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News Release 東日本電信電話株式会社

2016年10月3日

家庭等の電力利用情報を集約・提供するプラットフォームサービスの提供〜HEMS情報利活用事業者向け「HEMS情報コネクト」を10月14日より提供開始〜

  • NTT東日本は、家庭等の電力利用情報(以下、HEMS※1情報)を利活用したサービスを実現するためのHEMS情報利活用事業者※2向けプラットフォームサービス「HEMS情報コネクト」(以下、本サービス)を、2016年10月14日(金)より全国で提供開始いたします。
  • 本サービスは、HEMSサービス提供事業者※3からHEMS情報を集約し統一されたデータ形式に変換した上で、HEMS情報利活用事業者に提供するサービスです。これによって、HEMS情報利活用事業者は自社サービスにHEMS情報を利活用することができるようになり、HEMSサービス利用者に「高齢者見守り」「クーポン配信」「セキュリティ」といった便利なサービスを提供することが可能となります。
  • また、HEMS情報利活用事業者が提供するサービスに対する情報提供の同意や申し込み・解約登録等、HEMSサービス利用者からの情報取得に関わる各種手続きの支援機能も提供します。
  • ※1Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)
  • ※2HEMS情報を利活用し、サービスを提供する事業者
  • ※3HEMS機器、およびHEMSサービスを提供する事業者

1.背景・目的

NTT東日本は、2014年度から2015年度にかけ、経済産業省の「大規模HEMS情報基盤整備事業(以下、基盤整備事業)」に参画し、HEMSの普及促進・経済性の高いエネルギーマネジメント推進に貢献するとともに、HEMS情報を利活用した新しいサービス(以下、情報利活用サービス)による便利で快適な社会の実現を目指してまいりました。

基盤整備事業では、仕様の異なる複数のHEMSから収集したHEMS情報をHEMS情報利活用事業者に提供するためのAPI※4標準化等も含めた情報基盤の整備・構築や、HEMSサービス利用者のプライバシー情報に配慮したHEMS情報の利活用環境の検討等が実施されました。

これらの取り組みを推進する中で、基盤整備事業に参画した事業者より「HEMS情報を利活用したサービスを提供したい」等のご要望をいただいたことや、電力自由化に伴う電力小売事業者の高付加価値サービス創出ニーズの高まり等を踏まえ、基盤整備事業で培った技術・ノウハウを用いて本サービスの提供を開始することといたしました。

NTT東日本は、本サービスの提供をとおして、HEMS情報を利活用した情報利活用サービスによる便利で快適な社会の実現を目指します。

  • ※4Application Programming Interfaceの略

2.サービス概要

HEMS情報利活用事業者に向け、以下の機能を備えたプラットフォームサービスを提供いたします。

  1. 標準API※5に基づき形式を変換したHEMS情報の提供
    • HEMSサービス提供事業者によって異なるHEMSデータ形式を、標準APIに基づき変換し提供
    • ※5基盤整備事業の結果を元に、2016年3月 経済産業省「スマートハウス・ビル標準・事業促進検討会」で公開された、HEMS情報の流通に関わるAPI
  2. HEMSサービス利用者からの情報取得に関わる各種手続きの支援機能
    • HEMSサービス利用者のHEMS利活用サービス申し込み・解約登録支援
    • HEMSサービス利用者のHEMS情報提供の同意に関する情報取得支援
    • HEMSサービス利用者が登録・変更する、ユーザー情報の提供
  3. HEMSサービス利用者への情報提供支援機能
    • ポータルサイトに情報利活用サービスに関する案内を掲載
    • ポータルサイトの情報更新のお知らせを通知

3.提供条件

本サービスのご利用には、インターネットVPN接続が可能な環境と、HEMS情報受信用サーバーが必要です。

4.提供開始日

2016年10月14日(金)

5.お申し込み・お問い合わせ先

本サービスのご利用を検討されるHEMS情報利活用事業者様、および本サービスへの接続を検討されるHEMSサービス提供事業者様は、以下までお問い合わせください。

NTT東日本 ビジネス開発本部 第三部門 サービス基盤担当
TEL:03-5359-5227

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。