Interview 人を知る
03
"公共営業のスペシャリティ"と
"地域密着の現場力"をつなげて、新たな行政運営を実現する
SIビジネスをうみだせ。
小湊 秀樹 Hideki KOMINATO
マーケティング
ビジネスイノベーション本部
基盤ビジネス推進部 地域基盤ビジネス部
公共ビジネス推進G 公共ビジネス担当
2021年入社
これまでの経歴
新卒で大手電機メーカー傘下のSIerに入社。情報システム部門に配属され、社内向けに仮想基盤を立ち上げるプロジェクトを担当。その後、自治体向けにサーバーやネットワーク、セキュリティといったインフラ周りのソリューション提案を支援する部署に異動。以降12年、現地営業の提案支援から、ソリューションの新規企画、自治体マーケットの事業戦略立案まで幅広く活動。数々の実態経験を糧にしてさらなる挑戦をしたいと考え、2021年、NTT東日本に入社。
現在の主な業務
公共営業の本部機能である基盤ビジネス推進部 公共ビジネス推進グループに所属し、自治体ビジネスのスペシャリストとして、案件の要件整理やソリューション選定、体制構築などの支店支援を実施。また、国の動向や自治体マーケットの調査・分析などの情報発信も担当するほかに、社外向けホームページやイベント出展といった、NTT東日本の自治体向けプロモーション活動に対するアドバイザリー業務も手掛けている。
Question
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01
NTT東日本を選んだきっかけ・決め手
前職の仕事には満足していたのですが、約12年、自治体一筋でシステムの提案業務などを行うなかで、漠然と「もっと自分の可能性を試したい」と考えるようになりました。そんなとき偶然NTT東日本が経験者採用を行っていることを知り、話を聞いてみることに。詳しい事業内容や強みなどを聞いて、「ここで働きたい」と思うようになりました。
私が特に魅力的だと感じたのが、通信を軸にしながら幅広い事業を手掛けているところです。ICTを活用するには、その土台となる通信インフラが欠かせません。NTT東日本は、長年、東日本の通信インフラを支えてきた会社です。まず強力な土台があり、掛け算で新しいビジネスに挑戦している。そこに圧倒的な安定感と大きな可能性を感じました。また、地域を大切にしているところにも惹かれたことを覚えています。あらゆる場所に支店があり、自治体や地域の企業ともつながりを深く持っている。新たな技術を社会実装するとき、ともに挑戦する仲間が見つかりやすいと感じ、入社することに決めました。 -
02
入社前後で変わったこと・気がついたこと
入社前はNTT東日本に対して漠然と、「有名企業」「いわゆるエリートと呼ばれる社員が多い会社」というイメージを持っていました。実際に入社して驚いたのが、自分がイメージしていたようなお堅いキャリア人材ではなく、人情味あふれる、情熱的で、柔軟な人ばかりが働いているところ。いい意味でお節介で、親切で、そして人生を心から楽しんでいることが伝わってくるような、本当に“あたたかな人”が多い企業だと感じました。
また、社員がオーナーシップを持って仕事に取り組めるところにも驚きと魅力を感じました。トップや上司からのメッセージや事業方針はもちろんあるのですが、「それをどう捉えて行動するかは社員次第」という空気に満ちているのです。上司とも常日頃から「自分はこんな取り組みが必要だと思う」「長期目線でこういった施策にチャレンジするのはどうか」などコミュニケーションをとっています。柔らかで多様な人材が、自ら主体的に働く会社、それがNTT東日本だと思っています。 -
03
NTT東日本で活きている前職のスキル・経験
自治体一筋でシステムの提案をしてきた経験が、現職でも大いに生かせていると感じています。まず、プロポーザル(企画競争)入札のとき。これまでに数多くのプロポーザルを経験しているので、競合にどんな強みがあり、どんな提案をしてくるか、おおよその仮説を立てることができるのです。また、自治体のニーズやマーケットの変遷・動向、国が公布している複雑なガイドラインの内容などもしっかりと頭に入っています。これらの経験や知識をベースにして、NTT東日本がSIerとして、どんな強みをプッシュし、どう戦うべきかを客観的に考えることができる。同じチームに所属している多種多様な業務経験を持つ既存社員の視点に加えて、経験者ならではのスペシャリストとしての価値が提供できていると実感しています。
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04
現在の業務でやりがいや成長を感じた点
もっとも大きなやりがいを感じたのが、数十億円規模の大きな自治体案件をプロポーザルで獲得したことです。ある自治体のシステムをすべて入れ替えるというような内容で、ネットワーク環境、サーバー、端末、運用保守、DXに向けた伴走サポートなど、あらゆる方面から提案をさせていただきました。
提案の際に心掛けたのが、支店と一丸となりチームでしっかりと準備を行うこと。自治体のSI案件でこれほど規模の大きなものは、かなりの時間と労力が必要になりますので、それほど多くはありません。チャレンジ案件ということもあり、支店と我々本部とで協力して挑むことにしたのです。
支店の営業担当者と情報を集め、足繁く自治体の担当者の方にお会いし、理想像を一緒に描きながら、2年ほどかけて提案内容をまとめていきました。努力が実り獲得が決まったときは大きな手応えを感じたことを覚えています。NTT東日本としてもこれだけ規模の大きな自治体SI案件を獲得することは珍しく、新たな道を切り拓くことができました。 -
05
NTT東日本で働く上での面白さやメリット
NTT東日本の強みは、なんといっても“つながり”だと思います。自治体とのつながりだけでなく、省庁とのつながりも強い。各種制度を活用した人材交流も盛んです。こうしたつながりによって、多くの情報が集まってくる環境が出来上がっています。省庁の動向や考えを自治体に共有したり、逆に自治体の思いを省庁に伝えたりすることで、新たな気付きにつながったり、感謝されたりすることもよくあるんですよ。
もちろん、グループ会社やベンダーとの“横のつながり”も盤石です。通信やSIerだけでなく、コールセンター、エネルギー、ファシリティなどなど、「え、こんな分野の会社まで?」と驚かれるような幅広いグループ会社、パートナー企業を揃えています。現代のIT課題というのはとても幅広く複雑なもの。一つの会社で解決できる課題はほとんどないと言ってよいと思います。そういう複雑な課題にマルチベンダーを前提に向き合えるというのは、当社ならではのメリットであると思います。 -
06
今後の展望・目標
専門性の高い職位であるスペシャリストグレードという立場である以上、“その道のプロ”として、当社の自治体ビジネス拡大を牽引していく立場だと自覚していますので、今後も積極的に、チャレンジ案件、大型案件の獲得に向けて活動していきたいと思っています。そのために必要なのが、会社全体で「自治体のプロフェッショナル」を増やしていくこと。私一人の力だけでは限界がありますので、例えば支店の営業担当者や、開発を担当するSE、パートナー企業など、自治体をより深く知っている存在がもっと増えるような教育研修活動をしていきたいと考えています。
その先にある目標が、「全国の自治体を、少しでも働きやすい環境に変えていくこと」。IT活用に課題がある地域、進んでいない自治体をバックアップして、「ITでこれだけ業務効率化できるんだ」「自治体業務が変わるんだ」ということを広め、新たな行政運営への転換をサポートすることで最終的には地方の活性化につながればと願っています。NTT東日本の強みは、なんといっても自治体や省庁と距離が近いところです。今後もパートナーとして自治体の悩みに寄り添い、一緒に、解決の道筋を模索していきたい。“心の相談相手”のような立ち位置で、長く、歩み続けたいと思っています。
My Work

省庁共通のネットワーク環境を自治体にも導入すべく奮闘中!
国が導入を進めている省庁共通のネットワーク環境、GSS(ガバメントソリューションサービス)。現在、これを自治体にも導入しようという動きが活発化しつつあります。
こうした動きを受け、今、私が取り組んでいるのが、GSSの自治体適用に向けた調査・検討業務です。どんな課題をクリアすれば自治体でもGSSが使えるのか、そもそも省庁と自治体とで行うべき業務が異なるなか本当に適用が可能なのか……。そういったことを、総務省のガイドラインを参照したり、自治体にヒアリングをしたりしながら整理・精査しています。
全国の自治体のネットワーク環境に影響がある大規模なプロジェクトなので身が引き締まる思いではありますが、新しいコトを生み出すワクワク感を楽しみながら取り組んでいるところです。先は長いですが、いずれ「これがNTT東日本が考える、GSSの自治体適用モデルです!」とイベント展示等でお披露目したいですね。
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