Interview 人を知る
01
知的探求心とビジネス創造力をつなげて、
新たな教育ビジネスをうみだせ。
松本 一生 Issei Matsumoto
マーケティング
ビジネス開発本部 営業戦略推進部
営業戦略推進担当
2021年入社
これまでの経歴
新卒で宇宙航空分野の研究開発を担う法人に入構。経営企画部等に所属し、事業計画の策定やベンチャー企業支援に関する業務に携わる。3年勤務した後、2019年に知人とITベンチャーを起業。取締役としてAIを活用したコンサルティング事業やウェブサービス開発を推進。大手保険会社と連携したヘルスケアサービスの開発等を手掛けた後、2021年、NTT東日本に入社。
現在の主な業務
非通信領域の新規事業(農業、eスポーツ、ドローン等)をゼロから立ち上げ、推進する営業戦略推進部に所属。企画からニーズ調査、ビジネスモデル策定、契約交渉、パートナー発掘など事業立ち上げに必要なすべての業務を担う。主に教育分野および医療・ヘルスケア分野での新規事業開発を担当。
Question
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01
NTT東日本を選んだきっかけ・決め手
前職では主にヘルスケア分野の新規事業開発と企業へのAIコンサルティングの提供を行っていました。その中でも、特にゼロから新たな事業を生み出すことにやりがいを感じていましたが、会社としてAIコンサルティング事業を重視して規模拡大を図っていく方針へ転換することになりました。私自身は引き続きゼロからイチを生み出す仕事がしたいと考えたので、手掛けていた事業がスケール化のフェーズに入ったこともあり、転職を決意しました。転職活動の際に重視していたのが、大企業ならではのビジネスの知見や新規事業立ち上げのノウハウを学べる環境があること。NTT東日本に惹かれたのは、社内に私が求めている知見があり、なおかつ顧客課題やテーマを探索するところから事業開発に携われるからでした。また、事業開発に関する幅広い知見を求められるNTT東日本の新規事業担当なら、前職でアイディエーションからパートナー探索、システム開発まで幅広い業務を経験した強みを活かせると考えました。面接を通じて感じたのは、できることには何でも挑戦する、熱量と勢いのある会社であることです。ICT技術に加え、東日本全域の自治体や企業とのつながりを持つNTT東日本でなら、これまで以上にスケールの大きな事業開発に関われると感じ、入社を決意しました。
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02
入社前後で変わったこと・気がついたこと
一番意外だったのは、切迫感を持って事業開発に取り組んでいたことです。通信という安定した事業の柱があるため落ち着いた雰囲気を想像していましたが、皆「もっと新しいものを」「もっと役に立つものを」と考え使命感を持って、攻めの姿勢で仕事に取り組んでいます。それが業務姿勢やスピードにも表れていて、例えばNTT東日本の社員たちは、お客さまから相談があった際にゼロ回答はしません。自社では対応できないことであったとしても、ただお断りするのではなく、課題にしっかりと向き合いながら関連会社と相談して対応策を検討するなど、何とかして力になろうとしています。
もう一点、働き方が想像以上に柔軟なことにも驚きました。テレワークを推奨・推進している企業ということもあり、個人の希望に合わせて在宅などで勤務する体制が整っています。他にも数時間中抜けすることができる「分断勤務」という制度もあり、日中のセミナーに参加するなど時間を有効に使えるため、個人的にとても助かっています。 -
03
NTT東日本で活きている前職のスキル・経験
新規事業開発では、事業を立ち上げ推進する一連のプロセスを、一通り自分で理解し、実践する必要があります。そのため、前職のベンチャー企業で経験した事業開発の経験はすべて役に立っています。前職で考えた多くの事業アイデアがそのまま活用できる場面もありますし、アイディエーションのための情報収集スキルも活かすことができています。また、前職では自らシステム開発も行っていたため、システム関連部署とも共通言語でスムーズに会話でき、それがスピード感を持った事業開発に繋がっています。
さらに意外だったのが、前々職の公的機関での経験も活かせていることです。NTT東日本は国や自治体と接する機会も多いため、行政機関との折衝経験が役に立つ場面も多くあります。事業によっては補助金などの支援を受けることもできるので、国の動向を把握する経験もスムーズに事業開発を進める上で有効に活用できています。 -
04
現在の業務でやりがいや成長を感じた点
地域に新たな価値を届けるための新規事業の検討・推進に携われていることが、一番のやりがいです。直近の取り組みでもっとも印象に残っているのが、教育分野での新規事業創出に向けて、高校で授業を持たせていただいたこと。東京都調布市のNTT中央研修センタの近くに、ドルトン東京学園という学校があります。地域連携の一環として2022年10月に連携協定を締結し、生徒が自ら運営する新しい形の購買機能として当社のスマートストアを導入いただくなどの取り組みを開始しました。そこから学校での授業も実施してみないかとお声がけいただき、私が授業を担当することになったのです。授業のテーマはNTT東日本のミッションでもある「地域の課題解決」です。当社の社員がアドバイザーとなりICT活用に取り組む山形県飯豊町にご協力いただき、実際に生徒が現地を直接訪問して地域の方々に「課題だと感じていること」「理想の飯豊町の姿」等についてお話を伺う時間を設けながら授業を進めました。カリキュラムは、半年間・全12回の授業を通じて、地域課題の事例やリサーチ手法のレクチャー、自治体職員様による事前授業や現地への訪問などを経て、最終発表を行うという内容です。多くの方にご協力いただきながら社内外の知見を集め、一つの授業という形で産官学連携による新たな教育機会の創出を実現できたことは、自分自身大きな成長だと感じています。
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05
NTT東日本で働く上での面白さやメリット
NTT東日本にはあらゆる分野に対応できる豊富なソリューション・アセットがあります。それらを自由に活用できることは新規事業開発において大きなメリットだと感じています。社会のニーズと事業を実現させるためのビジネスモデル、加えて自分の強い意志さえあれば、新規事業の創出がしやすい環境です。入社後に感じたのは、新しい取り組みも社内で協力して進められる文化が根付いていること。探してみるとさまざまな得意分野を持った人材がいるため、社内で連携することで素早く実証実験などを行うことができます。もちろん、必要に応じて社外のパートナーと協力して事業を進めていますが、まずは社内で小さく始められるのは、新規事業開発を行う上での大きな強みだと考えています。さらに、東日本全域に営業担当やSEがおり、多くの拠点もあります。先ほどの「地域の課題解決」をテーマにした授業も、東日本エリアの多様な地域に展開し取り組みの輪を広げていくことができるなど、ダイナミックな事業展開を目指せる点も大きな魅力です。
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06
今後の展望・目標
私の目標は、NTT東日本の新たな収益の柱となる事業を立ち上げることです。現在は通信事業が主な事業の柱ですが、地域に新たな価値を生み出す新規事業を、NTT東日本の新たな事業の柱となる規模に育てていきたいと思っています。まずは目の前の事業にしっかりと向き合いながら、新たなチャレンジを積み重ねていくことで、よりよい地域の未来を実現していきたいです。
また、少子高齢化といった地域の課題に直面しているのは日本だけではありません。人々の生活をもっと便利に、もっと豊かにする事業を、海外展開も視野に入れて推進していきたいと考えています。
My Work
生徒の学びをサポートしながら、
地域に新たな価値を提供する
2023年4月〜11月にかけて、ドルトン東京学園の高校2年生を対象に「地域の課題解決」をテーマにした授業を行いました。山形県飯豊町にご協力いただき、産官学で連携した授業として実施。授業を通じ長期的に生徒と関わる経験は、NTT東日本としても新たな試みだったため、授業の設計には非常に苦労しました。問いの立て方や課題の見つけ方、インタビュー方法などのインプットを行った後、飯豊町を2泊3日で訪問。生徒たちは目を輝かせて地域の方と交流し、地域課題への理解を深めました。授業の締めくくりとして行った最終発表会で、生徒それぞれが自身の学んだこと・考えたことを堂々と発表する姿を見て、大きな達成感を覚えました。また、生徒と一緒に地域の方へお話を伺うことで、ビジネスの現場では聞くことができない、地域の方の本音を聞くことができたことも、一つの成果です。今回の経験を教育分野でのさらなる価値創造につなげるとともに、地域の方々への多面的なサービス提供にも活かしていきたいと考えています。
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