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News Release 東日本電信電話株式会社

2014年5月9日

NTTインターコミュニケーション・センター (ICC) 常設展「オープン・スペース 2014」展の開催について

  • NTT東日本が運営する文化施設NTTインターコミュニケーション・センター※1(以下ICC)では、常設展示内容を大幅に入れ替え、2014年6月21日(土)より「オープン・スペース 2014」展を開催します(入場無料)。
  • メディア・アート※2作品をはじめ、メディア・アートの代表作、先端技術を取り入れた作品、などが展示され、作品を楽しむだけでなく、その背景にある現代の多様化したメディアやコミュニケーションの在り方などについて考えるきっかけとなることをめざしています。
  • ※1日本の電話事業100周年記念事業として、またNTTの文化・社会貢献活動の一環として、1990年からプレ活動を開始し、1997年東京(新宿区西新宿<初台>)にメディア・アートの展示を中心としてオープンした文化施設。
  • ※2コンピュータをはじめとするさまざまな先端メディア・テクノロジーを使用したアート作品を総称する言葉。

1.「オープン・スペース 2014」展について

  1. (1)開催期間:2014年6月21日(土)〜2015年3月8日(日)  午前11時〜午後6時

    休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)、年末年始(12月29日〜1月5日)、 ビル保守点検日(8月3日/2月8日)

    • 諸事情により開館時間の変更および休館の可能性がございます。最新情報はホームページなどでお知らせします。
  2. (2)入場料:無料
  3. (3)主な作品
<1> メディア・アート展示
国内外のアーティストによるさまざまな作品を紹介します。

<展示作品例>

ジェフリー・ショー 《レジブル・シティ》

ZKMコレクション
(c) Jeffrey SHAW

スクリーンに映しだされたマンハッタン、アムステルダム、カールスルーエの街を自転車で自由に運転することができる作品です。メディア・アート黎明期の1989年に制作された歴史的な作品であり、インタラクティブ・アートの代表作としてよく知られた作品です。このたびドイツ、カールスルーエのZKM(アート・アンド・メディアテクノロジー・センター)における「デジタル・アート保存プロジェクト」によって再制作された作品が展示されます。

ユークリッド(佐藤雅彦+桐山孝司) 《指紋の池》

21_21 DESIGN SIGHT企画展
佐藤雅彦ディレクション 「“これも自分と認めざるをえない”展」
撮影:田村友一郎

指紋採取装置で自分の指紋をスキャンすると、自分の指紋がディスプレイの中に放たれ、すでに採取された指紋の群れの中に入っていきます。もう一度指紋採取装置に指を置くと、群れの中から自分の指紋が帰ってきます。普段は気にも留めない自分の属性のひとつである指紋というものに対して「いとおしさ」や「いつくしみ」が生まれます。

志水児王 《linnerscope》 (仮題)

長細い水槽を様々なパターンで動かし、それに伴って生じる水槽内の水の運動を複数のレーザー光線を用いて観察する作品です。レーザー光線を水面に、線状および面状に照射することで、水を直接見るだけでは把握しきれない微細な運動を視覚化します。また、レーザーの状態を変化させることにより水の運動の表れを変化させ、ダイナミックな映像を生じさせます。

<2> 研究開発コーナー
大学などの研究機関における研究成果や事例を紹介するコーナーです。
技術者や教育現場から発想される未来像を提示するとともに、最先端技術の共同研究発表の場としても展開していきます。

<展示作品例>

慶應義塾大学 SFC 筧康明研究室

(参考図版)左:《lapillus bug》、右:《NeonDough》

筧康明研究室は、わたしたちの生活する物理世界とコンピュータによって表現されるデジタル世界をつなぎ、それぞれの特性を融合する「リアル」な世界の開拓に向けて、人間と調和し、その能力を拡張し、引き出す新たなメディアを、アート/デザイン/エンジニアリングの領域を横断しながら創り出しています。研究成果物には、粘土と電子回路を組み合わせ、形と色を相互に作り替えながら新しい造形や創作表現が可能になるインターフェイスなど、物理的な素材や現象を用いたインタラクティブな情報表現装置があります。

<3> 「エマージェンシーズ!」コーナー
今後期待される新進アーティストやクリエイターの最新作品やプロジェクトなどを紹介するコーナーです。(年間3回展示予定)

<展示作品例>

エマージェンシーズ! 022 時里充 展示期間(予定):6月21日(土)〜8月31日(日)

(参考図版)

カメラにはカメラ自身の状況を捉える事はできません。しかしカメラの前に定規などの計測器具を設置し、それを撮影することにより、カメラは撮影することのできなかった自身の状況を数値に変換し画面に映し出すことができるようになります。このような効果を利用した作品を展開します。

<4> その他の展示・施設
ICC活動に関する映像アーカイブ「HIVE」(ハイヴ)のコンピュータ端末閲覧により、ICCの歴史に多面的に触れることができます。
<5> 関連イベント
出品アーティストによるレクチャーやトーク・イベントを開催するほか、毎月第三日曜日には、学芸スタッフによる作品解説ツアーを行なう予定です。

2.今後の展示予定

  1. (1)ICC キッズ・プログラム 2014(仮称)
    開催期間(予定):2014年7月19日(土)〜2014年8月31日(日)
    最新のメディア・アートに触れることで子どもたちの好奇心と想像力を育むことを目的に、2006年より開催している夏休みの子ども向け展覧会です。
  2. (2)企画展 「大友良英 音楽と美術のあいだ」展(仮称)
    開催期間(予定):2014年11月22日(土)〜2015年2月22日(日)
    即興音楽からポピュラー音楽、さらには映画やテレビの劇伴音楽までの幅広い領域で活動し、これまでも美術の領域での作品発表も数多く行なっている、音楽家・大友良英による展覧会です。
    本展は、2008年に山口情報芸術センター[YCAM]で委嘱制作された作品《quartets》と、新作のインスタレーションによって構成される予定です。

開催日程、内容については、後日ICCホームページ(https://www.ntticc.or.jp/新規ウィンドウで開く)にてお知らせします。

3.ICCのご案内

所在地 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 4 階
(京王新線 初台駅東口から徒歩2分)

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。