ホーム > 企業情報 > お知らせ・報道発表 > 報道発表資料 > 2019年 > 7月


(報道発表資料)

2019年7月9日
株式会社みらい翻訳
神奈川県藤沢市
東日本電信電話株式会社

総務省事業「災害時における多言語音声翻訳システムの高度化」における藤沢市での実証実験の実施について

東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井上福造、以下 NTT東日本)、 株式会社みらい翻訳(東京都渋谷区、代表取締役:栄藤稔、以下 みらい翻訳) は、総務省委託研究開発・多言語音声翻訳技術推進コンソーシアム*1 による「災害時における多言語音声翻訳システムの高度化」の一環で、神奈川県藤沢市(以下 藤沢市)において実証実験を実施いたします。 この実証実験では、当該研究開発成果を活用して提供される「多言語音声翻訳プラットフォーム」*2を利用した様々な多言語音声翻訳システムを用いて、 藤沢市における防災業務を軸とした訪日外国人・在留外国人対応にどのように寄与するか確認します。

  • *1平成27年度、総務省委託研究開発「グローバルコミュニケーション計画の推進-多言語音声翻訳技術の研究開発及び社会実証-(Ⅰ.多言語音声翻訳技術の研究開発) 」を受けて設立したコンソーシアムにて実施。
    (報道発表:「委託研究開発・多言語音声翻訳技術推進コンソーシアム」設立について
    https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20151026_01.html
  • *2 株式会社みらい翻訳が提供するプラットフォーム。
    (報道発表:「公的機関への翻訳システムの本格導入に向けて」1概要、(1)多言語音声翻訳プラットフォームの始動 https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000276.html新規ウィンドウで開く

1.実証実験の概要

訪日外国人・在留外国人を含む人々が集う公共施設など、 災害時に多言語音声翻訳システムの活用が見込まれる藤沢市役所関連施設および藤沢市内の各所において、平常時から災害発生直後、さらには避難後に至るまでシームレスに利用可能な多言語音声翻訳システムの提供のあり方について、 同システムを用いた実証およびアンケートやヒアリングを通して確認します。

〔実証する項目〕

  • 平常時(観光や業務)での利用が災害発生時の利用にシームレスにつながること
  • 市職員など接遇者が防災対応において多言語音声翻訳システムに求める要件や活用方法
  • 利用の前後での接遇者の意識の変化
  • 様々な防災業務シーンにおける多言語音声翻訳システムの有用性

〔実証期間〕

  • 2019年7月9日〜2020年1月下旬(予定)

<実証実験イメージ>

  • *3多言語音声翻訳端末:既存の多言語音声翻訳端末を、本実証実験で使用する「多言語音声翻訳プラットフォーム」に接続するようカスタマイズした実証機を使用します。

2.各団体の役割

NTT東日本 本実証実験の全体管理を行います。また、本実証実験で得られた知見を活かしながら、今後の多言語音声翻訳システムの社会実装を目指していきます。
みらい翻訳 本実証実験にて利用する多言語音声翻訳システムにおける「多言語音声翻訳プラットフォーム」を提供し、今後のサービス拡充に向けて付加サービスやサービスプランのあり方について確認します。
藤沢市 藤沢市役所関連施設および藤沢市内の各所において、訪日外国人・在留外国人を含む人々が集う公共施設など災害時に多言語音声翻訳システムの活用が見込まれる組織を対象として調整し、本実証実験におけるフィールドとして提供します。

3.今後の研究開発計画

今回の実証結果で得られた知見をもとに今後の社会実装に必要な要件をまとめ、引き続き「言葉の壁」のない社会を目指して取り組んでまいります。

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。