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【別紙1】インターネット(IPv6)提供の背景について

  • インターネットの普及に伴い、現在のインターネットにおける標準的なプロトコルであるIPv4は、利用するアドレス(IPv4アドレス)の世界的な在庫が既に枯渇したため、新たにインターネット接続をする際にIPv4アドレスを割り当てることができなくなることが予想されています(IPv4アドレス枯渇問題)
  • この問題への対処としてNTT東日本では、フレッツ光ネクストにおいて、IPv4にかわる次世代のIPアドレスである、IPv6アドレスによるインターネット接続を可能といたします

IPv4アドレス枯渇の状況(H23年5月20日時点)

平成23年2月 IANA(注1)のIPv4アドレスの在庫(世界的な中央在庫)が枯渇
平成23年4月 APNIC(注2)からのIPv4アドレス新規割り当てが終了。
今後は、インターネットサービスプロバイダ等が保有している在庫が枯渇した時点で、新たにIPv4アドレスを利用したインターネット接続は利用できなくなる見込み
  • (注1)Internet Assigned Numbers Authorityの略。インターネット上で利用されるアドレス資源を管理する世界的な組織。世界の各地域でIPアドレスの割り当てを管理する組織(APNIC等)に対してIPアドレスの割り当てを行う
  • (注2)Asia Pacific Network Information Centreの略。アジア・太平洋地域で利用するIPアドレス等について、IANAから割り当てを受けて管理している組織。日本のインターネットサービスプロバイダ等が利用するIPアドレスは、APNICの保有するアドレスをJPNIC(JAPAN Network Information Center)を通して割り当てを受けたもの

【参考】IPv6で提供可能なアドレス規模

  IPv6アドレス IPv4アドレス
割当て可能なIPアドレス数(理論値) 2128≒約340兆×1兆×1兆(3.4×1038)個 232≒約43億個(4.3×109
世界の人口(69億人)に換算した場合 1人あたり約5万×1兆×1兆個程度となる 1人あたり約0.6個程度となる