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2024年6月21日
東日本電信電話株式会社
株式会社NTT ArtTechnology
NTT ArtTechnology は、デジタル技術を活用して、有形無形の貴重な文化財を保存・承継するとともに、新しい文化芸術鑑賞方法を開発し、それらを通じて地域の活性化、日本文化の世界に向けた発信を行なっております。この取り組みの一環として、2021年、人間国宝の狂言師・野村万作氏が長年にわたって演じてきた古典の狂言作品『釣狐』を8K映像として記録いたしました。2022年にはこの映像をNHKに提供し、番組として放映されました。
2023年、野村万作氏が文化勲章を受章され、2024年6月22日(土)に「野村万作師 文化勲章受章記念狂言会〜狂言、舞歌と講演〜」が水道橋・宝生能楽堂にて開催されます。この記念の会にあわせ、映像作品、袴狂言『釣狐』のICCでの上映が決定いたしました。
ICCシアターは2023年に8Kの上映設備を導入しております。『釣狐』を大型の8Kスクリーンでご覧いただけるのは全国でも初めての試みです。また『釣狐』本編に加え、野村万作氏ご本人が『釣狐』について詳細に解説し、エピソードなどを紹介する『至芸への道』と、『釣狐』で使用される装束や道具、面について紹介する『装束・道具・面』も併映され、これらは初公開となります。
『釣狐』という、狂言の中でも特別な至難の曲を、私が初演したのは25歳の時でした。六世万蔵が「私は狐役者だ」と自負していた芸を受継ぐことに始まり、高齢になってからの袴狂言に至りつくまで、数を重ねました。46歳の時、芸術祭大賞を頂き、以後は少しずつ創意も加えながら演じてきた『釣狐』、今回、後進の狂言演者、研究家、愛好家のため、そして何より日本伝統芸能の素晴らしさを普及するために、記録撮影を思い立ちました。8Kという新しい技術のもと、NTT ArtTechnologyの御援助を得、撮影・編集スタッフのお力を借りて出来上がった『釣狐』でございます。
昨年文化勲章を頂戴し、このたびはその記念として、袴狂言『釣狐』本編に加え、私の芸話と、『釣狐』で使用する面、装束、道具をご紹介するインタビュー編をご覧頂けることになりました。一人の狂言の演者が試みてきた多年の芸を、御鑑賞いただければ幸いでございます。
野村万作
「本編」の撮影は、横浜能楽堂のさまざまな場所に設置した 11 台の8K カメラによってマルチアングルで行ないました。また普段カメラが入ることのない、舞台上や鏡の間などでの撮影も実現いたしました。通常の舞台収録では見ることのできないアングルで作品をご覧いただけます。(撮影:2021年8月 場所:横浜能楽堂)
『至芸への道』と『装束・道具・面』は、野村万作氏ご自身が解説を行なっています。父から受け継いだ『釣狐』を演じる野村万作氏の想いや、使用される装束・道具・面について詳しい解説とエピソードをご覧いただくことができます。本編とあわせてご鑑賞いただくことで『釣狐』に関する理解がいっそう深まります。(撮影:2021年12月〜2022年1月、場所:野村よいや舞台)
企画・制作 | NTT ArtTechnology |
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撮影協力 | 株式会社NHKエンタープライズ |
協力 | 万作の会、横浜能楽堂 |
上映期間 | 2024年7月6日 (土) 〜 8月3日(土) |
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休館日 | 月曜日(月曜日が休祝日の場合は翌日) |
会場 | NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] シアター |
定員 | 各回29名(うち車椅子席 2席) |
入場料 | (A)袴狂言 『釣狐』 1500円 (B)狂言・釣狐の世界 『至芸への道』 + 『装束・道具・面』 1000円
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お問い合わせ | e-mail:bunka-ml@east.ntt.co.jp 電話:0120-114677(録音による利用案内) |
主催 | NTT東日本 |
企画・運営 | NTT ArtTechnology |
協力 | 万作の会 |
上映期間中、ICCでは下記の展覧会が同時開催されています。ぜひあわせてご覧ください。
開催期間 | 2024年6月22日(土)〜11月10日(日) |
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開催期間 | 2024年7月23日(火)〜8月25日(日) |
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所在地 | 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階 (京王新線 初台駅東口から徒歩2分) |
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報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。