(報道発表資料)

2021年3月10日
国土交通省国土地理院
東日本電信電話株式会社

災害時の通信設備早期復旧を目指し協定を締結

国土地理院と東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、双方で保有・収集した地理空間情報等の提供に努めることにより、被災地および被災地域におけるそれぞれの活動の最大化を図ることを目的に災害時における相互協力に関する協定を締結しました。

国土地理院とNTT東日本は、2021年3月10日、災害時における相互協力に関する協定を締結しました。

本協定の締結により、平時から災害対応に必要な各種地理空間情報を共有するとともに発災時には被災地域にて双方が収集した各種情報を相互に提供し、地理空間情報等を最大限活用することで、被災地における通信設備や観測施設の早期復旧と機能維持を図ってまいります。

主な連携内容

  • 平時より双方が保有する事前防災に活用できる地理空間情報を相互に共有
  • 災害発生時には浸水推定図等の地理空間情報や被災地域で収集した被災状況を相互に提供
  • 災害に備えた連絡体制の維持

期待される効果

  • 地理空間情報を活用することによる電気通信サービスの維持、早期復旧
  • NTT東日本でのより質の高い災害対策活動の実施による被災地・被災地で活動する機関への支援強化
  • 迅速・的確な国土地理院災害対策の実施による被災地の災害復旧の更なる加速化を支援
  • GEONET(GNSS連続観測システム)の早期復旧に伴う位置情報サービスの安定した提供
  • GNSS連続観測システム(GEONET:GNSS Earth Observation Network System)とは、全国約1,300ヶ所に設置された電子基準点とGEONET中央局(茨城県つくば市)からなる、高密度かつ高精度な測量網の構築と広域の地殻変動の監視を目的とした観測システムです。

締結日時

2021年3月10日(水)

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