(報道発表資料)

2020年9月15日
東日本電信電話株式会社

NTT東日本とIPAによる「シン・テレワークシステム」の無償提供の延長について

NTT東日本と独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)は、新型コロナウイルスに関する政府の緊急事態宣言や在宅勤務への社会的要請を受け、国内の多くの方々の感染拡大防止と事業継続を支援するため、契約不要・ユーザー登録不要で直ちに利用可能な、無償のシンクライアント型VPNを活用した「シン・テレワークシステム(以下、本システム)」を迅駛に開発し、2020年4月21日より提供しております。

本システムは、2020年10月31日までの実証実験としておりましたが、2020年9月時点で約7万人超の方々にご利用いただき継続を望む声が多数であること、様々な要望をいただいて新規機能を追加開発し続けていること等から、2020年11月1日以降も1年間実験を継続することとしました。

本実証実験のような組織間の連携による取り組みに参加いただいた多くの方に感謝すると共に、このような開発手法や取り組みが社会課題を解決しイノベーションを実現していく有効性を見出していきたいと考えます。

1.延長の背景と施策概要

本システムは、新型コロナウイルスの感染リスクのある時期に出勤をすることなく、できるだけ普段通りに活動継続できるようにすることを目的として、研究開発中の技術の実証実験を兼ねて緊急的に無償提供する、ソフトウェアおよびVPN 通信システムです。

NTT東日本 特殊局 (仮設)、IPA 産業サイバーセキュリティセンター サイバー技術研究室は、筑波大学 OPEN プロジェクト、KADOKAWA Connected、ソフトイーサ等の通信やソフトウェアのスペシャリストと連携し、本システムを極めて短期間で構築・提供開始することに成功しました。

現在7万人超の方からご利用いただき、多くの要望を頂戴し様々な知見を得て、本実験開始以降多くの機能の追加開発を継続しております。また、「10月31日以降も継続して利用したい」という多くのご要望を頂戴しております。

上記の背景のもと関係者で議論を重ねた結果、2021年10月31日まで1年間、実証実験を延長することとしました。なお、終了する場合は終了の6ヵ月程度前までにお知らせいたします。

2.Webサイトおよびダウンロード

本システムの使い方およびソフトウェアのダウンロードは、以下のWebサイトから行えます。

https://business.ntt-east.co.jp/service/thintelework-system/新規ウィンドウで開く

3.お問い合わせ先

NTT東日本 特殊局 (仮設)

Email:ntteast-ipa-thintelework@east.ntt.co.jp

ご注意

本施策は、NTT東日本の営利を目的とした電気通信サービスまたは IPA において義務的に提供される正式なサービスではありません。NTT東日本の「フレッツ」等の契約の有無とは無関係に、インターネットを利用されているすべての日本国内の方々に無償開放する実証実験です。本施策は、複数の連携組織との協力により、研究開発中の試験的プログラムや無保証のインフラや実験ネットワークを組み合わせや限られたリソースの元で、一時的・緊急的に提供をするものであり、提供されるソフトウェアや通信の品質・機能・性能は、完成された商用レベルではありません。本施策のソフトウェアやサービスの一部または全部を利用されたこと、または利用できなかったことが原因で、何らかの損害が利用者様またはその所属組織等に発生しても、NTT東日本・IPA および連携先組織等は一切責任を負いません。本施策のソフトウェアやサービスに不具合がある場合、できるだけ早期に改善を試みますが、一般の商用サービスと比較しても対応の優先順位は低くなることから、時間を要するか、改善できない場合もあります。利用数が増加した場合、スケーラビリティ上の不具合が発生する場合があり、改善できない場合があります。なお、本施策では、個別のユーザーサポートの提供はありません。一部の環境や回線では正常に動作しない場合があります。なお、代わりに、ユーザーの皆様間での相互のサポートを目的としたWebフォーラムを提供しています。

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
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