お祝いの仕方に関しては、近年、CSR(企業の社会的責任)の観点から、その対応はさまざまです。
そこで、まず大切なのは、上司や先輩に報告し、会社の規定や慣例にならって行うことです。そして、先方が受取れる環境にあるのか、もしくは辞退するのかなどの確認も必須の時代となっています。
そういう意味においては、祝電(お祝い電報)は金品とみなされず受取ってもらえる可能性が多くあります。
贈り物を贈っても良い場合は、性別や年齢・好みなども考慮して、受取る方に喜んでいただけるものを選びます。判断に迷ったときは上司や年長者に相談しましょう。
社内の異動は職場全体でお祝いします。歓送迎会を開き記念品を贈るのが一般的です。「お餞別」には上から下へ渡す意味があるので、目上の方に贈る場合の表書きには「御祝」や「御礼」とします。また、目上の方に現金を贈るのは失礼といわれています。相手様が喜ぶ品物か金品であれば商品券やプリペイドカードなどにしましょう。
特別にお世話になった方にどうしても個人的に贈り物をしたい場合は、他の人に誤解を受けないよう、お渡しする配慮が必要です。
お取引先様やお世話になった方に辞令(就任・昇進・栄転)があったときや内定者へのお祝いに、また叙勲・褒章・表彰などの栄えあるご受勲を祝して、お祝いの気持ちを伝えるツールとして電報をご活用ください。
この期間を過ぎて知った場合でも送っても問題ありませんが、特に人事のお祝いで辞令後に送るタイミングを逸した場合は、就任時に送ります。
また、発表後だけでなく就任時にも再び祝電を送ることも増えています。特に、発表後、就任までに時間があく場合は二度送ると丁寧です。
叙勲のお祝いの場合は職場やご自宅宛てにお送りすることが一般的ですが、祝賀会などに送る場合は、事前に会場で受取りが可能かを確認しておくと安心です。
順位 | 文例 | 文例番号 /ページ数 |
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1位 | この度のご就任、心からお喜び申しあげますとともに、今後ますますのご健勝と貴社のご隆盛を祈念いたします。 | 2302 /1ページ |
2位 | この度の●●へのご就任、心よりお祝い申しあげます。ご健康にご留意の上、一層ご手腕を発揮されますとともに、御社のますますのご発展と、ご活躍をお祈り申しあげます。 | 2516 /1ページ |
3位 | この度の●●へのご就任、誠におめでとうございます。健康に留意され、一層卓越した手腕を発揮されることをご期待申しあげますとともに、今後ますますのご活躍と貴社のご発展を心より祈念いたします。 | 2513 /1ページ |
4位 | ●●章ご受章、誠におめでとうございます。心よりお喜び申しあげますとともに、今後ますますのご活躍をお祈りいたします。 | 2103 /1ページ |
5位 | ご栄進おめでとうございます。これまで積んでこられたご努力の成果と、心よりお喜び申しあげます。今後一層のご活躍とご健康を祈念いたします。 | 2501 /1ページ |
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