ふたつの光学マウスを手を合わせるように重ね合わせると、カーソルが人の手を介さずに勝手に動き出すことから生まれた作品。コンピュータやインターネットの中に見出した何か超越的なものを、既製品や既存のウェブ・サービスを用いて表現しています。
連作《ゴットは、存在する。》を構成する作品のひとつです。
(本展覧会のために再構成される予定です)
平成24年1月16日
1990年代初頭に日本でもインターネットの商用サービスが開始され、その後のブロードバンド化の進展やスマートフォンなどの端末の普及により、現在のわたしたちは、常にインターネットにアクセスが可能な状態で生活しています。それは、いわば現実と情報のレイヤーが重ね合わされ、現実空間とネット空間を常に行き来している状態だと言えるのではないでしょうか。
本展は、インターネットが日常化され、情報世界に包摂された現実世界としての今日の状況において生みだされる表現とは何かを、これまでに現れた事例から検証し、ネットと表現のこれからを考察します。
平成24年1月28日(土)〜平成24年3月18日(日)※311:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階
(京王新線 初台駅東口から徒歩2分)
一般・大学生:500円(400円)※4/高校生以下無料
ふたつの光学マウスを手を合わせるように重ね合わせると、カーソルが人の手を介さずに勝手に動き出すことから生まれた作品。コンピュータやインターネットの中に見出した何か超越的なものを、既製品や既存のウェブ・サービスを用いて表現しています。
連作《ゴットは、存在する。》を構成する作品のひとつです。
(本展覧会のために再構成される予定です)
エキソニモ初の絵画作品《A Web Page》とそれを取り巻くシステムで構成された作品。作品の核となる《A Web Page》は、Googleのウェブページを絵画として、ウインドウごと描いたものです。それは絵画作品である事に加えて、「デジタル・オブジェクトのアナログ化」または「インターネットの風景画」であるとも言えるものです。
《A Web Page》はウェブカメラで撮影され、会場の様子も含まれた状態で再びデジタルに変換されてインターネットに送信、表示されます。そうしたプロセス全体が作品となっています。
(本展覧会のために再構成される予定です)
独自に開発したオンライン描画ツールを用いて、アメリカ合衆国の100ドル紙幣を再描写したプロジェクト作品です。
100ドル紙幣は1万の部分に分割され、プロジェクト全体の目的を知らされていない匿名の1万人の人々によって再描写されました。参加者には、ひとつの描画に対し1セントが労働報酬として支払われ、制作には1万セント(100ドル)が費やされました。また、それぞれの参加者の描画データをリアルタイムで再現し、100ドル紙幣が1万人によってどのように描かれたのかをアニメーションを用いて表現しています。
作品を通して「労働」「分配」「恊働」が、現代のデジタル社会によってどのようにありえるのかを再考します。
会期中、会場内では、展示および作品のアップデートを行なう予定です。その他、関連イベントの開催など、さまざまな展開を予定しております。
詳細は、別途ICCホームページ(https://www.ntticc.or.jp)にてお知らせします。
報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。