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2018年7月12日
スカパーJSAT株式会社
東日本電信電話株式会社
西日本電信電話株式会社

光回線を使ったテレビサービスにおける新4K8K衛星放送対応の実現について

スカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 高田真治、以下スカパーJSAT)、東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長井上福造、以下NTT東日本)および西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市中央区、代表取締役社長 小林充佳、以下NTT西日本)は、BSデジタル放送/110度CSデジタル放送(以下BS/110度CS)による超高精細度テレビジョン放送(以下「新4K8K衛星放送」)に つきまして、光回線を使ったテレビサービス(「フレッツ・テレビ」等※1)において、2018年12月より順次提供開始するBS右旋4K放送に加え、2019年夏以降、BS/110度CS左旋4K・8K放送を新たに提供開始する予定です※2。これにより、NHKの8Kチャンネルを含む10チャンネル以上が新たに視聴可能となります。

  • ※1本リリースにおいては、「フレッツ・テレビ」または、光コラボレーション事業者が提供するテレビサービス*1)、ならびにスカパーJSATが集合住宅向けに提供する再送信テレビサービス(アンテナの代わり*2に光回線を用いて地上/BSデジタル放送等を視聴可能なサービス)を、『「フレッツ・テレビ」等』と呼称いたします。
    「フレッツ・テレビ」はNTT東日本、NTT西日本が提供する「フレッツ・テレビ伝送サービス」と、スカパーJSATが提供する放送サービス「スカパーJSAT施設利用サービス」を契約することにより、地上/BSデジタル放送などを受信することが可能となるサービスです。「フレッツ・テレビ」のご利用には、「フレッツ光」等の契約・料金が別途必要です。
  •  *1光コラボレーション事業者におけるテレビサービスの取扱い有無につきましては、以下のサイトでご確認ください。
      ◇NTT東日本 https://flets.com/collabo/list/新規ウィンドウで開く
      ◇NTT西日本 https://flets-w.com/collabo/list/index.php新規ウィンドウで開く
     *2地上/BSデジタル放送に対応したテレビまたはチューナーが必要です。また、アンテナで視聴可能な番組が一部受信できない場合があります。
  • ※2「フレッツ・テレビ」等における提供についてはスカパーJSATが各放送局より再放送同意を得る必要があり、今後各放送局と協議調整してまいります。

1.背景

スカパーJSAT、NTT東日本およびNTT西日本は、2008年より「フレッツ・テレビ」を提供してまいりました。2015年2月には光コラボレーションモデルによる提供を開始し、光コラボレーション事業者が提供するテレビサービスを含め2018年6月末時点において、約163万契約(NTT東日本:約100万契約、NTT西日本:約63万契約)となりました。

一方、2018年12月にはBS/110度CSによる「新4K8K衛星放送」が開始されます。総務省の「4K・8K推進のためのロードマップ」※3においては、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の数多くの中継が4K・8Kで放送されている」などを目標としており、これを受けて、放送事業者・家電メーカー等が連携し、必要な取り組みが進められています。

これらを踏まえ、スカパーJSAT、NTT東日本およびNTT西日本は2017年11月にBS右旋4K放送への対応について報道発表※4を行い、その後さらなる検討を経て、BS/110度CS左旋4K・8K放送への対応を決定いたしました。


2.提供予定チャンネル

BS/110度CS左旋4K・8K放送のチャンネル
チャンネル名 「フレッツ・テレビ」等での
提供開始予定日※6
(参考)
実用放送開始予定日
映画エンタテインメントチャンネル※5 2019年夏以降 2018年12月1日
ショップチャンネル 4K
4K QVC
NHK BS8K※5
J SPORTS 1 (4K)※5
J SPORTS 2 (4K)※5
J SPORTS 3 (4K)※5
J SPORTS 4 (4K)※5
日本映画+時代劇 4K※5
スターチャンネル※5
スカチャン 1 4K※5
スカチャン 2 4K※5
WOWOW※5
(2020年チャンネル名発表予定)
2020年12月1日以降 2020年12月1日

(参考)BS右旋4K放送のチャンネル
チャンネル名 「フレッツ・テレビ」等での
提供開始予定日※6
(参考)
実用放送開始予定日
NHK BS4K※5 2018年12月1日 2018年12月1日
BS朝日 4K
BS−TBS 4K
BSジャパン 4K
BSフジ 4K
BS日テレ 4K 2019年12月1日 2019年12月1日
  • ※5視聴には放送事業者との契約および受信料・視聴料等が必要です。
  • ※6提供チャンネルにつきましては、今後変更となる可能性がございます(一部チャンネルを提供できない可能性があります)ので、2019年夏以降の提供開始に向け改めてご案内いたします。また、チャンネル名称は変更される場合があります。

3.「新4K8K衛星放送」の提供条件

(1)提供エリア

「新4K8K衛星放送」を視聴可能なエリアは、「フレッツ・テレビ」等の提供エリアと同様です。

(2)提供料金

2018年12月1日からの「フレッツ・テレビ」等のご利用料金※7
月額利用料※8 サービス名 料金
「テレビ視聴サービス」※9利用料 300円/月(税抜)
「フレッツ・テレビ伝送サービス」等の利用料 提供事業者により異なります。
(2019年夏以降)BS/110度CS左旋4K・8K放送を視聴する場合
『専用アダプター』レンタル料 具体的な料金については、別途ご案内いたします。
  • ※7本料金は、現在「フレッツ・テレビ」等をご契約中のお客さまを含む全てのお客さまのご利用料金となります。料金の詳細に関しましてはスカパーJSATからのお知らせにてご確認ください。
    https://oshirase.skyperfectv.co.jp/general/release_20180712.pdf
  • ※8別途、「フレッツ・テレビ」等の初期費用および「フレッツ光」または光コラボレーション事業者が提供する光アクセスサービスの初期費用、月額利用料が必要です。また、本料金にはNHK受信料およびスカパー!等の有料チャンネルの視聴料は含んでおりません。
  • ※9「フレッツ・テレビ」または光コラボレーション事業者が提供するテレビサービスにおいて必要となる放送サービス、ならびにスカパーJSATが集合住宅向けに提供する再送信テレビサービスです。なお、スカパーJSATは「新4K8K衛星放送」の提供に伴い、2018年12月に『スカパーJSAT施設利用サービス』に関連するサービス名称等を『テレビ視聴サービス』に改称いたします。

(3)必要となる機器

現在、「フレッツ・テレビ」等を利用してBS/110度CS放送を視聴しているお客様は、次のいずれかの対応機器を用いることで、「新4K8K衛星放送」を新たに視聴できるようになります。

  • テレビ本体で「新4K8K衛星放送」を受信可能な4Kテレビ
  • 「新4K8K衛星放送」対応のチューナー※10と、4K対応テレビ・8K対応テレビ※11※12の組み合わせ

また、「フレッツ・テレビ」等でBS/110度CS左旋4K・8K放送を視聴する場合は、上記に加え、スカパーJSATより提供予定の簡易な『専用アダプター』が必要です。

  • ※10「新4K8K衛星放送」の開始に合わせて発売が見込まれています。
  • ※114K対応テレビ・8K対応テレビには、「新4K8K衛星放送」を受信する機能は搭載されていません。「新4K8K衛星放送」を受信するには、新しい規格に対応した受信機(テレビ、チューナー等)が必要になります。
  • ※12NHKの8Kチャンネルを視聴する場合は、8K放送に対応した機器(テレビ・チューナー)が必要です。

4.提供方式と特長

(1)提供方式

BS/110度CS左旋4K・8K放送は、周波数変換パススルー※13によって提供します。周波数変換パススルーとは、放送事業者(スカパーJSAT等)の設備で受信した映像信号を放送周波数とは異なる周波数に変換して伝送する方式で、変換した周波数を『専用アダプター』を利用してお客さま宅内で元の周波数に戻すことで、視聴できるようになります。

(2)特長

テレビのすぐ手前に『専用アダプター』を取り付けることで直前の同軸配線までは現状の「フレッツ・テレビ」等と同じ周波数帯域を利用できるため、戸建て住宅、集合住宅にかかわらず、お客さま宅の屋内設備を大幅に変える必要なく導入いただけます。

  • ※13「パススルー®」は、マスプロ電工株式会社の登録商標です。

5.各社の主な役割

  • スカパーJSAT
    放送サービス「テレビ視聴サービス」の提供
  • NTT東日本、NTT西日本
    「テレビ視聴サービス」の伝送に必要となる電気通信サービス「フレッツ光」および「フレッツ・テレビ伝送サービス」の提供(光コラボレーションモデルにおける提供を含む。)

6.今後の展開

「新4K8K衛星放送」開始によるテレビ需要拡大が見込まれるなか、スカパーJSATとNTT東日本、NTT西日本は今後も3社で連携し、より多くのお客さまに高精細・高画質で豊かな映像視聴環境をお届けできるよう、サービスの充実に努めてまいります。

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。