- NTT東日本が運営する文化施設NTTインターコミュニケーション・センター※1(以下、ICC)では、子どもから大人まで楽しめるイベント「ICCキッズ・プログラム2019 見る、楽しむ、考える スポーツ研究所」を2019年7月20日(土)から8月25日(日)まで開催します。(入場無料)
- 「ICC キッズ・プログラム」は、最新のメディア・アート※2に触れることで子どもたちの好奇心と想像力を育むことを目的に、2006年より毎年夏休みに開催しており、2017年度、2018年度は文部科学省が主催する「青少年の体験活動推進企業表彰」※3において、審査委員会奨励賞を連続受賞しました。
- 今年度のICC キッズ・プログラムは、新たな見方でスポーツを研究することをテーマとしています。また、作品展示の他にワークショップ等の関連イベントを開催します。
- ※1日本の電話事業100周年記念事業として、またNTTの文化・社会貢献活動の一環として、1991年からプレ活動を開始し、1997年東京(新宿区西新宿<初台>)にメディア・アートの展示を中心としてオープンした文化施設。
- ※2 コンピュータをはじめとするさまざまな先端メディア・テクノロジーを使用したアート作品を総称する言葉。
- ※展示内容、イベント等については、予告なく変更になる場合があります。
- ※3文部科学省が2013年度から開催。社会貢献活動の一環として青少年の体験活動に関する優れた実践を行っている企業を表彰し、全国に広く紹介することにより、青少年の体験活動の推進を図ることを目的としている。2017年度の受賞対象は「ICC キッズ・プログラム2016」、2018年度の受賞対象は「ICCキッズ・プログラム2017」。
1.開催期間
2019年7月20日(土)〜2019年8月25日(日)11:00〜18:00
休館日:7/22(月)、7/29(月)、8/4(日)、8/5(月)、8/13(火)、8/19(月)
休館日以外においても開館時間の変更および休館の場合があります。
最新情報はICCホームページ(https://www.ntticc.or.jp/)などでお知らせします。
2.入場料
無料
3.主催
主催:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
監修:リサーチ・コンプレックス NTT R&D@ICC
後援:渋谷区教育委員会、新宿区教育委員会、中野区教育委員会、文京区教育委員会
4.展覧会概要
今年度のキッズ・プログラムは、「見る、楽しむ、考える スポーツ研究所」と題し、スポーツを観客として見る、
プレーヤーとして楽しむ、スポーツのルールや仕組みを考える、など新たな見方でスポーツを研究することをテーマとしています。スポーツとICT技術を
組み合わせ、観客に共感を呼び起こす新しいスポーツ観戦の方法や、視覚障がい者とのスポーツの楽しみ方の提案、スポーツを科学的にとらえ、身体能力を
イメージすることで体験を拡張する試みや、新しいスポーツのルールを考えるなどの展示を予定しています。触覚・通信技術を利用した芸術表現や、
様々なスポーツの考え方を通じて、子どもたちに新しいスポーツのあり方や体験的な気づきを提供するとともに、想像力を広げ、思考や創造を生み出すきっかけとなる場を提供します。
5.出品作家および作品例
【スポーツを見る】
- 出品作家:
- 伊藤亜紗(東京工業大学)/
林阿希子(NTTサービスエボリューション研究所)/
渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
- 出品作品
- 「スポーツ・ソーシャル・ビュー」
「感覚の引き算」をしてテニスの試合を見てみよう。
-
「スポーツ・ソーシャル・ビュー」2018 年(参考図版) 撮影:木奥恵三
- 作品概要
- 目の見える人が、映像から読み取れる選手の感覚や動きのリズム、会場の盛り上がりを、身体的
な体験に置き換え、目の見えない人と共有する、新しいスポーツ観戦(スポーツ・ソーシャル・ビュー)を体験できます。
- 出品作家
- リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC
- 出品作品
- 「ラグビー 触覚ビューイング」
光ったり、ふるえたりする装置を持って ラグビー観戦してみよう。
- 作品概要
- タックルやスクラムなど、ラグビーの試合の中で起こる動作にあわせて、
手元のラグビーボール状のデバイスが振動したり、光ったりします。触覚体験によって、
その場にいる人たちが一緒に観戦することの一体感を増幅します。
- 出品作品
- 「見えないスケートボードの存在感」
スケートボードのトリックの振動を展覧会の会場に現れたランプ※4から感じてみよう。
- 作品概要
- スケートボードの映像と、振動するランプによって、あたかも本当に選手がトリックをしているような感覚を得ることができます。
【スポーツ?を楽しむ】
- 出品作家
- 中路景暁
- 出品作品
- 《Sequences/Consequences》
ベルトコンベアーを使って何をしているんだろう。新しいスポーツを考えられるかな?
中路景暁《Sequences/Consequences》2019 年
- 作品概要
- 産業装置であるベルトコンベアーを「表現のための装置」と捉え、50のシーケンスを制作することで、
装置によって生み出される身体性や感覚を刺激する要素、人と装置の関係性を多様な形で提示します。
会場では、実際にベルトコンベアーを展示し、定期的に来場者自身が体験できる時間を設ける予定です。
- 出品作家
-
Aokid、福留麻里、
時里充
- 出品作品
- スポーツをモチーフにした新作
卓球など、競技の音やボールの動きをダンスにしてみると、どんな動きになるのかな?
「見た目カウント レッスン①」2016 年(参考図版)撮影:木奥恵三
- 作品概要
- 卓球などの競技に含まれる音や動きの要素をダンスに変換することを試みる作品です。
プレーヤーの動作ではなく、ボールやラケットを身体として考え、その動きを抽象的に置き換えてダンサーが踊ります。
【スポーツを考える】
スポーツでは、器具やトレーニング方法、プレイ分析などにおいて、
さまざまなテクノロジーや科学的知見が利用されています。ここでは、さまざまな競技で使用されてきたテクノロジーの歴史を、
年表形式で掲示したり、アスリートのパフォーマンスを脳科学の視点から解析する最新の研究事例を紹介します。
6.関連イベント
子どもたちの「もっとよく知りたい」に応えるための各種イベントを実施します。
●ギャラリーツアー
開催日:8月3日(土)14:00−15:00
対象:小学生以上
共催:新宿区立角筈図書館
●ワークショップ
中路景暁「ベルトコンベアーで動きを考えよう」
開催日:7月27日(土)、28日(日)
このワークショップではベルトコンベアーを使ってできる動きを考えます。
ベルトコンベアーが持つ“物を平行移動させる”という単純なルールの中で、
ベルトコンベアーの上に物を置く、置かれた物をキャッチするなど、どのような動きを生み出せるかを考えてみましょう。
詳しくはICCホームページ(https://www.ntticc.or.jp)などで最新の情報をお知らせします。
7.その他
- ベビーコーナー
- お子さま連れのお客さまでも安心してご来館いただけるよう、おむつ替えシート2台や調乳専用給湯器、
流し台等も備えたベビーコーナーを設置しております。ご家族連れでのご来館もお待ちしております。
8.ICCのご案内
所在地:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
(京王新線 初台駅東口から徒歩2分)
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