ホーム > 企業情報 > お知らせ・報道発表 > 報道発表資料 > 2012年 > 4月


News Release 東日本電信電話株式会社

平成24年4月25日

NTTインターコミュニケーション・センター (ICC) 常設展「オープン・スペース 2012」の開催について

  • NTT東日本が運営する文化施設NTTインターコミュニケーション・センター※1(以下ICC)では、常設展示内容を大幅に入れ替え、平成24年5月26日(土)より「オープン・スペース 2012」を開催します(入場無料)。
  • メディア・アート※2を代表するアーティストによる作品展示に加え、親子で楽しめる作品や、大学・高等研究機関における研究成果のご紹介などにより、ご来場頂く方々の好奇心を高め、「楽しく」「わかりやすく」「ためになる」展示をめざします。
  • ※1日本の電話事業100周年記念事業として、またNTTの文化・社会貢献活動の一環として、平成2年からプレ活動を開始し、
    平成9年東京(新宿区西新宿<初台>)にメディア・アートの展示を中心としてオープンした文化施設。
  • ※2コンピュータをはじめとするさまざまな先端メディア・テクノロジーを使用したアート作品を総称する言葉。

1.「オープン・スペース2012」について

(1)開催期間

平成24年5月26日(土)〜平成25年3月3日(日)

休館日:毎週月曜日(祝日の場合、翌火曜日)、年末年始(12月28日〜1月4日)、 ビル保守点検日(8月5日/2月10日)

  • 諸事情により開館時間の変更および休館の可能性がございます。最新情報はホームページなどでお知らせします。

(2)入場料

無料

(3)主な作品

<1>メディア・アート展示

国内外のアーティストによるさまざまな作品を紹介します。

<展示作品例>

シルパ・グプタ 《無題(シャドウ)》

部屋のなかに入ると、向かいの壁に自分のシルエットが映し出されます。それに加えて、会場内に存在しないさまざまな物体のシルエットが、鑑賞者の動きに合わせてリアルタイムで合成されていきます。さまざまな要素がからみあい、ときに自分が思いもよらない事態にまきこまれることのある現代社会のありかたを反映しつつも、どこかコミカルでユーモラスなところを残した、体験型の作品となっています。

ジョン・ウッド&ポール・ハリソン《月面で退屈している宇宙飛行士》、《非現実的な登山家》ほか

もう1km

月面で退屈している宇宙飛行士

彫刻、パフォーマンス、建築など、さまざまな要素を取り入れた映像作品です。
日用品などを素材として、自然の法則を利用し、単純な行為から意外性をひきだす作品は、ときにナンセンスでありながら、日常的にはあまり認識されない出来事への「気づき」を促します。シンプルなシチュエーションから、ユーモアのあるユニークな世界観を繰り広げます。

逢坂卓郎《生成と消滅 2012》

生成と消滅 MARL
撮影:大塚聡

地球上に常時降り注いでいる宇宙線を、発光ダイオード(LED)の明滅によって視覚化する作品です。展示空間に設置されたセンサーが宇宙線を検知した瞬間、発光ダイオードが明滅します。明滅を繰り返す静かな光は、私たちの周りに無数の宇宙線が絶え間なく飛来していることを教えてくれます。今回は、ICCの展示空間にあわせた新作を公開します。

三原聡一郎+斉田一樹《moids 2.2.1―創発する音響構造》(2012年10月以降に無響室で展示予定)

テクノロジーによるバーチャルな音響環境を作り出すことを試みる作品です。
音声の入力に反応する微細な音を発する装置が空間内に多数連なって配置されています。それらは、シンプルなルールによって周囲の音と呼応し、ひとつが反応すると、ほかの装置も次々と連鎖的に反応を繰り返し、どこか森の中に居るような有機的な音響環境が生まれます。その環境は、その時々でまったく異なり、つねに変化していきます。

成瀬つばさ「リズムシさんのへや」

リズムシ

「リズムシ」シリーズは、シンプルな楽器アプリケーションです。ボタンを押すと音とともに手描きのキャラクターが踊り出す「リズムシ」をはじめ、直感的な操作と手描きの親しみやすいデザインによって、シリーズ総計250万ダウンロードを超える人気を博しています。今回の展示では、会場でのみお楽しみいただける新作の展示も予定しています。

<2>研究開発コーナー

今年度は大学・高等研究機関における研究成果などを紹介します。

<展示作品例>

多摩美術大学×東京大学 ARTSAT:衛星芸術プロジェクト

平成25年度打上げ予定のH−IIAロケットに相乗りする小型副衛星に、多摩美術大学と東京大学のコラボレーションによる「芸術衛星 INVADER」が選定されました。この衛星から得られるデータを、芸術作品やゲーム等のエンターテインメント分野へ活用することを提案・実践していくためのプロジェクトです。
プロジェクト概要やデータ活用の具体的アイデアなどの他、打ち上げまでのプロセスを段階的に紹介します。

<3>その他の展示・施設

ICC活動に関する映像アーカイブ「HIVE」(ハイヴ)のコンピュータ端末閲覧により、ICCの歴史に多面的に触れることができます。

<4>関連イベント

出品アーティストによるレクチャーやトーク・イベントを開催するほか、毎月第三日曜日には、学芸スタッフによる作品解説ツアーを行ないます。

2.今後の活動予定

(1)ICCキッズ・プログラム2012(平成24年8月予定)

夏休みの自由研究にも役立つ、子供が触って楽しめる作品などを展示します。

(2)企画展(平成24年11月以降予定)

科学技術と芸術文化の融合をテーマに、国内外の代表的な作品や若手作家の作品を紹介する企画展を開催します。

開催日程、内容については、後日ICCホームページ(https://www.ntticc.or.jp/新規ウィンドウで開く)にてお知らせします。

3.ICCのご案内

(1)所在地

東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー 4階
(京王新線 初台駅東口から徒歩2分)

(2)開館時間

午前11時〜午後6時

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。