開発の背景

オンライン会議に代表されるように、映像を使って仕事をすることは、今や日常的になりました。一方で、既存のオンライン会議ツールでは、遅延による会話のずれ、画質の粗さ、セキュリティ上の制約などが課題となる場面も少なくありません。こうした課題は、医療、研究、映像制作、防災、インフラ点検など、映像を活用するさまざまな業務にも共通しています。

私たちはこうした課題を解決し、離れた場所が一つの空間としてつながる世界を実現するため、低遅延映像配信プラットフォーム「VBOLT」を開発しました。

技術の紹介

VBOLTは、オープンイノベーションセンタが開発する低遅延映像配信プラットフォームです。低遅延・高品質・カスタマイズ性・使いやすさを特徴としており、最大の差別化要素は、インターネットだけでなくNGN(NTT東日本が提供する次世代ネットワーク)や閉域ネットワーク環境にも対応している点です。一般的な映像配信サービスでは対応が難しい、高いセキュリティや安定性が求められる現場でも利用できます。

また、低遅延性と映像品質の安定性を両立しています。SFU方式による再エンコード不要の中継に加え、FEC・NACK・サイマルキャスト、帯域推定、再生バッファ制御により、回線状況が変動する環境でも映像品質を維持します。

そのため、遠隔支援や防災、研究機関、医療現場など、わずかな遅延や画質劣化が業務品質に影響するシーンで高い効果を発揮します。

VBOLTの構成

現在実現していること

  • 実測50〜250ミリ秒の低遅延、4K・最大60fpsの高品質配信。
    (インターネットに有線で接続されたPCを用いて計測)
  • クラスター構成で最大100万接続に対応
  • インターネット版/NGN版/閉域版を提供し、24時間365日の常時接続に対応。
  • 防災(ドローン映像)、医療・研究(顕微鏡映像)、放送・映像制作、社内DXなどで実証。

オープンイノベーションに求めること

本技術は実証実験(PoC)パートナーや活用アイデアを募集しております。

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