News Release東日本電信電話株式会社

2024年1月29日
つぎのミライはあなたの街からはじまる。NTT東日本グループ

2024年2月26日追記(「地域エッジクラウド タイプV」の提供開始時期の延期について
2024年2月29日より「地域エッジクラウド タイプV」の提供開始を予定しておりましたが、よりよいサービスのご提供に向けて、サービス提供開始時期を延期させていただくことになりました。
延期したサービスの提供開始日程については、決まり次第改めてホームページ等でご案内いたします。

「地域エッジクラウド タイプV」の提供開始について

東日本電信電話株式会社(以下、「NTT東日本」)は、REIWAプロジェクト※1の一環として、仮想IaaS基盤が利用できる「地域エッジクラウド」を2022年7月25日(月)より提供しております。 この度、より多くのお客さまにご活用いただけるよう、新たなメニューとして、定額制の「地域エッジクラウド タイプV」(以下、本サービス)を2024年2月29日(木)より提供開始いたします。

本サービスは、広くオンプレミス環境でも採用されているVMware by Broadcomをベースとし、お客さま環境のクラウド移行を促進します。

  • ※1REIWAプロジェクトとは、NTT東日本のさまざまなアセットを活用して地域活性化を推進するプロジェクトです。サービスやソリューションを地域の皆さまと共に創り、課題解決のご提案から実現・運用のお手伝いまで、伴走型のサポート体制をご提供することで、地域社会全体のさまざまな分野における価値創造をめざしています。(https://business.ntt-east.co.jp/content/reiwa/新規ウィンドウで開く
  • ※2VMwareは、Broadcom社の商標です。

1.提供の背景と目的

日本国内のクラウド市場は今後も拡大傾向が見込まれておりますが、クラウドサービスの普及に伴い、お客さまの用途によっては、データガバナンスや従量課金による通信コストの増加等、クラウドサービス特有の課題が顕在化しております。

NTT東日本は、グループの地域アセットをベースに、総合的なクラウド・ネットワークインフラを提供することを通じ、社会の課題解決に取り組んでいます。その中で、地域のお客さまやパートナー企業さまからも、定額制、機微なデータの取り扱いおよび保管場所の明確化、ネットワーク周縁でのデータの一次処理による低遅延・低コスト化の実現といった、クラウドサービスに関するご相談を多くいただいております。こういった背景から、2022年7月25日(月)より「地域エッジクラウド」の提供を行ってきましたが、この度、より多くのお客さまにご活用いただけるよう、広くオンプレミス環境でも採用されているVMware by Broadcom※2をベースとした定額制プラン「地域エッジクラウド タイプV」の提供を開始します。

2. 地域エッジクラウド タイプVについて

(1)特長

NTT東日本データセンター内にクラウド基盤を配備することで、地域エッジクラウドならではの安心と使いやすさを実現します。

  • クラウド基盤およびバックアップ装置の設置ロケーションは今後順次拡大予定です。
  1. 定額制
    仮想マシン、ストレージ、ネットワーク等のIaaS機能が定額でご利用可能です。
    クラウド利用時のネックであるダウンロード通信による従量課金はございません。
  2. クラウド環境の構築・運用代行
    NTT東日本のクラウドエンジニアが、設計・構築から監視・運用まで代行可能なメニューをご用意いたします。
  3. 遠隔地データ保管
    遠隔地の当社データセンター内でデータをバックアップすることにより、BCP(事業継続計画)対策が可能です。
  4. 閉域接続
    お客さまネットワークと閉域接続することでセキュアかつ低遅延にクラウドサービスをご利用いただけます。
  5. 高信頼のクラウド基盤
    当社内のITシステムやサービスアプリケーションが稼働するためのクラウド基盤を安定運用してきた、経験豊富な専属オペレータが24時間365日、監視・運用いたします。クラウド基盤はハードウェアレベルで冗長構成をとっております。

(2)本サービスの提供機能・提供範囲

地域に配備したクラウド基盤によるクラウドサービスを提供いたします。

クラウド基盤には、仮想マシン、NW接続機能、バックアップ等のIaaSの利用に必要な機能が含まれています。本サービスは、VMware by Broadcom※2の技術を活用することで、クラウドサービスの柔軟性・利便性を実現しています。

●提供機能

提供機能 概要
①仮想マシン CPU(占有型)、メモリ、OSをご提供します。
②ブロックストレージ 仮想マシンに接続して使用するオールフラッシュのブロックストレージをご提供します。
③バックアップ バックアップ、リストア機能をご提供します。
同一拠点/遠隔地でのデータ保存が可能です。
④仮想ネットワーク テナント内で利用可能な仮想ネットワーク、ロードバランサ、ファイアウォール機能をご提供します。
⑤ネットワーク接続 お客さま持込回線(VPN、専用線等)の接続用物理ポートをご提供します。
⑥ポータル 仮想マシン等の状態確認、操作用のコンソールをご提供します。

3.提供条件等

提供エリア : 全国

4.提供料金

今回新設するプランの料金については、以下のサービスページをご参照ください。

URL:https://business.ntt-east.co.jp/service/rec/新規ウィンドウで開く

5.今後の予定

(1)「地域エッジクラウド タイプV」の機能拡充について

NTT東日本は、本サービスを地域活性化に資するクラウドサービスとして、より多くのお客さまの課題解決に貢献できるよう、本サービスの提供機能を順次拡大※3する予定です。

  • お客さまの大切なデータ保管場所であるクラウド基盤の設置場所を、東日本エリア内で順次拡大いたします。
  • NTT東日本が提供する各種ネットワークサービスとの連携機能を強化し、ネットワークとクラウドサービスの一元提供、一元サポートにより、お客さまの利便性およびビジネスの俊敏性向上等を通じた顧客体験価値の向上に取り組みます。
  • 自治体さまや教育機関さま等の業界専用ネットワークと本サービスの接続を積極的に推進するとともに、アプリケーションベンダさまや地域のシステムベンダさまとの積極的な協業により地域社会の課題解決や活性化に貢献してまいります。
  • ※3今後の詳細なサービスメニューのご説明や機能拡充予定につきましては、本サービスのホームページ等で順次発表いたします。
    https://business.ntt-east.co.jp/service/rec/新規ウィンドウで開く
    また、本サービスの開発や構築、運用に従事しているクラウドインフラエンジニアが保有する、設計や運用ノウハウを積極的にお客さまへ発信いたします。(https://business.ntt-east.co.jp/content/cloudsolution/新規ウィンドウで開く

(2)REIWAプロジェクトについて

「地域エッジクラウド タイプV」は、NTT東日本が取り組むREIWAプロジェクト※1がめざす、トラヒックの地産地消による分散型社会の実現、地域活性化に貢献するためのクラウド基盤として、社内外のネットワークやアプリケーションサービスとのシームレスな連携・データの適正配置による分散型情報ネットワーク社会の実現に向け、さまざまなソリューションを提供してまいります。

6. 本件に関するお客さまからの問い合わせ先

  1. お客さまを担当する当社営業担当者に直接ご連絡ください。
  2. サービスページからのお問い合わせ
    URL:https://business.ntt-east.co.jp/service/rec/新規ウィンドウで開く

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。