ホーム > 企業情報 > お知らせ・報道発表 > 報道発表資料 > 2010年 > 12月


News Release 東日本電信電話株式会社

平成22年12月2日

Vietnam Posts and Telecommunications Group(ベトナム郵電公社)との覚書の締結について

  • NTT東日本は、ベトナム最大手の電気通信事業者であるVietnam Posts and Telecommunications Group(ベトナム郵電公社、以下 VNPT)と、共同でワーキンググループを設置し、ベトナムでのFTTH・NGN分野における今後の共同ビジネスの事業性を検討する旨の覚書を本日締結いたしました。
  • 外国通信事業者とFTTHやNGNを活用した事業性の検討を行うのは今回が初めてとなります。

1.背景

NTT東日本のグループ会社であるNTTベトナムは、平成9年よりVNPTとの事業協力契約(BCC※1)に基づき、ベトナムにおいて、約24万回線の電話回線の建設及び事業運営指導を行ってきました。

また、NTT東日本はこれまでに、VNPTグループによる特定のエリアでのFTTH商用化に向けた支援等を行ってきており、平成19年にはタンロン工業団地、平成21年には野村ハイフォン工業団地において、FTTHのトライアルを開始し、前者においては既にトライアルの結果を受けて、VNPTハノイ※2による商用サービスが始められています。

このような背景の下、今回VNPTとNTT東日本の間で共同ワーキンググループを設置し、ベトナム国内でのFTTH・NGN分野における今後の共同ビジネスの事業性を検討する旨の覚書を本日締結いたしました。

  • ※1Business Cooperation Contracts の略。国外の通信事業者が資金と技術を経営主体である現地国内の通信事業者に提供し、その見返りに事業収入から一定期間に一定シェアの収入を得る契約方式。
  • ※2VNPTグループにおいて、地域通信事業を担っている会社

2.覚書の内容

VNPTとNTT東日本のメンバーからなるワーキンググループを共同で設置し、ベトナム国内における以下の内容に関する検討を行ってまいります。

  1. FTTH・NGN分野におけるマーケティング・設備構築・営業・保守運用等の調査・検討
  2. 新サービス導入に向けたフィールドトライアルの検討
  3. 今後の共同ビジネスの事業性の検討

調印式の模様

いずれの写真も中央左:VNPT 会長 ファム・ロン・チャン 氏
中央右:NTT東日本 社長 江部 努

3.今後の展開

NTT東日本は、日本国内においてFTTHやNGNを構築してきた経験を活かし、外国通信事業者と協力の上、広帯域で高品質かつ信頼性の高いブロードバンドサービスの実現に寄与していくことにより、これからも情報通信分野の発展に貢献していきます。

報道発表資料に記載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承いただくとともに、ご注意をお願いいたします。