ホーム > 企業情報 > お知らせ・報道発表 > 報道発表資料 > 2011年 > 7月


報道発表資料

平成23年7月6日
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
東日本電信電話株式会社

地域コミュニティにおける「生活インフラ」の構築に向けた協業について
〜セブン&アイとNTT東日本の協業による便利で安心なお客様サービス提供に向けて〜

株式会社セブン&アイ・ホールティングス(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 最高経営責任者〈CEO〉:鈴木敏文、以下、「セブン&アイ」)と東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:江部 努、以下、「NTT東日本」)は、店舗や光ブロードバンドサービス等、両社の持つリソースを活用した包括的な協業を行い、より多くのお客様に便利と安心を提供できる「生活インフラ」の構築に協同で取り組んでいくことについて、このたび合意いたしました。

1.協業の目的と意義

国内最多の約14,000店舗数を保有するセブン&アイグループと、850万以上の契約数を持つ光ブロードバンドサービス「フレッツ光」を提供するNTT東日本とが協力することで、お客様の身近な店舗やご家庭において新たな付加価値が提供できるようになります。
 店舗にご来店されたお客様や、ご自宅で買い物をお考えのお客様に「ネットとリアル」を融合させた各種サービスを展開することで、買い物が便利になるのはもちろん、あらゆるかたちで様々なお客様のお役に立ち、ご安心いただける「生活インフラ」を構築し、宅内外の地域コミュニティも活性化できると考えます。
 また、3月11日の東日本大震災に際しては、多くのセブン&アイグループ店舗が被災地でいち早く営業を再開したほか、首都圏を中心に大量に発生した帰宅困難者の帰路の大きな支えとなり、改めてその社会的存在価値が認められているところですが、両社の協業によって、「災害時に安心なライフライン」としての価値が高められると考えております。

2.協業の概要および今後の展望

(1)光を利用したセブン-イレブン店舗のWi-Fi拠点化

セブン-イレブンを中心としたセブン&アイグループ店舗内に、NTT東日本の光ブロードバンドサービス「フレッツ光」を利用した、Wi-Fi環境(無線LAN環境)を構築します。
 これにより、セブン&アイ店舗が、従来の買い物(生活用品の入手)拠点に加え、Wi-Fi環境を利用した「情報・コンテンツ入手の拠点」としてご利用いただけるようになります。ご自宅と同様に快適なWi-Fiブロードバンド環境をご利用いただけるとともに、お持ちのスマートフォン等でセブン&アイのオリジナルコンテンツが入手できます。

【セブン&アイ店舗でご利用いただけるサービス】
  1. (1)NTT東日本の公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット※1
    :「フレッツ・スポット」をご契約のお客様は、セブン&アイグループ店舗内でスマートフォンやノートパソコン等のWi-Fi対応端末を使ってインターネットをご利用いただけるようになります。
    :震災等非常時には「フレッツ・スポット」をご契約ではないお客様に対しても無料で開放し、インターネットによる情報伝達や情報収集にご利用いただけます。
    • ※1通常時のインターネットのご利用にあたっては、NTT東日本の提供する「フレッツ・スポット」のご契約、月額利用料、対応するインターネットサービスプロバイダとの契約等が必要となります。
  2. (2)セブン&アイグループのオリジナルサービスがご利用いただける「7SPOT」を新設
    :全てのキャリアにおけるスマートフォン等のWi-Fi対応端末で、店舗ごとのお勧め情報や店内案内をご覧いただけるほか、クーポンやデジタルコンテンツのダウンロード等、ご来店いただいたお客様に便利でお得なサービスを提供いたします。
【展開予定】

 ≪東京都内≫

 平成23年10月頃から東京エリアにおける展開を開始し、平成24年2月末までに下記の店舗への設置を完了いたします。

  • 東京23区内の全セブン-イレブン 約1,200店舗
  • 東京23区内の全イトーヨーカドー、西武・そごう、デニーズなど約100店舗
  • サービスを開始しているエリアについては順次下記ホームページ内でご案内いたします 。
    NTT東日本 :https://flets.com/spot/area_owner/新規ウィンドウで開く

 ≪全国展開≫

 平成25年2月までに全国14,000店舗(東日本エリア8,700店舗)への展開を目指します。

(2)非常時に備えたセブン-イレブン店舗の「情報ステーション」化

災害等の非常時に備え、東京23区内の全てのセブン-イレブン店舗に、NTT東日本の非常用電話機(特設公衆電話)を設置します。万一震災等が発生した際は、最寄のセブン-イレブン店舗で、お客様が無料で安否確認等の緊急連絡をご利用いただけます。
 また、セブン-イレブンに導入されたフレッツ・スポットの無料開放と併せて、電話だけでなく無線ブロードバンド環境もご利用可能となり、セブン-イレブン店舗がいざという時の「情報ステーション」としての役割を果たすこととなります。

【展開予定】

本年度内の展開開始を目途に、東京23区内の全セブン-イレブン約1,200店舗に順次非常用電話機を設置します。

(3)光iフレーム等を活用した買い物支援

これまで、セブン&アイグループとNTT東日本は、デベロッパや自治体等と連携し、「フレッツ光」と家庭向けクラウドデバイス「光iフレーム」を利用してセブン&アイグループのネットショッピングが簡単にお使いいただける仕組みを活用し、買い物にご不便を抱えられている方々に対し、一部エリアや店舗で「セブンネットショピング」や「イトーヨーカドーネットスーパー」、お食事配達サービス「セブンミール」をご提供しております。

さらにこのたび、東日本大震災で被災されたお客様への支援策の一環として、仮設住宅等にお住まいのお客様に向けた買い物支援サービスを、一部のエリアをパイロットモデルに展開して参ります。

【仮設住宅エリアにご提供するサービス】
  1. (1)無料インターネット環境
    :NTT東日本がグループ会社等と協業し、仮設住宅に無料の無線LANインターネット環境を提供いたします。
  2. (2)光iフレーム」の設置
    :セブン&アイのネット通販等生活に便利なサービスが予め登録された「光iフレーム」を無償で貸与いたします。
  3. (3)ネット通販サービス
    :セブン&アイグループより、光iフレームを利用したネット通販・宅配等のサービスを提供いたします。

    ≪提供する通販サービス≫

    セブンネットショッピング、イトーヨーカドーネット通販、セブンミール

    • エリアによってご利用いただけるサービスが異なります。
  4. (4)自治体による情報配信
    ::詳細は今後、自治体・NTT東日本にて検討して参ります。
【展開予定】

平成23年7月より、宮城県山元町の仮設住宅において展開を開始します。

 ≪対象仮設住宅≫

  • 宮城県 山元町 ナガワ仙台工場内仮設住宅 (118戸)

(4)販売連携・共同プロモーションの推進

セブン&アイグループ各店舗に敷設したNTT東日本の「フレッツ光」および「フレッツ・スポット」を活用した新たなビジネスモデルの創造を、セブン&アイ、NTT東日本でともに取り組んで参ります。

  • NTT東日本の「フレッツ光」「光iフレーム」等を、NTT東日本エリアのイトーヨーカドーや東京・多摩エリアの一部のセブン-イレブン店舗、セブンネットショッピングでお申込みいただけるようになりました。
  • フレッツ光の会員プログラム「フレッツ光メンバーズクラブ」との連携を強化し、ポイントキャンペーンや新規連携メニューの充実等を順次展開します。
  • セブン&アイグループ店舗に設置した「フレッツ光」回線を利用し、オススメ商品の広告等のサイネージを実施したり、専用端末からのチケット申込み等ができるよう取り組みます。
セブン&アイグループ店舗、セブンネットショッピングについてくわしくは、
 ≪セブン&アイ・ホールディングスホームページ≫https://www.7andi.com/新規ウィンドウで開く
フレッツ光、フレッツ・スポット、光iフレームについてくわしくは、
 ≪NTT東日本フレッツ公式ホームページ≫https://flets.com/新規ウィンドウで開く

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。