NTT-MEおよびNTT東日本が
茨城大学人文社会科学部と中小企業向けのセキュリティ対策に関する共同調査を開始
2024年8月9日
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
東日本電信電話株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(以下、「NTT-ME」)および東日本電信電話株式会社(以下、「NTT東日本」)は、茨城大学人文社会科学部 太田啓文准教授が担当するイノベーション論ゼミ(以下、「太田ゼミ」)と、茨城県内における中小企業のセキュリティ対策の実態に関する共同調査(以下、本調査)を2024年7月より、開始しました。
<取り組みの背景と目的>
昨今、生産性の向上や働き方改革の実現を目指してクラウド活用やテレワークの推進など業務のDX化が進められる中、サイバーセキュリティに関する攻撃は巧妙かつ汎用化されつつあり、企業の安定した事業運営におけるセキュリティ対策の重要性がさらに高まっています。更に、ランサムウェア※1をはじめとする昨今のサイバーセキュリティの脅威は地域の中小企業にも及んでおり、その対策は、企業規模を問わず急務となっています。
本調査では、多様な地域特性があり、多数の工業団地を有する茨城県において、経営戦略やイノベーションを専門とする太田啓文准教授が主催する太田ゼミの学生が、中小企業における経営課題やセキュリティ対策に関する実態調査を行い、NTT-MEおよびNTT東日本が培ってきたサイバーセキュリティ対策に係る技術や運用における分析ノウハウを提供しながら、中小企業の事業環境にあわせたセキュリティ対策について提言を行います。本調査を通じNTT-MEとNTT東日本はNTT東日本グループ一体で、中小企業におけるセキュリティ対策についての課題解決に貢献してまいります。
- ※1パソコン等のファイルを暗号化した上でファイルを元に戻すことと引き換えに金銭を要求するマルウェア
【共同調査参画メンバー(2024年7月30日キックオフミーティングにて)】
<NTT-MEおよびNTT東日本におけるサイバーセキュリティ対策に関する取り組み>
NTT-MEおよびNTT東日本では、多くの企業や自治体に向けたセキュリティ運用サービス、セキュリティ診断サービスおよびセキュリティソリューションを提供しております。これらのサービスにおいては、これまで培ってきたセキュリティに関する知識や高い技術力を誇るセキュリティエンジニアがサービス提供の根幹を支えており、境界防御セキュリティ※2(UTM、WAF等)から端末セキュリティ※3(EDR等)およびゼロトラストセキュリティ※4に関する技術や運用ノウハウまで幅広く提供しております。
NTT-MEおよびNTT東日本は、日々直面する脅威に対して、サイバーセキュリティ対策を推進する立場から産学連携の取り組みを引き続き強化していきます。
- ※2企業や組織のネットワークの境界にセキュリティ装置を設置し、外部からの攻撃を防ぐセキュリティ対策
- ※3パソコンなどの端末そのものを保護するためのセキュリティ対策
- ※4ネットワーク内外を問わず、全てのアクセスを信頼せず、常に検証するセキュリティモデル