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都市対抗野球大会は、1927年(昭和2年)から開催され、今年で84回目を迎える歴史と伝統を誇る社会人の野球大会。プロ野球がなかった当時、大学や当時の高校である中等学校で活躍していた選手が一堂に会する機会を、との声に、アメリカの大リーグのように各都市をホームとする実業団野球の大会が発想されたのが、そのはじまりです。今でも「都市対抗」の名が示すように、チームはそれぞれの地元となる都市や地区を代表して戦います。
「強い地域色」が大きな特徴の都市対抗野球大会。同じ地区の代表決定戦で敗退したチームの選手を補強選手としてレンタルできる「補強制度」はその代表的な例といえます。今年は鷺宮製作所から村上純平選手、高橋広志選手、明治安田生命から加藤孝紀選手の3名がNTT東日本の一員として力を振り絞ってくれます。
また各都市がそれぞれに工夫をこらした郷土色豊かな応援パフォーマンスも、都市対抗の目玉のひとつ。NTT東日本は東京都代表。昨年の第83回大会では、東京を代表するお祭り「浅草三社祭」に参加している「雷電連」が応援に参加し、お神輿パフォーマンスを披露してくれました。こうした「地域色」に注目することも、都市対抗野球大会を楽しむポイントです。
そして忘れてならないのが、各チームのマスコット。チームに一人選出されたマスコットが、ベンチから戦況を見つめ、選手とともに一喜一憂するその姿は、大会に可憐な華を添えてくれます。
社会人野球大会の中でも最大の人気と規模を誇る都市対抗野球大会は、すべての社会人野球チームの憧れです。この大会に優勝することとは、すなわち「全国制覇」。その舞台に立つためには、各地区予選で繰り広げられる厳しい戦いを勝ち抜かなければなりません。
今年も全国から32チームの地区代表が集結し、優勝「黒獅子旗」獲得を目指します。5年連続38回目の出場を果たしたNTT東日本は、毎年の優勝候補に名前が挙がる強豪チームの一翼を担っています。
優勝チームに授与される「黒獅子旗」は金糸の旗にたくましい黒獅子が描かれた、まさに王者の証。ほかにも準優勝チームには「白獅子旗」、3位チームには「黄獅子旗」、さらに個人賞として、MVPには「橋戸賞」、敢闘賞には「久慈賞」、活躍した新人選手には「若獅子賞」などが用意されています。
この大会には、プロのスカウトも注目しています。これまで何人もの選手が都市対抗野球大会での活躍をきっかけに、プロの世界へと羽ばたいていきました。今年はどんなスターが登場し、誰がプロへの扉を開くのか。夢が広がります。
チームと選手にとって最高の舞台である都市対抗野球大会は、応援するサポーターにとっても同じく最高の舞台です。毎年大勢の観客によってオレンジ色に染め上げられるスタンドは、NTT東日本の誇りであり、選手にとって大きな力となっています。
今年は「選手と共に頂点を目指そう!〜スタンドをオレンジ色に染めて〜」のもと、これまで以上に選手とスタンドの応援とが一体となって、ともに勝利をつかみにいきます。
黒獅子旗獲得には、応援のパワーが欠かせません。皆さんの力でチームや選手を後押しすれば、彼らは最高のパフォーマンスで応え、必ずや黒獅子旗をその手につかみとってくれることでしょう。
さあ、舞台は整いました。皆さんと東京ドームでお会いできることを、楽しみにしています!
黒獅子旗獲得のために大いなる活躍が期待される、本戦注目選手をご紹介します。
都市対抗野球大会12年連続出場のベテラン。代表決定戦では一回戦、二回戦と2試合連続先発という重責を任されましたが、しっかりと試合を作り、中継ぎ、抑えにつないでくれました。全身を使って低めに球を集め、一球一球丁寧に投げ込んでいく気迫のこもった投球スタイルは観客の心を打ち、チームを鼓舞していきます。
春先からの好調を維持し、代表決定戦ですばらしいパフォーマンスを披露した大竹選手。ダイナミックなフォームからテンポよく繰り出す重く、伸びのあるストレートで相手バッターを次々に打ちとり、チームの勝利を確実にものにしていきました。「今年の大竹は、シーズン始めからやれると思っていた」という垣野監督の期待に応え、最高のピッチングで本大会でも勝利を呼び込みます。
巧みなリードでピッチャーの能力を引き出す、チームの大黒柱。代表決定戦では、一回戦でのホームランを始め、決定的な場面でヒットを放ち、勝利へ導く原動力となってくれました。「ここぞ」に強いバッターとしてだけでなく、守備でも好機を逃がさずたぐり寄せる。常にチームの勝利をしっかりと支える「頼れる存在」です。
代表決定戦では、持ち前の長打力と高い守備力で、最優秀選手賞に選ばれる大活躍。二回戦、七回に放った2点タイムリーは、チームの苦境を救ったまさに「キャプテンの仕事」といえるでしょう。黒獅子旗獲得を目指してチームを引っ張る27歳は、攻守ともに充実。リーダーシップでもプレーでも、最高のパフォーマンスでスタンドを大いに沸かせてくれること間違いなしです。
NTT東日本の打撃スタイルを象徴する、巧みなバッティング技術と長打力をあわせ持ったベテランは、今年10年連続の本大会出場を果たしました。チャンスの場面で見せる集中力と決定力は今年も健在。昨年の本大会、二回戦で聞かせてくれた満塁ホームランの快音と、ヒーローインタビューでの雄叫びを、今年も期待せずにはいられません。
時にクリンナップの一角として長打力を発揮し、また時には下位にまわり堅実なバッティングでチャンスを作る。代表決定戦でもチームに多大なる貢献を果たした31歳はベテランと呼ばれる年齢ですが、キャプテンの重責から開放された今年、新たな可能性を広げています。10年連続出場となる今大会、記憶と記録に残る活躍に注目が集まります。
抜群の出塁率と高い盗塁成功率でNTT東日本のチャンスを広げる立役者。代表決定戦では二塁打にホームランも放ち、長打力も見せてくれました。副キャプテンとして岩本キャプテンとともにチームのまとめ役も担う、オールラウンドプレイヤーとしても成長。中堅ながら風格すら感じさせる目黒選手に、期待がますます高まります。