都市対抗野球大会/第83回 都市対抗野球大会 東京都代表決定戦

　今日は相手ピッチャーの出来がよく、初回の攻撃で2点しか取れずに、序盤はやや引き締まった試合展開になりました。そんな中、（先発の）井納は役割を果たしてくれました。これでピッチングに安定感が出てくれば、もっとやってくれると思います。打撃陣では平野がよく打ってくれたし、目黒は足を活かした盗塁などでチャンスを広げてくれました。今シーズン、ここまでは打線がつながらず苦労していましたが、今日は三連打も飛び出し、つながりも生まれてきたと思います。
　次戦（vs.鷺宮製作所）は代表の座をつかむために重要な一戦。厳しい戦いになると思いますが、いつもと同じように、全力をつくしてやるしかない、と思っています。

　試合前、キャプテンとしてみんなに言ったのは、「勝つんだ」という強い意志を持って試合に臨もうということ。去年の都市対抗では決勝までの５試合を戦って、自信と経験を身につけることができました。そういう部分をもっと出していけたら、さらにいい試合ができるようになると思う。去年の都市対抗は震災の影響で、地元の東京ドームでプレーすることができませんでした。今年は東京ドーム開催なので、ぜひとも代表権を手にして、大勢のファンの方々の前で試合をしたいと思っています。

　５回のタッチアップは、相手右翼手の体勢を見てスタートを切りました。もしかしたら行けるかもしれないと思いましたし、いい球が返ってきたら止まればいいかと。浅いフライでしたが、直接バックホームが来なかったので、無事生還できました。
　昨年の都市対抗は決勝で悔しい思いをしました。もう一度、黒獅子旗にチャレンジするには、この代表決定戦を勝つしかない。そのためにも自分に求められた役割をこなして、チームに貢献することだけを考えています。