work

My Worksの写真

仕事と子育て、リモート勤務でオンとオフを切り替えながら

子どもを保育園に送り出したら仕事モードオン。業務としては、関係者との打ち合わせや企画検討、実施計画を策定して手配して…とマルチタスクになることが多いですね。特にイベントなどの企画はチームのメンバーやお客さまと対面でコミュニケーションを取りながら進めるので、自然と信頼関係が構築できるような気がします。子どもが風邪をひいたりして家にいなければならない時は、リモートで働くこともあります。最近ではオンラインでの打ち合わせが多いですが、何かあったときは部署の人がフォローしてくださるのであまり困ったことはありません。基本的に18時半から21時半までは仕事はオフ。子どもと過ごす大事な時間です。仕事で疲れていたり、悩んでいたりしても、子どもと一緒に遊んでいると気持ちが前向きになっていきます。

※十分な感染対策を行い、撮影時の短時間のみマスクを外しています