(報道発表資料)

2026年6月2日
つぎのミライはあなたの街からはじまる。NTT東日本グループ
NTT東日本株式会社

NTT東日本が循環型農業「アクアポニックス」のスマート化に挑戦 オタネニンジン栽培の実証開始
―ICTで持続可能な生産モデル構築へ―

2026年6月、NTTe-City Labo(東京都調布市)に「Aquaponics Lab」がオープン

NTT東日本株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:澁谷 直樹、以下「NTT東日本」)と、株式会社再春館製薬所(本社:熊本県上益城郡益城町、代表取締役社長:西川 正明、以下「再春館製薬所」)と株式会社テクノ―ブル(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:澤木 茂豊、以下「テクノーブル」)は、アクアポニックス技術※1とICTを融合したオタネニンジン(高麗人参)のスマート栽培モデル確立をめざす実証実験を2026年6月より開始いたします。

本実証では「数年を要し、連作が難しい」とされてきたオタネニンジンを、データで育てるという新たな挑戦を通じ、安定供給と高付加価値化の両立をめざします。その第一歩として、NTT東日本が運営するNTTe-City Labo内に「Aquaponics Lab」を新設し、栽培における環境要因のデータ収集および分析をいたします。

  • ※1アクアポニックスとは、魚の養殖と植物の水耕栽培を組み合わせた循環型の栽培システムです。

【イメージ図】アクアポニックスを用いたオタネニンジンの栽培実証

地球にやさしい循環型農法イメージ図

背景:伝統的な栽培が抱える「土地負担」と「供給危機」

オタネニンジンは、収穫までに数年を要し、連作障害が起きやすいことから、土地への負担が大きく安定生産が難しい作物とされています。加えて近年は、輸入依存によるサプライチェーンリスクも顕在化し、国内での持続可能な生産体制の構築が課題となっています。このような背景を踏まえ、再春館製薬所とテクノ―ブルが有するオタネニンジンの成分分析技術や活用ノウハウと、NTT東日本が有するICT/IoTソリューションを利用した最適なアクアポニックス環境構築ノウハウを掛け合わせて、「自然に負荷をかけず、自然の力を最大限に引き出す」新しい栽培のあり方を検証します。

実証ポイント:最新技術による「自然の力の借り方」の刷新

本実証では、魚の養殖と植物の水耕栽培を組み合わせた循環型農法「アクアポニックス」を基盤とし、各社の知見と技術を融合させることで、「国内価値創出型エコシステム」の構築をめざし、以下の取り組みを進めます。

1:栽培環境データの高度化

温度、照度、水質など、オタネニンジンの生育に影響する環境データを各種センサーで収集します。AIを活用した相関分析を通じて、生育に最適な環境条件を科学的に導き出します。

2:栽培における省人化および自動化検証

NTT東日本のDXソリューションを活用し、環境制御や管理作業の省人化・自動化を検証することで、環境負荷の低減と安定生産の両立をめざします。

実証施設の概要

本実証施設は、NTT東日本の研究・共創拠点「NTTe-City Labo(NTT中央研修センタ)」※2内に設置いたします。稼働後は実際の栽培風景とともに、次世代農業として注目されるアクアポニックスの取り組みをご覧いただけます。※3

名称 Aquaponics Lab(アクアポニックスラボ)
所在地 東京都調布市入間町1-44(NTTe-City Labo内)

今後の展望

本実証を通じて、オタネニンジンの根・茎・葉それぞれの有効成分の可視化と評価を進め、これまで活用されてこなかった部位の可能性も含めた高付加価値化を検討します。将来的には、ICTを活用した新たな栽培モデルとして、企業・自治体との連携を促進し、地域経済の活性化や持続可能な農業モデルの社会実装をめざします。

各社の役割

NTT東日本 ICT×アクアポニックスによるオタネニンジンの付加価値を高めるために最適な栽培環境の設計・検証
再春館製薬所 栽培したオタネニンジンの新たな活用法の検討
テクノ―ブル 栽培したオタネニンジンの成分分析

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