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2020年10月9日
東日本電信電話株式会社(代表取締役社長:井上 福造、以下「NTT東日本」)は、ロボット型の通信端末(コミュニケーションロボット)向けクラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」を付加アプリケーションと合わせてご利用いただくことで、施設案内、オフィスの受付、多言語※1でのお客さまへのおもてなし、観光など、さまざまなシーンでご活用いただいてまいりました。
このたび新型コロナウイルスの感染拡大に伴いコミュニケーションロボットを用いた非接触のニーズが高まってきていることから、ニューノーマル時代を見据えたコミュニケーションロボットの活用に関する取り組みを開始しました。導入事例をご紹介します。
東京都交通局さまでは、東京を訪れる旅行者等に、より快適に東京の地下鉄をご利用いただけるよう新技術を活用した対話型の駅案内ロボットコンシェルジュを導入することを決定し、NTT東日本が提供する「ロボコネクト」、ヴイストン株式会社(代表取締役:大和 信夫、以下「ヴイストン」)製のコミュニケーションロボット「Sota®」※2を採用いただきました。
コミュニケーションロボット「Sota®」とタブレットを活用し下記の方法で案内を実施します。
【対応言語】 | 日本語、英語、中国語 |
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【案内内容】 | ①経路案内 ②施設・サービス案内 ③乗換駅案内 ④駅周辺施設案内 ⑤お得な乗車券 ⑥お知らせ |
なお本システムにおいては、NTTテクノクロス株式会社提供のロボコネクト付加アプリケーション「AMARYLLIS」を採用することでロボットとの円滑な対話を実現するととともに、③乗換駅案内ではご利用者さまの利便性向上のため「駅すぱあと」(株式会社ヴァル研究所開発)と連携した案内が可能です。
感染リスクのないロボットが案内することで安心してご利用いただけるとともに、職員の方々の感染リスクの低減、業務効率化などにも効果が期待されます。
2020年10月14日(水)
浅草線 新橋駅(東京都港区新橋2-21-1先) 改札外
NTT東日本は、音声やタブレット操作により入力されたデータをもとにご利用者の皆さまのニーズを集計・分析し、案内内容に随時反映させることでサービスを向上させていくとともに、ご利用者の皆さまに安心してご利用いただけるよう運用面でもサポートを実施いたします。
またNTT東日本は今後もご利用者の皆さまや駅職員の方々の利便性向上に向け、ICTを活用して貢献できるよう引き続き東京都交通局と連携を図っていきます。
さらに、本ソリューションを観光施設、商業施設、自治体窓口案内などの多言語ニーズ、非接触、非対面ニーズのあるさまざまなシーンでご活用いただけるよう推進してまいります。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い検温対応の必要性が増す中、検温に対応するスタッフの方々やお客さまの感染リスクや対応稼働の観点から自動検温に対するニーズが高まっております。一方で、自動検温機器のみでの対応の場合、検温への協力が得られない、高温を検知しても入室をお断りするなどの対応がすぐにできない等の課題が見えてきています。
そういった課題に対し、今回自遊空間を運営する株式会社ランシステム(代表取締役社長:日高 大輔、以下「ランシステム」)およびNTT東日本関東病院と共同でロボットとサーマルカメラが連携した自動検温の実証実験を実施することとしました。
株式会社ユニキャスト(代表取締役:三ツ堀 裕太、以下「ユニキャスト」)が開発したロボコネクト付加アプリケーション「AI検温(仮称)」により、Sota®とサーマルカメラを連動させ、以下を実施します。
2020年9月中旬 〜 2020年10月中旬
自遊空間 NEXT池袋西口ROSA店は2020年1月より無人店舗として運営されており、これまで無人での確実な検温に課題を感じておりましたが、今回の実証実験中、多くのお客さまが検温にご協力いただけており、無人店舗でも本ソリューションの活用により検温やマスク着用確認が確実に実施できるという効果が確認されています。
またNTT東日本 関東病院では、これまで警備員が検温実施していた入院棟の面会窓口に「AI検温(仮称)」を設置したことで、警備員と面会者との接触機会が無くなり、警備員および面会者双方の感染リスクの低減を実現するとともに、検温作業の削減により1日あたり約1時間の稼働削減効果も得られております。
本実証実験の結果を踏まえ、ランシステム、ユニキャストと連携し、早期にロボコネクトの付加アプリケーション「AI検温(仮称)」のサービス化と2020年12月からの販売開始を目指します。またランシステムでは、自主開発している自遊空間の自動チェックインシステムと「AI検温(仮称)」との連携も視野に開発を進める予定です。
NTT東日本は、「AI検温(仮称)」をフレッツ光などのインターネットサービス接続サービスやギガらくWi-FiなどのWi-Fiサービス、その他各種サービスと組み合わせてニューノーマル時代におけるお客さまの課題解決に繋がるご提案を推進してまいります。
NTT東日本 ビジネス開発本部 第三部門 IoTサービス推進担当
Email: sota-ntt-east-gm@east.ntt.co.jp
Tel: 03-5359-6450
報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。