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平成24年1月31日
南三陸町
東日本電信電話株式会社
南三陸町(宮城県本吉郡南三陸町、町長:佐藤仁)と、東日本電信電話株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長:江部努、以下「NTT東日本」)は、NTT東日本のデータセンタ及びネットワークサービスを利用して、お客様が保有するデータをNTT東日本提供の実証実験環境上にバックアップする仕組みについて、平成24年2月1日(水)より共同で実証実験を開始します。
なお、実証実験後は、遠隔地における重要データお預かりの仕組みを自治体だけでなく民間企業にもご利用いただくことで、有事の際のデータ消失リスクの軽減や、遠隔バックアップからのデータ復元等を実現し、より信頼性の高い事業運営が可能となると考えております。
地方自治体の多くは、庁舎内でサーバを管理運用しておりますが、2011年3月11日の東日本大震災の津波被害により、いくつかの被災自治体において、建物自体も浸水し、紙で保管されていた戸籍「正本(原本)」と共にサーバ等に保管されていた「正本(データ)」も失われました。
この事態を受け、多くの自治体が、データの保全性に強い関心を示すとともに、その対策を検討するようになっています。
被災した南三陸町においても、これまで庁舎内で運用管理していたシステム自体をデータセンタに預けると同時に、建物倒壊等の大規模激甚災害への更なる対策として、遠隔地におけるデータの保管が課題となっておりました。
また、震災の復興支援活動を通じて、NTT東日本には、多くの自治体から、重要データを遠隔地へバックアップできる仕組みの構築に関する要望が多く寄せられ、御要望にお応えすべく、新たなソリューションを検討して参りました。
こうしたことから、南三陸町とNTT東日本は、新たなデータバックアップソリューションの検討を目的に、共同で実証実験を行うこととなりました。
南三陸町のバックアップ対象データを、NTT東日本が提供するバックアップサーバ上に、オンラインでバックアップするものです。
平成24年2月1日(水)〜平成25年3月末(予定)
東日本大震災において、津波等により多くの地域でデータが消失したことを受け、BCP対策のデータバックアップソリューションのひとつとして、他の自治体や民間企業への利活用を検討してまいります。
報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
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