特定電話番号へ着信が集中した場合の通信品質の確保について

2021年5月9日
東日本電信電話株式会社

先日、「ワクチン接種予約による電話の集中が原因と思われる通信制限」に関わる報道がありましたが、当社ではかねてより特定電話番号に着信が集中した場合、固定電話全体のつながりやすさの維持のために、当該番号にかかる呼(電話)の一部をトーキ(自動音声ガイダンス)に接続する措置を行うことで制御を実施させていただいており、2021年5月6日に通信量が急激に増加した状況においても同様の措置を行いました。

今後も、大量の発信をともなうイベント等が事前に想定される場合においてはあらかじめ通信網に設定を行うことで、通信量の急増時に当該措置を迅速に起動し、通話全体のつながりやすさを確保させていただきます。2021年5月10日においても多くのワクチン接種予約が開始される見通しであることから、当社調査で把握した約100自治体の電話番号に対し同日朝から同様の措置を行います。何卒ご理解いただけますようよろしくお願いします

なお、この制御は当該番号に対し大量の不完了呼(お話し中等)の発生が想定される場合に起動する措置であることから、特定電話番号への通話をよりつながりにくくするものではございません。

また、通話量を適正に制御していくためには、当社のみならず、接続する事業者さま、特に多くの契約者さまがいらっしゃる携帯事業者さま各社との通信量のコントロールに関する協力が不可欠になります。

こうした背景も踏まえ、安定した通話環境を確保するため、当社のみならず通信事業者さまと連携した対応を行っていくことといたします。

特定電話番号に着信が集中した場合の電話網の通信量制御イメージ

特定電話番号に着信が集中した場合の電話網の通信量制御イメージ

各社連携した電話網の通信量制御イメージ

各社連携した電話網の通信量制御イメージ