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平成22年8月10日
福島県南会津町
福島県三春町
福島県
東日本電信電話株式会社
福島県南会津町(町長 大宅 宗吉、以下南会津町)、福島県三春町(町長 鈴木 義孝、以下三春町)、福島県(知事 佐藤雄平)及び東日本電信電話株式会社福島支店(福島県福島市 支店長 澁谷直樹、以下NTT東日本福島支店)は、「光ファイバ網活用による地域課題解決検討事業」(※1)に係る実証実験を実施することとし、本年6月に実証実験に関わる協定を締結し、8月12日(木)より実証実験を本格開始することとなりました。
本実証実験では、南会津町及び三春町が整備した光ファイバ網を活用した新たな行政サービスの創出を目指して、住民に対する健康・福祉・医療サービスの充実及び住民生活の向上を図るための実験を実施し、その効果について検証を行います。
本実証実験では、南会津町・三春町の住民を対象に、テレビ電話を利用した遠隔健康管理・相談を実施します。実験に参加する住民へは「歩数計」を配布し、併せて各集会所等に設置する「体重計」「血圧計」から得られるバイタルデータ(※2)を、健康管理システムのサーバに登録可能とします。これらのデータを活用し、町の保健師が、登録された住民のバイタルデータを確認しながら、リアルタイムで遠隔の住民に対してテレビ電話を利用した保健指導・健康相談を行います。なお、利用するテレビ電話で住民のバイタルデータを共有表示することで、住民に対して分かり易い保健指導・健康相談が行えることが期待されています。
また、本実証実験では「共同利用方式」を採用し、各町がシステムを共同利用することが可能となり、小規模な試行運用を経た町全体への本格運用まで、段階を踏んだサービスの導入が容易となりました。
今後は、実施地区の拡大、住民宅へのバイタル機器の設置を検討し、より多くの住民に対して、利便性の高い遠隔保健指導・健康相談を行い、町内住民の健康増進を図ることにより、増加する医療費の抑止を目指していきます。また、地元の医療機関との連携による本システムを利用した遠隔診察の実施についても検討し、医療サービスの充実についても目指していきます。
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