試合結果詳細

第92回都市対抗野球大会 二回戦

2021年12月5日(日)東京ドーム(東京都文京区)
vs. TDK(にかほ市)

試合開始 18:00 試合終了 20:23

team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H
TDKT 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 4
NTT東日本N 0 1 0 0 0 0 2 0 X 3 5

スターティングメンバ―/交代選手

1 (一) 下川(1)
2 (二) 丸山(0)
3 (三) 中村(9)※
4 (中)右 向山(8)
5 (指) 喜納(10)
  打指 宮内(2)
  打指 内山(3)※
6 (左) 長澤(33)
7 (右) 火ノ浦(4)
  竹原(35)※※
8 (捕) 保坂(29)
9 (遊) 上川畑(6)
P (投) 片山(16)※
  野口(34)※※
  熊谷(18)
  沼田(13)
  大竹(12)
  多田(14)※

()内は背番号
※は新人
※※は補強選手(鷺宮製作所)

バッテリー/打撃成績

NTT東日本

バッテリー 【投】片山→野口(六回)→熊谷(七回)→沼田(七回)→大竹(七回)→多田(九回)
【捕】保坂
二塁打 長澤(二回)
三塁打  
本塁打  

TDK

バッテリー 【投】鈴木→木場(六回)→田中(七回)→小木田(八回)
【捕】奥村
二塁打  
三塁打  
本塁打 北畠(六回ソロ)

Game Report

試合巧者の戦い 小刻みな継投と巧みな得点で2年連続のベスト8進出

熱戦が続く第92回都市対抗野球大会は大会8日目。NTT東日本はベスト8最後の枠をかけて、にかほ市代表・TDKとの二回戦に臨みました。

NTT東日本の先発は若干19歳のルーキー片山選手。都市対抗本戦初先発に緊張の面持ちでマウンドに立つものの、先頭打者をレフトフライに打ち取ると、その後はテンポよく、若さあふれる力強い投球で押し込み、すばらしい立ちあがりで一回、二回を無失点に抑えます。

ルーキーを援護したい打撃陣は二回裏、5番・喜納選手がセンター前ヒットで出塁、続く長澤選手がライト前へタイムリー二塁打を決めると、喜納選手が一塁から一気に本塁生還を果たし1点を先制します。

その後も相手打者を凡打、三振に打ち取り、四球もわずか一つと堂々たる投球で前半を無失点に抑えた片山選手ですが、六回にソロ本塁打を決められ同点となると、飯塚監督はすかさず継投。補強選手の野口選手にスイッチし、1失点でこの回をしのぎます。
続く七回、ここが勝負どころと踏んだ監督はさらなる継投策に出ます。七回頭は熊谷選手を先頭打者の4番に当て、5番打者へは沼田選手を、さらに二死二塁のピンチで大竹選手とこの回3人の投手をつぎ込み、相手に流れを渡しません。

監督の意思を受け取った打線はその裏、満を持して反撃を開始。先頭打者・補強選手の竹原選手が四球を選んで出塁すると、続く保坂選手のバントは相手一塁手の捕球ミスで安打になり無死一・二塁、さらに上川畑選手の連続バント成功で一死二・三塁のチャンスに、下川選手がライトへ犠牲フライを打ち上げて竹原選手が生還。逆転に成功すると、続く丸山選手の打席ではバッテリーエラーの間に、俊足の保坂選手がすかさず生還して3点目を追加。リードを2点に広げます。

八回は大竹選手が三者凡退に打ち取り、2点差のまま迎えた九回表。相手三人目のサードゴロが味方エラーで安打となり一死一・二塁と得点圏に走者が進むと、再び監督はすばやく継投。一回戦同様、新人・多田選手に最後のマウンドを託します。多田選手は今回も落ち着いてクローザーの役目をしっかり果たし、三振、ファーストゴロで振り切って試合終了。

5安打ながらも、小刻みな継投策と相手のミスも利用して巧みに得点を重ねたNTT東日本が2年連続でベスト8進出を決めるとともに、大会史上3チーム目となる通算70勝を達成しました。


【片山 楽生選手コメント】(試合後のヒーローインタビューより)
「立ち上がりは不安で緊張しましたが、なんとか乗り切って五回投げられて良かったです。
今日は、持ち味であるストレートを押し込んで、相手打者を抑えようと思って投げました。
試合前、安田コーチに『後ろに大勢リリーフ陣がいるので、安心してマウンドに上がれ』と言われていたので、とても心強かったです。
初めての東京ドームで感覚が合わないところもありましたが、修正して次の試合に生かしたいと思います。チーム一丸となって優勝までがんばっていきたいです」


第92回都市対抗野球大会
日程:11月28日(日)〜12月9日(木)

[準々決勝]
試合日程:12月7日(火)18:00〜
対戦相手:JFE東日本(千葉市)
試合会場:東京ドーム(三塁側)

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