ビジネス上のお祝いには、お取引先の式典やお客様の誕生日、社内外での昇進・栄転など、さまざまなシーンがあります。
お祝いの仕方に関しては、近年、CSR(企業の社会的責任)の観点から、その対応はさまざまです。
そこで、まず大切なのは、上司や先輩に報告し、会社の規定や慣例にならって行うことです。 そして、先方が受取れる環境にあるのか、もしくは辞退するのかなどの確認も必須の時代となっています。
そういう意味においては、祝電(お祝い電報)は金品とみなされず受取ってもらえる可能性が多くあります。
贈り物を贈っても良い場合は、性別や年齢・好みなども考慮して、受取る方に喜んでいただけるものを選びます。判断に迷ったときは上司や年長者に相談しましょう。
1 就任・栄転・定年退職のお祝い
お取引先担当者に会社として品物を贈る場合は、正式な辞令が出たあとにしましょう。辞令が出てからできれば3日以内に、遅くとも1週間以内には、お祝いの気持ちをお届けするのが大切です。ビジネスの世界では迅速さが重要なのです。このような視点から、電報は当日にお届けすることも可能ですから、大変迅速な対応となりビジネスの贈り物として適しています。
社内の異動は職場全体でお祝いします。歓送迎会を開き記念品を贈るのが一般的です。「お餞別」には上から下へ渡す意味があるので、目上の方に贈る場合の表書きには「御祝」や「御礼」とします。 また、目上の方に現金を贈るのは失礼といわれています。相手様が喜ぶ品物か商品券やプリペイドカードなどにしましょう。
特別にお世話になった方にどうしても個人的に贈り物をしたい場合は、他の人に誤解を受けないよう、お渡しする配慮が必要です。
2 昇進のお祝い
昇進のお祝い 昇進のお祝い お取引先の方の「昇進」を聞いたら、まずはお祝いの言葉を贈ります。同時に上司に報告し、会社としての祝い方について指示を受けます。昇進の場合は社内外を問わず、特にお祝いの品を渡さなくても良いとされています。 お祝いの言葉を贈るだけでかまいません。 贈り方はお手紙などもありますが、祝電を贈るといっそうの気持ちが伝わり喜んでいただけます。また、直属の上司やお世話になった方、親しい人には記念品を贈っても良いでしょう。
3 お取引先のお祝い
お取引先の祝賀行事には、代表者や役員の就任披露、新社屋の落成や、その他の「お披露目」と、創業○周年、受賞報告などの「式典」があります。 これらの行事に列席する場合は、ご祝儀を持参します。参加できない場合は、前日までにお祝いの言葉を添えた品を届け、会場に祝電を打ちます。これらのお祝いは会社として行うので、個人的にお祝いする必要はありません。
4 褒章・叙勲・表彰・受賞のお祝い
褒章・叙勲は国が個人の功績をたたえる制度で「受章」。一方、民間で賞を受けることを「受賞」といいます。祝電を打つ際は「賞」と「章」を間違えないよう注意してください。受賞(章)の知らせを聞いたら、すぐにお祝いの言葉を伝えますが、大きい賞(章)の場合は、先方が対応に忙しいので、祝電を差し上げるほうが気が利いています。 なお、祝電や品物を贈る場合は受賞(章)後10日以内に届くようにしましょう。