News Release東日本電信電話株式会社

2020年7月28日

ブータンテレコム社との覚書の締結について

  • 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、ブータン国のナショナルフラッグ通信キャリアであるブータンテレコム社(以下、BT)と、ICT分野における技術交流・人材交流を通じた両社の関係強化と事業の発展を目的とした協力の覚書(以下、MOU)を2020年7月27日に締結いたしました。

1.背景

NTT東日本とBTの関係は、2001年からNTT東日本が独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)の要請に基づき、加入者線路の整備拡充や技術改善の専門家をBTへ派遣したことから始まっています。また、2018年からはブータン国「災害対策強化に向けた通信BCP策定プロジェクト」に参画しており、NTT東日本が培ってきた災害対策の経験とノウハウを活かして、BTに対するBCP策定・運用支援に取り組んできております。また、これらの国際協力活動を通じて、BTとは良好な関係を築き上げてまいりました。

このような背景のもと、BTから「ネットワークの運用保守技術や新サービス、ネットワークセキュリティに関する技術、さらに人材育成として社員研修受入れ等」の要請があり、この度、これらの協力を行なう覚書を締結するに至りました。

  • 報道発表「ブータン国における通信分野の災害対策強化に向けた国際協力プロジェクトへの参画について」
    https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20181102_01.html
    なお、本プロジェクトは実施工程追加となり期間が2021年3月まで延長しております。

2.覚書の内容

①協力の範囲

  1. (1)ネットワーク運用保守技術
  2. (2)ネットワークセキュリティ
  3. (3)クラウドサービスやセキュリティサービスなどの高付加価値サービス

上記分野のベンチマークおよびインターンシップの受入れ

②調印式の模様

覚書の締結にあたり、Web会議システムを用い遠隔で調印式を実施いたしました。

写真左:BT CEO  Karma Jurme 氏
写真右中央:NTT東日本 代表取締役社長 井上 福造

集合写真

3.活動内容

今年度は、BTが持つ課題「ネットワークの品質向上に向けた運用保守技術、設備収容情報やネットワーク構成図等の設備データの運用管理方法の改善、ネットワークセキュリティの強化による通信サービスの信頼性向上」に対して、BT社員のインターンシップ受入れや、NTT東日本グループ社員のBTへのベンチマーク派遣を検討しております。

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。