出産祝いは、妻の実家から、男児には『熨斗目模様の紋付き広袖』・女児には『友禅模様の紋入り着物』を贈る習わしなどのいわれがあります。
最近ではおしゃれなギフトも増え、さまざまな贈り方がされています。家族や友人・知人、会社の同僚など、贈る相手との間柄をふまえて喜ばれるギフトを贈りましょう。
1 贈る時期
出産の報告を受けて、すぐにお祝いの気持ちを伝えたいときには、産院宛てにも届けることができる祝電(お祝い電報)がおすすめです。
その後、品物を贈りたいときは、一般的に生後7日目のお七夜から、生後1カ月目のお宮参りまでの間に贈るとされています。
母子の体調や出産後のあわただしさが少し落ち着きはじめるのがこの期間といわれていますが、この期間を過ぎて贈ってもマナー違反ではありません。
贈り方は直接持参し手渡しするか、宅配便や電報などでお届けする方法があります。
手渡しする場合は、産後の状況次第では難しい場合もありますので、先方の都合を確認してから訪問するようにしましょう。
近年、ギフト付きの電報も種類が豊富になりました。こちらであれば、直接訪問する際の手間なく、迅速に届けることができて便利です。
2 贈るもの
贈るもの 贈るもの 出産祝いのギフトとしては、すぐに使っていただける肌触りのよい「おくるみ」や、半年から1年後に使えるような衣類やぬいぐるみなどの玩具が一般的です。服や靴など身につけるものは、赤ちゃんの成長を考えて少し大きめのサイズを選ぶなど注意が必要です。 2人目以降のお祝いの場合、一通りのベビーグッズがそろっている家庭も多いので、パパやママに必要なものを聞いてそちらを贈ると喜ばれますね。一方、気軽に聞けない関係であれば、自由に選ぶことができるカタログギフトなどを贈るのもよいでしょう。
出産祝いといえば赤ちゃんへのギフトが一般的ですが、頑張ったママに「おつかれさま」の気持ちを込めた贈りものなども素敵ですね。パパとママが一緒に癒される植物(プリザーブドフラワー)や、家族全員で楽しめるフォトフレームの祝電なども、喜ばれます。