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News Release 東日本電信電話株式会社

2020年1月28日

IoT見守りセンサーを活用した独居高齢者の見守り実証実験開始について
〜安心して高齢者に不動産賃貸提供できる環境実現に向けて〜

東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井上 福造、以下、NTT東日本)、インフィック株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役:増田 正寿、以下、インフィック)は、公営社団法人 神奈川県宅地建物取引業協会協力のもと、小田原不動産が保有する物件において、IoT見守りセンサー「LASHIC(ラシク)」を用いた高齢者の新たな見守りソリューションの実証実験を開始いたします。

1.背景と目的

日本では少子高齢化が進み、一人暮らしの高齢者が増加しています。それに伴い、孤独死の数も増加傾向にあるのが現状です。

部屋を貸し出す不動産会社の課題としては、孤独死となった部屋を含めたマンション全体の価値が下がってしまうほか、死後数日以上経過した場合、部屋の清掃代も非常に高額になってしまうことが挙げられます。そのため、高齢者に自身の所有する不動産を賃貸することを敬遠する不動産オーナーも存在します。

今回連携するインフィックの「LASHIC(ラシク)」は低廉化を実現したIoT見守りセンサーの提供をしております。同社と連携し物件に安価にセンサーを導入することで、高齢者の新たな見守りソリューションの実証実験を開始いたします

2.目指す世界

不動産会社にとっては、一人暮らしの高齢者が部屋で孤独死に陥ることを事前に察知することや、孤独死してしまった場合でも早期に発見することで物件価値の低下を防止することができます。併せて高齢者への賃貸契約に対する不安を払拭することで、高齢者への安定的な居住環境提供をすることができ、双方にとって有益となる世界を目指します。

3.本取り組みの概要

本検証では一人暮らしの各高齢者の生活状況に応じセンサーを配置し、家庭毎に閾値を変更し、他種類のセンサーの必要性なども検証しつつ室内を見守ることで、異常事態を早期に把握できるかの検証を行います。

<実証場所・実証開始時期>

・実証場所:小田原不動産が保有するマンションやアパート

・実証開始時期:2020年2月予定

・構成イメージ:各ご家庭にIoT見守りセンサー「LASHIC(ラシク)」を設置し、室内の温度・湿度・照度・運動量を確認

●平常時

管理業者・管理人が適宜、各家庭の状態を確認可能

●異常時

各家庭の生活状況に応じ、室内で一定時間動きがなかった場合に、アラートがスマートフォンやPCに発報され異常事態を早期に把握可能

インフィックはNTT EAST ACCELERATOR PROGRAM LIGHTnICにて採択された企業となります。
当プログラムの詳細につきましては、下記ホームページへ掲載しております。

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。