試合結果詳細
第74回全日本総合バドミントン選手権大会
2020年12月22日(火)〜12月27日(日)町田市立総合体育館(東京都町田市)
男子シングルス
桃田 賢斗:優勝<3年連続4回目>
- 決勝
- 桃田 賢斗
- 2
- (18-21)
(21-12)
(21-17) - 1
- 常山 幹太
(トナミ運輸)
- 準決勝
- 桃田 賢斗
- 2
- (21-16)
(21-16) - 0
- 田中 湧士
(日本大学)
- 準々決勝
- 桃田 賢斗
- 2
- (13-21)
(21-10)
(21-9) - 1
- 下農 走
(トナミ運輸)
- 2回戦
- 桃田 賢斗
- 2
- (21-15)
(21-9) - 0
- 秦野 陸
(トナミ運輸)
- 1回戦
- 桃田 賢斗
- 2
- (21-12)
(21-14) - 0
- 森口 航士朗
(埼玉栄高校)
男子シングルス
古賀 穂:ベスト4
- 準決勝
- 古賀 穂
- 0
- (9-21)
(11-21) - 2
- 常山 幹太
(トナミ運輸)
- 準々決勝
- 古賀 穂
- 2
- (12-21)
(21-16)
(21-16) - 1
- 西本 拳太
(岐阜県バドミントン協会)
- 2回戦
- 古賀 穂
- 2
- (21-13)
(21-15) - 0
- 黒田 匠馬
(岐阜県立大垣東高校教職員)
- 1回戦
- 古賀 穂
- 2
- (21-16)
(21-10) - 0
- 内野 陽太
(埼玉栄高校)
男子シングルス
小本 大佑:1回戦敗退
- 1回戦
- 小本 大佑
- 1
- (21-18)
(13-21)
(18-21) - 2
- 五十嵐 優
(日本ユニシス)
女子シングルス
水井 ひらり:ベスト8
- 準々決勝
- 水井 ひらり
- 0
- (10-21)
(12-21) - 2
- 山口 茜
(再春館製薬所)
- 2回戦
- 水井 ひらり
- 2
- (21-13)
(17-21)
(21-18) - 1
- 鈴木 温子
(Belltree)
- 1回戦
- 水井 ひらり
- 2
- (21-8)
(21-10) - 0
- 佐川 智香
(筑波大学)
女子シングルス
大家 夏稀:ベスト16
- 2回戦
- 大家 夏稀
- 1
- (21-16)
(15-21)
(14-21) - 2
- 髙橋 明日香
(ヨネックス)
- 1回戦
- 大家 夏稀
- ○
- 棄権
- ×
- 内山 智尋
(再春館製薬所)
男子ダブルス
古賀 輝・齋藤 太一:ベスト4
- 準決勝
- 古賀 輝
齋藤 太一 - 0
- (17-21)
(11-21) - 2
- 遠藤 大由
渡辺 勇大
(日本ユニシス)
- 準々決勝
- 古賀 輝
齋藤 太一 - 2
- (22-20)
(21-18) - 0
- 岡村 洋輝
(日本ユニシス)
小野寺 雅之
(早稲田大学)
- 2回戦
- 古賀 輝
齋藤 太一 - 2
- (19-21)
(21-11)
(22-20) - 1
- 山下 恭平
山田 尚輝
(日本体育大学)
- 1回戦
- 古賀 輝
齋藤 太一 - 2
- (21-16)
(21-14) - 0
- 藤澤 佳史
(筑波大学)
熊谷 翔
(日本大学)
男子ダブルス
西川 裕次郎・緒方 友哉:ベスト16
- 2回戦
- 西川 裕次郎
緒方 友哉 - 1
- (16-21)
(21-14)
(18-21) - 2
- 岡村 洋輝
(日本ユニシス)
小野寺 雅之
(早稲田大学)
- 1回戦
- 西川 裕次郎
緒方 友哉 - 2
- (21-15)
(21-14) - 0
- 柴田 一樹
武藤 映樹
(敬和学園大学)
男子ダブルス
星野 翔平・仁平 澄也(内定選手/明治大学):ベスト16
- 2回戦
- 星野 翔平
仁平 澄也
(内定選手/明治大学) - 0
- (14-21)
(17-21) - 2
- 園田 啓悟
嘉村 健士
(トナミ運輸)
- 1回戦
- 星野 翔平
仁平 澄也
(内定選手/明治大学) - 2
- (21-16)
(21-16) - 0
- 宇治 夢登
谷津 央祐
(東大阪大学柏原高校)
女子ダブルス
篠谷 菜留・鈴木 陽向:ベスト16
- 2回戦
- 篠谷 菜留
鈴木 陽向 - 0
- (15-21)
(10-21) - 2
- 志田 千陽
松山 奈未
(再春館製薬所)
- 1回戦
- 篠谷 菜留
鈴木 陽向 - 2
- (21-12)
(21-11) - 0
- 中山 うらら
岩野 真睦
(名古屋経済大学市邨高校)
女子ダブルス
朝倉 みなみ・永井 瀬雰:1回戦敗退
- 1回戦
- 朝倉 みなみ
永井 瀬雰 - 0
- (5-21)
(20-22) - 2
- 米元 小春
田中 志穂
(北都銀行)
女子ダブルス
尾﨑 沙織・森 沙耶:1回戦敗退
- 1回戦
- 尾﨑 沙織
森 沙耶 - 0
- (12-21)
(10-21) - 2
- 福島 由紀
廣田 彩花
(丸杉Bluvic)
混合ダブルス
西川 裕次郎・尾﨑 沙織:ベスト4
- 準決勝
- 西川 裕次郎
尾﨑 沙織 - 0
- (15-21)
(14-21) - 2
- 金子 祐樹
松友 美佐紀
(日本ユニシス)
- 準々決勝
- 西川 裕次郎
尾﨑 沙織 - 2
- (21-12)
(21-13) - 0
- 権藤 公平
(ジェイテクト)
加藤 美幸
(ACT SAIKYO)
- 2回戦
- 西川 裕次郎
尾﨑 沙織 - 2
- (21-11)
(21-14) - 0
- 小林 晃
(ジェイテクト)
小野 菜保
(再春館製薬所)
混合ダブルス
篠谷 菜留・山下 恭平(内定選手/日本体育大学):ベスト4
- 準決勝
- 篠谷 菜留
山下 恭平
(内定選手/日本体育大学) - 0
- (19-21)
(15-21) - 2
- 渡辺 勇大
東野 有紗
(日本ユニシス)
- 準々決勝
- 篠谷 菜留
山下 恭平
(内定選手/日本体育大学) - 2
- (21-15)
(14-21)
(21-17) - 1
- 保木 卓朗
(トナミ運輸)
松山 奈未
(再春館製薬所)
- 2回戦
- 篠谷 菜留
山下 恭平
(内定選手/日本体育大学) - 2
- (21-11)
(21-11) - 0
- 小林 優吾
(トナミ運輸)
志田 千陽
(再春館製薬所)
混合ダブルス
緒方 友哉・池内 萌絵(七十七銀行):1回戦敗退
- 1回戦
- 緒方 友哉
池内 萌絵
(七十七銀行) - 1
- (22-20)
(18-21)
(27-29) - 2
- 岡村 洋輝
星 千智
(日本ユニシス)
Game Report
全日本総合選手権で男子シングルス桃田選手が3年連続4回目の優勝
12月22日より町田市立総合体育館にて第74回全日本総合バドミントン選手権大会が行われました。
バドミントン界もコロナウイルスの影響で相次ぐ試合中止に見舞われ、今年唯一行われた国内試合。
久しぶりの大会に選手たちの緊張と興奮が渦巻く中、今年のバドミントン日本一の座を巡って数々の名勝負が生まれました。
NTT東日本からは男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスに14組16名の選手が出場。
そのうち準決勝には桃田賢斗選手、古賀 穂選手、古賀 輝・齋藤太一ペア、西川裕次郎・尾﨑沙織ペア、篠谷菜留・山下恭平(日本体育大学)ペアが進出。
それぞれが手に汗握る好ゲームを見せ、男子シングルス古賀 穂選手が準々決勝で格上の西本選手を下す大金星もありましたが、ハイレベルな日本バドミントン界での決勝の壁は厚く、決勝へは男子シングルス桃田選手のみが進出しました。
3年連続4回目の優勝がかかった試合。1月の不運な事故以来の初の公式戦とあって、初戦から緊張の色が隠せなかった桃田選手。
対する常山選手は世界ランキング11位、日本選手の中で桃田選手に次ぐ2番手と油断のできない相手とあって、互いに様子を窺うような立ち上がりになりました。
長いラリーから始まった第1ゲーム。前半を大差で折り返し一時は6点差までリードを広げますが、徐々に相手に追いつめられ、このゲームを落とします。
第2ゲームも桃田選手のペースは変わらないものの、ネット際に落とすショットや相手のミスを誘って着実にポイントを重ね15-12から6連続ポイントで取り返し、優勝の行方はファイナルゲームへ持ち込まれました。
運命のファイナルゲーム。息詰まる長いラリーから1点を奪い合う一進一退の攻防が続き、インターバルは相手に握られたものの、後半はこれまで見られなかった強いスマッシュやプッシュなど、速さと力で点を取りに行く場面も増え、最後は左サイドへスマッシュを決めて勝利。
80分の大熱戦をみごと制し、3年連続4回目の優勝を飾りました。
NTT東日本バドミントン部の今季公式戦は今大会をもって終了しました。
来年も引き続きご声援を賜れますよう、よろしくお願いいたします。
【桃田選手コメント(試合後のインタビューより)】
― 復帰の大会で優勝。どう受け止めているか
いろいろなことがあって、いろいろな方のおかげで試合に出ることができ、今大会を開催していただけました。
(大会に向けて)不安も大きかったですが、最後はすべてを出し切っている状態で、引き出しに何もなくても最後は気持ちでふんばることができたので、サポートしてくれた皆さんに感謝したいと思います。
― 決勝を振り返って
常山選手が決勝戦までほぼ完璧な試合展開だったので、正直厳しいかなと思っていたんですが、相手は関係なく、自分の持っているものを全部出しきろう、後悔しないように試合をしようと思ってコートに入ったのが、最後の苦しい場面で雑念を考えず、1点に集中できた要因かなと思います。
― ケガもあったが異例の一年。桃田選手にとってどんな年だったか
事故などがあってすごく苦しいときもあったんですが、この一年は皆さんも苦しく、思い通りにいかない生活を強いられていたと思います。こういう大会を開催してくださったことで、試合を楽しみにしてくれていたファンの方々に、スポーツの力でどんどん明るいニュースを届けられたらいいなと思います。
― 世界で日本で桃田選手の帰りを待っていた皆さんへの思いは
そういった方々の気持ちのおかげで、自分も苦しい展開をふんばることができましたし、心が折れそうなときもがんばることができました。本当に感謝しています。
― 来年からの戦いに向けて
今回優勝することができてほっとはしていますが、全然満足はしていないので、もっともっと上を目指してがんばっていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。