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災害時のふくそう制御のしくみ

大規模災害の例で紹介します。

どこかの地域で地震などの大規模災害が発生しました。

テレビやラジオなどで災害の発生のニュースが流れます。

家族や親戚、友人などへ安否を問い合わせる電話(見舞い呼)をします。

全国から被災地に向けて電話が集中します。

ある一定以上の電話が集中すると交換機の処理が圧迫されます。

交換機の処理が限界に達する前に、トラヒック制御装置に対してふくそうの通知を行います。

ふくそうの通知を受けたトラヒック制御装置は、全国の交換機に対して接続量の制御を行います。

接続量の制御を行うことで交換機のパンクを防ぐとともに災害復旧等に必要な重要な通信(警察、消防など)を確保します。

まとめ

  制御しない場合 制御する場合 記事
一般電話からご利用の場合 被災地への見舞い呼が増大し、かかりにくくなります。
交換機の処理に支障をきたし、つながらなくなる恐れがあります。
被災地への見舞い呼が増大し、かかりにくくなります。
交換機で処理できる範囲内で最大限おつなぎいたします。
災害時は、公衆電話などの優先電話の方がつながりやすいです。
優先電話(公衆電話など)からご利用の場合 優先電話も一般電話同様につながりにくくなります。 一般電話を制御するため、優先電話から発信されるお客さまの通話は、確保されます。