子供の成長を祝う「七五三」、還暦・喜寿といった「長寿のお祝い」、また、「結婚記念日」などは、身内のお祝い事です。健康や幸福を祝ったり、感謝を伝えるものだからこそ、昔からの縁起やしきたりを重んじる心、相手様を思う気持ちを大切にすると素敵ですね。 また、近年は日々の感謝を伝える「母の日・父の日」もお祝い事として定着しています。
1 七五三のお祝い
11月15日に、その土地の氏神様に参拝して、子供の成長を感謝する行事です。本来は数え年で、女児は3才と7才、男児は3才と5才を祝うとされていますが、現代では満年齢でも行われています。
お祝いを贈るときは事前にどのような品が良いかを聞いて、お祝いをする日の1週間くらい前までに届くように贈ると良いでしょう。可愛いキャラクターのぬいぐるみの祝電(お祝い電報)だけでも、お子様のご成長を祝う気持ちは伝わりますね。
お祝いをいただいたら基本的にお返しは必要ありません。しかし、お返しを贈る場合は「内祝」として、子供の名前で贈ります。以前は、お返しの品の定番として赤飯や千歳飴を贈っていた時代もありますが、近年は実用的に役立つ良質なハンドタオルなどが人気です。 電報でメッセージをお返ししても良いでしょう。
2 長寿のお祝い
お祝いの品は、ご本人がお喜びになる品を選んで差し上げることが最も喜ばれるでしょう。そのためには、事前に希望の品を伺うことが良いですね。 一方、思ってもみなかったサプライズとして贈りたい場合は、旅行やお食事会などを開催すると、家族、親戚が集まることに喜びを感じる方も多いようです。また、ハマっている趣味や嗜好に関連する品物を贈ることも喜ばれますね。
還暦などの長寿のお祝いには、それぞれにお祝いの色があります。例えば還暦は赤、傘寿や米寿は黄(金茶)といわれています。 その歳に合う色を取り入れた品物も良いですが、電報の台紙やメッセージカードなどでその色を取り入れるのも素敵です。細かい点まで配慮の行き届いたあなたの気持ちに感動してくださることでしょう。
長寿のお祝い 長寿のお祝い
3 結婚記念日
結婚25年目の銀婚式や50年目の金婚式など、結婚記念日は1年目の紙婚式から15年目までは毎年、その後は5年おきに、真珠婚式(30年目)やルビー婚式(40年目)、ダイヤモンド婚式(60年目)など素敵な名称がついている結婚記念日があります。 ご夫婦同士や、お子様からご両親へ、お孫さんから祖父母様へ、節目のお祝いにその名称と日付をいれた祝電をプレゼントとして贈ると記念にもなり、贈る側も幸せな気持ちになれますね。
4 母の日・父の日のお祝い
母の日父の日のお祝い 母の日父の日のお祝い 母の日は世界中で、5月の第2日曜日、父の日は6月の第3日曜日となっています。父母に対し「いつもありがとう」という感謝の気持ちを伝える日とされています。
一般的に、母の日には、カーネーションを贈るとされています。亡くなっている場合は、白いカーネーションを贈ります。
手渡しができる環境であれば、当日に一緒にお食事をするときなどに、カーネーションなどのプレゼントを贈るとスマートですね。 一方、それが叶わない環境の場合は、当日に到着するように事前に感謝のメッセージとともに贈り物を発送すると良いでしょう。 亡くなっているお母様には、ご実家のご家族宛てに、白いカーネーションやお線香を電報で贈ることもできますね。
母の日・父の日ともに、贈る品物は贈られた方が喜ぶものが好ましいです。そういう意味においては、自由に選ぶことができるカタログギフトにするか、事前に聞いても良いでしょう。 一方、贈られる親としては、「そんなに気をつかわなくても良い」という考え方の人もいらっしゃいます。その場合は、プリザーブドフラワーの祝電などでさりげなく感謝の気持ちを伝えるのも良いですね。