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2022年6月1日
NTT東日本、NTT ArtTechnology、アルステクネは「Digital×北斎【序章】」展、「Digital×北斎【破章】」展に続く展覧会のテーマを葛飾北斎の晩年に求め、2019年より長野・小布施町にある岩松院本堂の天井に描かれた間口6.3m、奥行5.5mの「鳳凰図」、通称「八方睨み鳳凰図」に関する調査を開始しました。その調査の過程である発見があり、私たちはこの巨大な天井絵をアルステクネの技術を活用して高精細デジタル化するプロジェクトを開始しました。幸いにも岩松院はじめ小布施の方々に多大なるご協力をいただき、「八方睨み鳳凰図」の高精細デジタル化を実現することができ、そしてその結果、調査の段階での発見以外にも様々な事柄がわかりました。
NTT東日本ならびにNTT ArtTechnologyは、ICT技術を活用して、様々な人々が身近な環境で文化芸術を楽しむことができる「分散型デジタルミュージアム構想」の実現を目指しております。本展覧会では、これまで長野県・小布施町の岩松院でしか鑑賞することのできなかった「八方睨み鳳凰図」をICCで完全再現展示を行うことで、より多くの方にご鑑賞いただけるようにするとともに、調査・デジタル化の過程で得られた発見・考察についても動画やパネルを用いてご紹介します。さらに葛飾北斎が目指していたと思われる推定完全復原版「鳳凰図」を、岩松院本堂を再現した空間の中で鑑賞いただくことで、当時葛飾北斎と小布施の方々が共同して実現しようとした世界を体感していただくことを目指しております。
[4つの鳳凰図]
岩松院天井絵原図「鳳凰図」(岩松院所蔵)
岩松院本堂天井絵「鳳凰図」(岩松院所蔵)
東町祭屋台天井絵「鳳凰」(東町自治会蔵・北斎館管理)
「鳳凰図屏風」(ボストン美術館所蔵)
[主な発見・考察]
一定の方向から光をあてると「鳳凰図」が光る
北斎が光らせることを意図して用いた線描の手法
集団制作や耐久性を考慮して考案したと思われるデザインの簡素化
反射時の見え方を考慮して行ったと考えられる原図からの変更点
天井絵が未完成であった可能性
タイトル | 「Digital×北斎」特別展 「大鳳凰図転生物語」 - 小布施とHOKUSAI 神妙に達していた絵師 - |
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会期 | 2022年6月2日(木)〜7月3日(日) 木曜日〜日曜日開催 開催日程詳細 https://www.ntt-east.co.jp/art/hokusai-special/ |
時間 | 11:00〜18:00(入場は17:30まで) |
会場 | NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] ギャラリーA 〒163-1404 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階 京王新線「初台駅」東口から徒歩2分 |
入場料 | 一般・大学生 1,500円
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お問い合わせ | e-mail bunka-ml@east.ntt.co.jp 電話 0120-114-677 |
主催 | 東日本電信電話株式会社 |
企画 | 運営:株式会社NTT ArtTechnology |
監修 | 久保田巖(株式会社アルステクネ 代表取締役社長) |
企画協力 | 市村次夫(北斎館理事長) |
協力 | 株式会社アルステクネ、岩松院、北斎館、髙井鴻山記念館、似鳥美術館、ローランド ディー.ジー.株式会社、株式会社Goolight |
岩松院本堂天井絵「鳳凰図」(八方睨み鳳凰図)のデジタルデータを活用して、さらなる鑑賞機会の拡大および小布施町の活性化への貢献について検討してまいります。
なお本展の終了とともに、ギャラリーEで開催中の「Digital×北斎【破章】北斎vs廣重」展も終了します。その後、準備期間を経て、「Digital×北斎【急章】」展を開催する予定です。詳細についてはあらためてお知らせいたします。
別紙一覧
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