ホーム > 企業情報 > お知らせ・報道発表 > 報道発表資料 > 2013年 > 12月


(報道発表資料)

平成25年12月12日
東北観光推進機構
国土交通省東北運輸局
東日本電信電話株式会社

東北全域における、外国人旅行者向け無料Wi-Fiサービスの規模拡大について

東北観光推進機構、国土交通省東北運輸局(以下東北運輸局)と東日本電信電話株式会社(以下NTT東日本)は、NTT東日本の「光ステーション」※1を活用した、短期滞在外国人旅行者が東北各地の観光施設やホテルなどで利用できる無料Wi-Fiサービス(公衆無線LAN環境)について、東北7県(青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、新潟県)・仙台市と連携し、これまで東北の一部の地域(宮城県・仙台市・青森市・盛岡市・平泉町・秋田市・新潟市)で展開していた当該サービスを東北全域に拡大します。

1.目的

訪日外国人旅行者数は、東日本大震災直後に激減したものの、全国的には円安やビザ発給要件の緩和などを背景に順調に回復し、震災前の水準を超えたとされていますが、東北の多くの県ではいまだ震災前を下回っている状況にあります。※2また、観光庁の調査によれば、訪日外国人旅行者の3人に1人が、旅行中に困ったこととして「無料Wi-Fiサービスがないこと」をあげています。※3これらの課題に対し、オール東北の取り組みとして、最もニーズの大きい無料Wi-Fiサービスを拡大することで、東北における外国人旅行者数の回復・拡大につなげることが主な目的です。

さらに、無料Wi-Fiが使えることで、外国人旅行者が東北各地の滞在先からスマートフォンやタブレット端末を使ってSNSなどで感動を発信できるようになり、海外における“東北”の風評被害払拭、認知度向上にもつながると期待しています。

2.実施概要

(1)外国人旅行者向け無料Wi-Fiサービスの提供

日本短期滞在の外国人旅行者を対象に、観光施設やホテルなど各地の「光ステーション」提供エリアにおいてキャリアフリーでWi-Fiインターネットを14日間無料接続できるサービスを提供します。

<1>オリジナルの「ID/PASSカード」制作

本サービスの利用に必要な「ID/PASSカード」を、東北7県の“ゆるキャラ”がデザインされた、東北だけのオリジナル・カードとして制作します。【図1】

<2>「ID/PASSカード」の配布拡大

空港、観光案内所などで「ID/PASSカード」を配布します。※4東北7県域の既存配布窓口38か所に加え、新たに34か所で配布を開始します。【表1】

<3>「光ステーション」提供エリアの拡大

東北7県域で約11,000か所(平成25年12月11日現在)ある「光ステーション」のさらなる設置拡大を店舗・施設等オーナーさまの協力のもと進めます。

(2)協働プロモーションの展開

本サービスの認知拡大・利用促進・提供エリア拡大に向けたWEBによるPR、およびパンフレット・ステッカー・ポスターの制作、展開等を行います。

3.役割分担

(1)外国人旅行者向け無料Wi-Fiサービスの提供

<1>オリジナルの「ID/PASSカード」制作

NTT東日本

<2>「ID/PASSカード」の配布拡大

東北観光推進機構、東北7県・仙台市

<3>「光ステーション」提供エリアの拡大

NTT東日本

(2)協働プロモーションの展開

東北観光推進機構、東北運輸局、NTT東日本、東北7県・仙台市

4.開始時期

新たな「ID/PASSカード」配布窓口では、平成25年12月16日(月)から配布を開始します。

  • 既存配布窓口では継続して配布を実施しております。
  • ※1「光ステーション」とは、NTT東日本が提供する、店舗・施設等のオーナーさま向け公衆無線LANアクセスポイントサ-ビスです。詳細はサイト(https://flets.com/hikaristation/新規ウィンドウで開く)をご覧ください。
  • ※2平成25年第2四半期(4月〜6月)の外国人延べ宿泊者数において、全国では平成22年同期比21.3%増となった一方、東北7県で同水準を超えたのは2県となっています。(出典:「宿泊旅行統計調査(平成25年4月〜6月)」(観光庁))
  • ※336.7%の外国人旅行者が日本旅行中に困ったこととして、「無料公衆無線LAN環境」の不便さをあげています。(出典:「外国人旅行者の日本の受入環境に対する不便・不満」(観光庁))
  • ※4「ID/PASSカード」配布時には、パスポート等の確認をさせていただきます。

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。