News Release東日本電信電話株式会社

2022年5月12日

地域循環型社会の実現に向けた実証・体感フィールド「NTTe-City Labo」が東京都調布市にグランドオープン！

1. 背景と目的

NTT東日本グループは、これまで情報通信分野において"地域密着"を特徴・強みとして事業を展開してきましたが、地域における社会課題は時代と共に刻々と変化し、多岐に及んでいます。

こうした様々な課題の解決に関して地域のみなさまから寄せられるご要望・ご期待にお応えするためには、情報通信の技術やソリューションだけでは不十分であり、自ら課題分野に踏み込んで地域のみなさまと共に試行錯誤を繰り返し、経験を積み重ねていく事が必要不可欠であると考えています。

こうした考えから、これまで農業やｅスポーツ、文化芸術、再生エネルギーなどの分野に特化した子会社を設立し、従来より培った情報通信技術を活かした課題解決に取り組んできました。

今後もより一層、産業や地域の特性に応じた適切なソリューションや新たな価値を創造し、地域のみなさまから頼れるソリューションパートナーとして選んでいただけるよう、NTT東日本グループの様々な分野におけるアセットを活用した実証を行うことができ、新たな地域や産業の在り方を体感いただくフィールドとして「NTTe-City Labo」を開設いたします。

2. 施設概要

「NTTe-City Labo」は、NTT東日本グループが取り組んでいる幅広い分野の取り組みやソリューションを体感できる施設です。なお、「NTTe-City Labo」における使用電力の一部は、施設に設置する屋上設置型太陽光発電システムにより発電した再生可能エネルギーを使用しています。

地域創生に向け取り組まれている自治体や新たなビジネス展開を検討されている企業など、どなたでも見学いただけます。

■NTTe-City Labo 紹介映像（NTT東日本Youtube公式チャンネル）

https://youtu.be/waGzfytAqOc

（1）施設内容（展示内容は順次拡充予定です）

分野	施設概要
①次世代農業	〔先進テクノロジー活用による最先端農業の実装〕 4Kカメラ、スマートグラス、遠隔操縦走行型ロボット等を用いた次世代施設園芸の実証フィールドの見学
②陸上養殖	〔水産資源の持続的確保に向け陸上養殖ビジネス化へ挑戦〕 福島市で行っているベニザケ養殖実証プラントの遠隔モニタリング
③ローカル5G	〔ローカル5Gの社会実装に向けたユースケースの共創〕 「ギガらく5G」環境をはじめ、複数メーカ基地局を備えた国内有数のローカル5G検証環境
④スマートストア	〔働き手不足解消と売上向上を両立する次世代型店舗〕 無人運営店舗（Grab and Go型ストア）の購買体験
⑤自動運転 ※2022年秋公開予定	〔ローカル5Gによる自動運転技術実証〕 自動運転バス（レベル4相当）の施設内走行、施設見学者の乗車体験も予定
⑥セキュリティ	〔AIを活用した安心・安全な暮らしを守る電話ソリューション〕 AIを活用した特殊詐欺対策サービスのデモ体験 オートコール技術を用いた地域住民への一斉通知デモ体験
⑦スポーツテック	〔ICTを活用した地域のアマチュアスポーツ振興〕 部活動や地域のスポーツ活動を専門家が遠隔で指導する双方向コミュニケーション体験
⑧再生可能エネルギー	〔食品リサイクルを通じた都市型循環エコシステム構築〕 食品残渣を利用してメタン発酵により再生エネルギーや液肥を創出するコンテナ型バイオガスプラントの見学
⑨ドローン	〔農業や各産業への国産ドローンの社会実装を推進〕 国産ドローンのデモフライト見学（農薬散布） 小型ドローンによる目標物自動追尾や高所施設の点検デモ
⑩eスポーツ	〔ICT×ｅスポーツによる新たな体験やつながりの創出〕 eスポーツ体験、小規模イベントの開催
⑪文化芸術	〔デジタル化を通じた文化財保護と鑑賞機会の拡大〕 高精細デジタル化技術を用いたデジタル絵画の鑑賞体験

• ※展示内容・公開時期については変更が生じる場合があります。また一部の施設・デモについては、天候によりご見学いただけない場合があります。あらかじめご了承ください。

（2）基本情報

名称	NTTe-City Labo
住所	〒182-0004 東京都調布市入間町1-44  NTT中央研修センタ内
アクセス	小田急線 成城学園前駅より小田急バス（約10分） 京王線 仙川駅より徒歩（約20分）
見学方法	完全予約制 ※弊社営業担当者にお問い合わせください。
見学料金	無料

3. 今後の展開

NTT東日本グループでは、「NTTe-City Labo」の活用を通じて、人と人、地域と地域をつなぐ新しい体験の場を提供することでお客さま・パートナー企業のみなさまとともに地域や産業のDX化と課題解決、地域循環型社会の実現に向けた取り組みを進めてまいります。

今後も施設を拡充していくとともに、宿泊型研修や協業パートナーとの共同研究など活用の幅を広げることでDX人材の育成や新たなユースケースの創出につなげていくほか、NTTグループが進めるIOWN構想の実証フィールドとしても活用していく考えです。