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2022年4月19日
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]は、1997年4月19日、東京・初台、東京オペラシティタワー内に開館し、おかげさまで本日開館25周年を迎えました。
日本の電話事業100周年(1990年)の記念事業として活動を開始したICCは、1991年からのプレ活動期を経て1997年に開館し、25年にわたり、進化する情報社会における新たなミュージアムの実践として、インターネットやインタラクティブなシステムなどのメディアを用いた作品を中心とした展覧会やオンラインでの活動を展開してきました。
一方、近年の科学技術の進歩は、これまでのICCの活動領域以外の文化芸術分野においても大きな変革をもたらしつつあります。たとえば、デジタル技術による文化財の保存や再現、新しい鑑賞方法の開発などが挙げられますが、こうした変革の可能性をふまえ、NTT東日本は2020年12月に株式会社NTT ArtTechnologyを設立し、2021年4月より同社がICCの運営業務を担っています。
本日、開館25周年を迎えたICCは、技術、情報、文化をとりまく環境が進化していく中で、来るべき未来のビジョンを提示することを変わることのない役割として、そのテーマである科学技術と文化芸術の対話がさらに深まり、より豊かなコミュニケーションを生み出すことを目指し、活動を拡大してまいります。
2022年度のICCでは、年間の活動を25周年企画と位置付け、①科学技術と芸術文化の対話を通じて生まれる新しい表現活動、②現在開催中の「Digital×北斎」展に代表される科学技術が可能にする新しい文化芸術鑑賞のあり方に焦点を当てた活動の2つの軸を中心に、実空間と情報空間を活用して展開してまいります。
開催予定期間 | 2022年5月中旬〜7月3日(日)(毎週木曜〜日曜のみ開催) |
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会場 | ギャラリーA |
葛飾北斎が晩年に小布施に滞在していた際に制作した最大の作品、岩松院本堂天井絵「鳳凰図」(八方睨み鳳凰図)を高精細にデジタル複製し、天井絵としてICCに再現する展覧会を開催します。
なお、現在ギャラリーEにて開催中の「Digital×北斎【破章】北斎vs廣重」展につきましては、6月末まで開催し、8月頃を目途に【序章】【破章】に次ぐ第3弾、【急章】を開催する予定です。
(特別展、【急章】展の詳細についてはあらためてお知らせいたします。)
開催予定期間 | 2022年6月25日(土)〜2023年1月15日(日) |
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会場 | ギャラリーB |
ICCでは、オープン・スペース展として、2006年より毎年※1開催し、多くのお客さまに親しんでいただいた展覧会を、名称をあらたに「ICCアニュアル」として始動いたします。
これまでどおり、メディア・アートや同時代のメディア状況をテーマにした、国内外のアーティストによる作品や新作に加え、教育機関や研究機関と連携した展示、オンライン・アーティスト・レジデンスなどの、オンラインと連動した活動を行なっていきます。
開催予定期間 | 2022年7月23日(土)〜8月28日(日) |
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会場 | ギャラリーA |
2006年より、同時代のメディア・アートやメディア環境から発想された作品に触れることで、子どもたちの好奇心と想像力を育むことを目的に、夏休み期間に開催している展覧会です。
開催予定期間 | 2022年12月17日(土)〜2023年3月5日(日) |
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会場 | ギャラリーA |
これまで、特定のテーマに焦点をあてたグループ展や、アーティストの個展などを展開してきた企画展では、今年度も、同時代の社会状況に照らした展覧会を企画しています。
詳細については、決まり次第あらためてお知らせいたします。
開催予定期間 | 開催中 |
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2020年度より、ICCでは現実の展示空間に加えて、仮想空間の中のオンライン・プラットフォームとして「ハイパーICC」を立ち上げ、実空間と情報空間の双方から体験可能な展覧会の開催など、実空間での活動と連動して展開していきます。
https://hyper.ntticc.or.jp/
ICCが歩んできた25年の歴史を振り返るとともに、未来につなげていくための、ICCのテーマである「科学技術と文化芸術の融合」に焦点をあてたイベント、および、ICCのコレクション作品の修復再展示を予定しています。詳細については決まり次第あらためてお知らせいたします。ご期待ください。
所在地 | 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階 (京王新線 初台駅東口から徒歩2分) |
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報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。