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(報道発表資料)

2014年7月8日
株式会社global bridge
東日本電信電話株式会社

株式会社global bridge(グローバルブリッジ)とNTT東日本との提携による新たな保育園運営管理システムの提供について
〜「保育×ICT」によるB2B2Bモデルの取組み〜

  • 株式会社global bridge(本社:東京都墨田区、代表取締役:貞松 成、以下「global bridge」)と東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:山村 雅之、以下「NTT東日本」)は、global bridgeが開発した保育園運営管理システム(以下、Child Care System)の提供に関して提携することで合意いたしました。
  • 「Child Care System」を保育園に向けて提供するにあたり、global bridgeが保育園運営コンサルティングおよび「フレッツ光」等とのセット提案・販売を行い、NTT東日本が「フレッツ光」の提供およびWi-Fi環境構築、利用サポート、料金回収代行等を行ってまいります。
  • 「Child Care System」の提供により、保育士の労働時間を削減し、保育士のワーク・ライフ・バランスの実現および保育園経営の維持・安定化に貢献することで、現代の社会問題となっている待機児童の解消、女性の社会進出の促進に向け取り組んでまいります。

1.提携に至った背景

保育園の待機児童の数は2013年10月時点で都市部を中心に約4万4千人※1と高い水準にあり、保育園数の拡大が望まれています。こうした状況の中、2015年度から子ども・子育て支援新制度が始まる予定となっており、新たな保育事業者の参入機会が増え、保育所開設の拡大が見込まれております。

しかしながら、保育園の現状は、大半の保育園において保育士の勤務管理や保育計画、子どもの保育記録等を手書きで作成・管理する状況にあります。このため、紙書類の作成管理等に多大な時間を要していることから、保育士の負担を軽減しつつ、保育業務と事務作業を両立させることが課題となっています。

こうした状況から、保育園経営において保育士の確保や潜在保育士※2の活用が難しく、また、時間外労働が人件費を押し上げ、経営を圧迫している状況にあります。

このような背景を踏まえ、今回global bridgeが開発した「Child Care System」とNTT東日本の「フレッツ光」および公衆無線LANアクセスポイントサービス、料金回収代行サービス等をワンストップで提供し、今後増加していく保育園におけるICTを活用した新たな保育園運営モデルの導入を推進します。また、本システムの使い方がわからない場合やトラブルが発生した時も、NTT東日本が長年培ったノウハウで運営する「Child Care Systemサポートセンター」が万全のサポートを行います。

本取組みを通じ、保育園経営をICTの力でバックアップすることにより、保育士の労働時間削減が図れます。保育士のワーク・ライフ・バランスの実現および保育園経営の維持・安定化に貢献することで、保育園数の維持拡大を支え、現代の社会問題となっている待機児童の解消および女性の社会進出の促進の一助となることをめざしてまいります。

  • ※1「保育所入所待機児童数(2013年10月時点)」厚生労働省 雇用均等・児童家庭局(2014年3月28日)
  • ※2保育士資格を持ちながらも就業していない人。全国で60万人以上いると推計されている。(「第一回経済財政諮問会議産業競争力会議合同会議」(2014年3月19日))

2.本取り組みの概要

(1)主な役割

global bridge
  1. 「Child Care System」を活用した保育園運営コンサルティング
  2. 保育園に向けた「Child Care System」「フレッツ光」等のセット提案・販売の実施
NTT東日本
  1. 「Child Care Systemサポートセンター」運営
  2. 「フレッツ光」の提供
  3. 公衆無線LANアクセスポイントサービス「光ステーション」によるWi-Fi環境※3構築
  4. 料金回収代行サービス「フレッツ・まとめて支払い」の提供(フレッツ光の請求に合算して請求)

(2)提供開始日

2014年7月9日(水)

  • ※3保育士による「Child Care System」の利用および保護者の保育園来園時等のWi-Fi利用に使用

3.保育園運営管理システム(Child Care System)の機能概要

「Child Care System」は、保育園運営に必要な勤務管理や子どもの保育記録等の業務を支援するブラウザベースのアプリケーションです。本システムにより業務時間の短縮が実現できます。

<勤務管理支援>

  1. (1)自動シフト作成機能
    園児数に基づいた保育士の配置を自動計算し、法令を遵守しながら最適なシフトを30分単位で正確に組むことができるため、人件費の適正化が可能となります。(特許出願済)
  2. (2)自動出勤簿作成機能
    タブレット端末の画面にタッチすることにより、保育士の出勤簿を自動的に作成できます。

<保育業務支援>

  1. (1)自動登降園簿作成機能
    タブレット端末の画面にタッチすることにより、園児の登降園簿を自動的に作成できます。
  2. (2)保育計画作成、「園便り」・「ほけん便り」等ドキュメント作成機能
    必要な情報を入力するだけで、子ども別の保育計画や保護者向けの「園便り」・「ほけん便り」等のドキュメントを作成できるため、保育士の労力と時間を削減できます。

<保育士求人支援>

  1. (1)保育専門求人サイトへの無料掲載機能
    通常、保育士の求人をおこなう場合には、広告掲載料が必要となりますが、global bridgeが運営する保育求人サイト「保育・ハロージョブ(URL:https://hoiku-hello-job.net/)」は応募課金型を採用しているため、無料で求人掲載ができます。

<運用サポート>

  1. (1)Child Care Systemサポートセンター
    「Child Care System」の使い方がわからない場合やトラブルが発生した時も、NTT東日本が長年培ったノウハウで運営する「Child Care Systemサポートセンター」が利用できるため、スムーズにご利用いただけます。
    受付時間:9時〜21時(年中無休)

4.保育園運営管理システム(Child Care System)の利用料金

園1ヶ所あたり・月額 13,000円(税抜)

5.お申し込み先

「Child Care System」専用Webサイト:https://www.c-c-s.jp/新規ウィンドウで開く

または、global bridge販売担当者までお問合せください。

6.今後の予定

今回の提携を通じ、保育園における園児の写真データ等をご家庭で閲覧いただくためのICT化を推進してまいります。

7.お問合せ先

Child Care Systemおよびglobal bridgeとの協業に関するお問合せ
global bridge品質監査室
TEL:03-5625-0577
NTT東日本との協業に関するお問合せ
NTT東日本 ビジネス開発本部
TEL:03-5359-9020

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。