PDF形式の資料を閲覧するにはAdobe Acrobat Readerが必要です。
- Adobe Acrobat Readerをダウンロードする
2025年3月25日
特定非営利活動法人イシュープラスデザイン
ドルトン東京学園中等部・高等部
東日本電信電話株式会社
特定非営利活動法人イシュープラスデザイン(代表:筧 裕介、以下「issue+design」)とドルトン東京学園中等部・高等部(校長:安居 長敏、以下「ドルトン東京学園」)、東日本電信電話株式会社(代表取締役社長:澁谷 直樹、以下「NTT東日本」)は、「認知症と向き合う共生社会の実現」をテーマに、認知症に関する正しい知識や理解を深めることを目的とした、ドルトン東京学園の生徒向けの探究学習*1プログラムを開催しました。本プログラムの開催により、当該分野における興味関心の向上や新しい視点やアイデアの発想法の取得について、参加者からの高評価を確認することが出来ました。今後は他の学校におけるニーズに応じて今回の取り組みを拡大し、共生社会の実現につなげてまいります。
高齢化が進む中で、認知症はますます重要な社会問題のひとつとなっています。日本では、65歳以上の約6人に1人が認知症を患っており、その数は年々増加しています。認知症患者の増加に伴い、専門的な医療ケアや日常生活のサポートを提供する介護施設の需要が急増しており、施設や介護職員の確保も課題となっています。また、認知症患者の介護は、家族にとって大きな精神的・経済的負担となることも多く、特に介護を担う中高年層は、仕事と介護の二重負担により自身の健康を損なうことも少なくありません。このように、認知症は、患者本人だけでなく、その家族や地域社会全体に多大な影響を与えています。認知症の方が安心して暮らすことができる環境を整えるためには、個人はもちろん社会全体での取り組みが求められているのです。
issue+designは、社会や地域が抱える様々な課題を市民の創造力で解決し、安心して暮らせる社会が実現することをデザイン思考のアプローチでめざしています。
ドルトン東京学園は、自分で考え、自ら行動する。他者とともに「自らの意志で学んでいく価値」を世に問う学校で、社会に開かれたクリエイティブな学びを進めています。
こうした背景のもと、NTT東日本とissue+design、ドルトン東京学園が連携し、『「認知症との共生社会をデザインする」探究学習プログラム』を実施することとなりました。
NTT東日本グループは「地域循環型社会の共創」というパーパスを掲げ、地域に密着した現場力とテクノロジーの力で地域課題の解決に取り組んでまいりました。更に、こうした地域活性化の知見を活かし、教育機関に対して社会課題解決に関する授業を提供するなど、独自の「探究的な教育機会」の創出を推進しています。
認知症のある方の体験をヒントに、生きる世界を体験し、共に生きる社会を創るための具体的なアイデアを考える。
ドルトン東京学園の中学生(2年生 120名)
生徒たちから、非常に高い評価の回答が得られた。
(プログラム受講者97名へのアンケート、NTT東日本調べ)
2025年度は本プログラムで得られた知見を活かして、他の学校におけるニーズに応じて今回の取り組みを拡大し、共生社会の実現に向けて進めてまいります。
issue+designは、認知症の方が生きている世界、見えている風景をより多くの方に知っていただき、日本の、世界の、人類の“認知症”観を変えるべく、2026年の公開を目指し映画制作など取り組みを進めます。
NTT東日本は、NTT中央研修センタの持つアセットであるデジタル技術体験と組み合わせた研修プログラムを提供します。
報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。